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iCloud Musicライブラリーの正体は音源レンタルサービス

Mac 音楽

azanaerunawano5to4.hatenablog.com

Apple Musicが始まって数日。
まだ使い方も今一つ分かってない状態で、しかもバグも多く正式な仕様がどーなってんだか微妙だったりするんですが。
そんな中、いろいろなガジェット系ブログでiTunes MatchとApple Music(iCloud Musicライブラリー)はほぼ同じもの、という書き方をよくされてる。
でも確かめてみるとこれが全く違うものだというのがわかる。
この違いを整理してみる。



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iTunesMatch

まずiTunes Matchについて。
これは去年の5月に始まったサービスで年額3,980円で自分の持っている音源をiCloudにアップロードし、その音源をどの端末からでも楽しめるようにするというもの。
今回のiCloudMusicライブラリも同じように自分のiTunesの音源リストをiCloudに上げるようになってる。
ところが挙動が全然違う。

以下、うちのApple Musicの画面からいくつか。
f:id:paradisecircus69:20150704171618j:plain
まずキングギドラ「空からの力」
先日、これCD買ったんですが、この音源はすべてアクティブになってる。
黒でボールドがアクティブ(再生、DL可能)の目印。


f:id:paradisecircus69:20150704171709j:plain
そしてこちら。
岡村靖幸ボックスセットの中の「Archives-1」
こちらはボールドなのはカルアミルクだけですよね。
他はアクティブにならない(再生、DL不可)。

これはiTunesMatchでは起きない。


iTunesMatchはオンにすると最初に何時間もかかる。
手持ちの音源をクラウドにアップロードしたり付き合わせたりするのでそれに時間がかかるわけです。

ところがiCloudMusicライブラリーはすぐに準備が終わる。
どーしてかといえば音源のアップロードなんてしないからです。
アップロードするのはiTunesのライブラリ(音源リスト)だけであって音源そのものじゃあない。

本物か偽物か

うちに某ライブ音源がありまして。

それがアクティブになってるんで再生させたところアルバムのスタジオ音源が流れた。
ライブ盤を一枚流したら、スタジオ収録した音源がライブの順番に流れた。
同じ曲の、別のライブを再生させても同じ曲が再生される。

つまりiCloudはカタログの曲名しか見てない(内部的には音も見てるらしいですが)。
同じ曲名の曲があるから貸してくれる。
ライブ音源を揃えてるわけじゃない。

だからDRMガ付与サレルー!て叫んでるような人のそもそもの勘違いは
「DRMが付与される」
ってとこなんですよ。
”付与”ってのはもともと無かったものにくっつけるって意味じゃないですか?
「オレの音源、アップルに貸したらあいつ勝手にコピーガード(DRM)つけやがった!」
って騒いでる。

でも、もともと音源を上げてないのにDRMがつくわけない。
音源をアップルに渡してない。
渡してるのはリストだけ。
音源と同じDRM付きのものをレンタルしてるってだけ。

だから、曲解を恐れずにいうならiCloudMusicライブラリーってのは
「制限付き音源レンタルサービス」
なんですよ。

TS○TAYA iCloud店

制限ってのは「持ってるものだけ」というところ。
あとレンタル店にないものは貸せない。
レンタル品だからDRMがついてる。

家の音源に付与なんてしてない。
DRMがついてるのはAppleMusicにある音源〜つまりレンタル屋に並んでる品物だけってこと。


上の画像で言えばキングギドラは、レンタル店に揃ってるから貸せますよ、と。

でも岡村靖幸はカルアミルク(別のアルバムバージョンの)しかレンタル店にない。
表示は(Live version)だけど、上記と同じく再生させるとスタジオ音源が流れる。
同じ曲だけど、同じ音源じゃない。

まとめ

整理すると、
iTunesMatchってのは倉庫を借りて自分の音源をまるまる置かせてもらう。
聞きたいときは好きなだけ持ち出しできる。


iCloudにTS○TAYAがあるとして。
そこに自分の家にある音源のリストを渡しておく。
すると店は、その中から店頭在庫を貸してくれる。
当然、オリジナルの音源は家にあるし、レンタル品なのでDRM(コピーガード)がついてる。
ただしレア音源は、お店にはないから自分で用意しなきゃ仕方ない。
これがiCloudMusicライブラリー。

似てるけど全然違う。


ややこしいのは、このサービスは自身の手持ち音源とお店のレンタル音源を同じように扱おうとしてるところ。
AppleMusicで月額で聴ける音源もいわばレンタル。
手持ち音源と手持ちに見えるレンタル音源とレンタル音源。
この混在が、混乱を産んでる。

それであーだこーだ騒ぐ人がいる。
iTunesMatchっていう先行する仕組みがあるせいで、同じに見えるってのも混乱の原因の一つ。

DRMなんぞ焼くんでもなければ(オリジナルファイルは関係ないんだし)こだわる必要もないんですけどね。
他の再生アプリで再生できないのは仕方ない。
だってレンタル品だから。

便利になったって喜んで使ってりゃあいい、文句があるなら使わなきゃいい。
貸してくれるものにコピーガードついてたって文句は言わない。

この件はこんなもんでQEDいいんじゃないでしょうか。
もちろん上の例えはかなり雑ですけど、普通に使う上で概念を理解するにはこんな感じで充分かと。

ともかく早くバグを直して新バージョンにして欲しいものです。

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