死をリアルに感じるということ

遺書

先日、話しててちょっと驚いた。

「え?ビートきよし知らんの?!」

テレビを観ないひとじゃなくても、年代によっては知らないのも当然か。
「で、生きてるの?そのひと?」

さらに聞かれて、そりゃあ出てないですけどね、生きてますよ、えぇ。
ツービートとしての露出がないから仕方ない。



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平均余命

ところでビートたけしって68歳なんですよ。
きよしが65歳、島田洋七も65歳。

タモリが69歳、さんまが59歳。
加藤茶って最近さぁ、と言われてるけど72歳。
志村けん65歳。
美輪明宏が80歳ってのが驚いた。
和田アキ子65歳、笑福亭鶴瓶63歳。
上岡龍太郎73歳、キダ・タロー84歳。
ダウンタウンが51歳ですよ。

人間って実は今150まで生きられるんじゃないかって錯覚しそうだけど、世間を見れば巣鴨のジジババくらいのひとらがテレビで矍鑠としてる。

平成22年簡易生命表によると、男の平均寿命は79.64年、女の平均寿命は86.39年

主な年齢の平均余命|厚生労働省

厚生労働省の調べによれば平均余命が伸びてるとはいえ、やはり80くらい。
美輪明宏なんてもう平均余命越えてる。

人生は短い

10代は、80歳なんてまだまだ遠い。
事故や病気には気をつけましょう。

20代もまだ4倍はある。
遊びまくって楽しい時期。

30代になってきてほぼ人生も1/3。
生き方とか生きる意味とか厨二を意外とこじらせる。

そして40代。
あと半分、まだ半分。
世間の40よりオレの方が元気だわ―、とか思ってたら身体にガタが来たり一気に体力が落ちたりする年齢。
どちらにしろ「これまで生きてきた分と同じ長さしか生きられない」と自分の中に具体的な目安ができる。一日も一週間も一カ月も一年もとても短い。
メイド・イン・ヘブンを使ってなくたって一気に時間が過ぎていく。
人生を無駄に過ごしてきたなぁ、と後悔してみたり。

遂に50代。
もはや終盤戦、人生の総括を始めないと。
へたすりゃあ子どもどころか孫もいる。
なのに独身?!
え?独身?オレ???

気づけば60代。
なのに未だにこんな……。

メメント・モリ

生きることより死ぬことが見えてくると、避けられない限界は受け入れなきゃあしかたないとして、常に「いつか死ぬし」という諦観が混ざり込む。
たけしやさんまやタモリが死んで、ダウンタウンが死んで、あぁ順番が回ってくるなーと思うのかもしれない。
ひょうきん族や、4時ですよ~だを観ていたころを思い出しながら。
もちろん、事故や病気で死ぬ確率の方がよほど高いけれど。

若いころ、メメントモリ(「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」)なんてわからないのは、自分の中に具体的な尺度がないから。
小さいころから観ているたけしの訃報が流れたら、具体的なカウントダウンが見えるのかもしれない。

孤独死のリアル (講談社現代新書)