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変わらない電子書籍の現在と未来

eroge-pc.hatenablog.jp

このみち〜は〜いつかきたみ〜ち〜♪
こちらの記事で挙げている新しい電子書籍のあり方の幾つかは、こちらの2012年、2014年の記事にあるようにすでに販売されていたり提案もしてる。
ラノベではやっていないが。

azanaerunawano5to4.hatenablog.com

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村上龍氏の取り組みがやはり目立つが、どれも成功例とは言い難い。

現状、無難な紙の電子版である電子書籍がセールになって→売れる、セール→売れる、を繰り返している。
電子書籍に対し、今のところ紙の本の廉価版(セール品)という扱い以上の感覚は覚えない。

個人的には重いハードカバーが読みやすくて嬉しいが。



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ちなみに「一度きりの読書体験を電子書籍ラノベで再現する(一回性)」ということで言えばラノベではしらないが、ミステリならそれほど珍しいものではない。
タイトルを挙げるとネタバレになるので挙げられないが某タイトルを読めばその瞬間にこれまでの読書体験がひっくり返る。
1度目の、トリックを知らずに読んだ感覚は、一度しか味わえない。
基本的にミステリは、一回性の読書体験を与える。

俺物語!! 8 (マーガレットコミックスDIGITAL)

この記事を書いたのは「別にそのアイデア新しくねーから」と言いたいわけではない。
先日、とある女性が(話しやすいかどうかは知らないが)俺物語!!を読みたいと言い出したので電子書籍で読めば?と提案した。
どこで買うか?までは提案しなかった。
継続的に買うのであればAmazonだろうが、そうでないならどこでも変わらない。
どの書店で買ったかはわからないが、どこかで買ってiPhoneで読んでいるらしい。


ウチにしろ、Kindleがメインで紀伊国屋、BookWalker、iBooksでも買っている。
電子書籍はリーダーアプリのアプリ内課金コンテンツ的な構造で、どこのアプリ(書店)で買っても中身は変わらないのに互換性はない。
だからシリーズ物をどこかのアプリで買えば続きはやはりそのアプリで買いたくなる。
BookWalkerで1巻と2巻、Kindleで3巻、BookLiveで4巻、なんて買い方はあまりしない。

そしてあまり立ち上げないアプリで買った本はつい忘れてしまう。
「あれ?あの本どこで買ったっけ??」
となるとKindleの購入を調べて、なかったら紀伊国屋で、なかったらBookWalkerで調べて……なんてこともある。

この状況は、今から「電子書籍を読み始めよう」というひとに対しても不親切な市場だが、電子書籍というシステム上こうならざるを得ないのだろう。
電子書籍の普及がどうなるかはわからないが、このまま突き進んでいく電子書籍のかたちが現行のままなら未来は暗い気がする。

〈この街から〉 (Kindle Single)

Amazon Singleという形態は一編の短編から販売する形式。
こういうバラ売りや自動更新される連載↓などは電子書籍が得意な形態かもしれない。www.amazon.co.jp

とはいえ、やはり紙の本をどーこーしているだけの感じは否めない……。
アメリカでは1年前に終わってると言われてるわけですが。

アメリカの電子書籍、“ブーム”は終了 « マガジン航[kɔː]

さまざまなコンテンツを同じアプリで読むのがいいのか。
一冊の本ごとに違うアプリで読むのがいいのか。
文字や絵の電子データだけではなく音楽や動画などのデータが付属するべきか。
紙の本を買えばついてくるおまけ的な扱いか。

電子書籍の明日はどっちだ。

紙つなげ!  彼らが本の紙を造っている