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IPPONグランプリ13に見る大喜利のセオリー

お笑い テレビ

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www.fujitv.co.jp

ついに板尾降臨、ということでケータイ大喜利好きとしてはやはり板尾審査委員長の活躍が気になるところ。
ということで板尾委員長の答えを中心にIPPON GRANDPRIXのAブロックを振り返ってみる。




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世界が涙した3千万部の大ベストセラー『白ねずみオペンペンの大冒険』の書き出しを教えてください

まずはオーソドックスなお題。

1 バカリズム ※この物語は実話です 10
2 チュート徳井 父オパンパン、母オピンピンの次男として生まれてきたオペンペンは 10
3 狩野 (省略) 6
4 板尾 おう!ようきたの!ワレ、まぁ、上がっていかんかい 10
5 堀内 「ここはどこだ」オペンペンが目覚めると頭上にフライパンを構えた平野レミが立っていた(絵) 10
6 バカリズム 吾輩は猫である。名前は白ねずみオペンペン 6
7 狩野 (省略) 7
8 徳井 「ママ〜!」「オペンペン!」気が遠くなるほど大きな河が母と子を分かつ 10
9 板尾 ロッキーバルボアを噛み殺してから三年が経った 10
10 堀内 86番!ハイ!オペンペンはここでは番号で呼ばれていました 10
11 板尾 踊り疲れたディスコの帰り 9
12 バカリズム ある雪の日、オペンペンの声が街角に響きました。「マッチはいかがですか?」(絵) 7
13 徳井 オペンペンの母親は男グセが悪く、家には常に四、五人の男性が出入りしていた 7
14 堀内 オペンペン化粧品は白ねずみのような白い肌を目指します。フォービューティフルオペンペンライフ 10
15 狩野 (省略/フリップ二枚) 0
16 バカリズム この物語を今は亡きオペンペンに捧ぐ 7
17 堀内 僕の名前はオペンペン。無職の52歳です 10
18 徳井 南房総はもう夏だった 8
19 バカリズム 中身が手帳(絵) 7

大喜利のセオリー

大喜利のセオリーは、後半に行くに従ってズレを大きくして行くこと。

一発目の答えにシュールなものを出してもウケない。
反対に後半にオーソドックスなものを出してもウケない。
なのでシュールなもの、お題自体を崩す答えの得意なホリケンが大喜利の後半に強い。


板尾さんの答えを順に見ていく。

4 板尾 おう!ようきたの!ワレ、まぁ、上がっていかんかい 10

まず「白ねずみオペンペン」にも関わらずゴリゴリの河内のおっさんが出てくる。
この世界観は板尾ワールドの兆し。

9 板尾 ロッキーバルボアを噛み殺してから三年が経った 10

次いでのこの答えが素晴らしかった。
オペンペン、白ねずみということで他は皆弱いねずみを連想しているのに突然映画ロッキーの主人公ロッキー・バルボアをかみ殺すという強いねずみ像を出してきた。
しかも単に「ロッキー」ではなくフルネームの「ロッキーバルボア」という辺りがさすが上手い。
ロッキーよりもバルボアという濁点の多いファミリーネームをつけることで強そうなイメージが増し、それをかみ殺すというズレを生む。

11 板尾 踊り疲れたディスコの帰り 9

この答えは「大阪で生まれた女」の歌詞なんだけれども、タイミングとして少し遅くてロッキーでハードルが上がり、次いでホリケンの番号で呼ばれる(獄中)でさらにウケた所へきてこの答えだったので期待値が上がりすぎていたけらいがある。

ホリケン

14のホリケンの答えは、お題を前提から崩す後半らしい答え。
やはりIPPONを取ってる。
それに対して16のバカリズムの答えは後半としてはマトモすぎて7本しか取れない。
最終的に思いっきりずらしにいいって19で「中身が手帳」という物語すらないというところまで持っていったけれどそこまでズラすと厳しい。

ホリケンは前半大概押さない。
次のお題でもバカリズムや板尾さんが一本を取る中、皆が一巡してから答えを出し始める。
後半強い、いつものやり方。

まとめ

最終的に大吉さんが最後の白ヤギ黒ヤギの問題にオペンペンを登場させるという綺麗な伏線の貼り方がタイミング的にピッタリで綺麗に優勝を決めた。
板尾さんは見ていると明らかに早押しで押し負けていて、押し負けるということはタイミングがどんどんズレる。
一番出したいタイミングで出せないから、慣れているバカリズムなどは書きながら押して、あるいは少し書きためて押す。
するとその押したタイミングに合致した答えを出せる。

実に面白かったです。
ロッキー・バルボアでめっちゃ笑った。
板尾さん、次回も出て欲しいなぁ。

あ、狩野は省略しました。

板尾日記8