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相応に美しく歳をとるということ

アニー・ホール [DVD]

昨日、録画しといたウッディ・アレン「アニー・ホール」(1977)を久々観た。
当時40代のウッディ・アレンと30代のダイアン・キートンの大人の恋物語。

以前観たのは10代後半か20代。
すっかり忘れてた。




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アニー・ホール

軽薄なスタンダップコメディアン役でメガネの老けたウッディ・アレンがモテ役で女子大生と寝てみたりするのが、以前観たときには違和感がすごくあった。
ルックスじゃなく老けメガネでもインテリゲンチャであれば女をとっかえひっかえできるのか……と言う歪んだ認識を深層心理に与えたのかもしれない。実際はそんなことないんだが(結局、顔だ)。
そのせいか無駄な知識ばかり増えた。

今さら観返してみるとウッディ・アレンとダイアン・キートンのカップルはすごくバランスがいい。
モテるのも、なんとなくわかる。
10代のころと違い、容姿の魅力だけを基準に判断する感性じゃなくなってきたんだろう。

ウッディ・アレンと同じメガネを買おうかと、探したら高くてやめた。


アニー・ホール (Annie Hall) - YouTube

この二人の老け方がいい。
別にファッションや容姿を頑張ってるわけじゃあない。
ウッディ・アレンは特に。

ダイアン・キートンは、風吹ジュンとか、梶芽衣子あたりを連想させる。
美しく老いるってのはなかなか難しい。
どこかで崩れる人が圧倒的に多い。

老いると言うこと

ちぐはぐな身体―ファッションって何? (ちくま文庫)

当時のウッディ・アレンよりは下だが、そろそろ老いを意識する。
細身なので一見わからないがこっそり体脂肪率が高い。内臓脂肪型。
デニムのサイズも一つ上がった。

頑張るつもりもないんだけれど、なんとか自然に老いていくのが理想的。
よく美魔女だとかいるけど、方向性としてあーいう
・実年齢より若く見えるように努力する
ではなく
・年相応に
がいい。

若く見せようとする努力はどこかで痛々しくなる。
老いは避けられない。
受け入れ、年齢なりに崩れないよう心掛ける方がよほど美しい、格好いい。

「ファッションを若くオシャレにしましょう!」
「エステで若返りましょう!」
「若返りにはデトックスです!」

若返りの方向性は、肉体の老いが強調され大概が失敗する。
美魔女コンテスト予選落ち、死屍累々。

ファッションと肉体、年齢はすべてリンクしてる。
ファッションを肉体性と切り離して考えるひとは、おかしなファッション観にならざるを得ない。
肉体年齢は可逆的とでも思ってるらしい。
若返る努力を死ぬまで続けるわけにもいかないだろうに。

若い格好をしても若くはならない、時間は戻らない。
年相応の格好を年相応に。
ファッションと肉体を乖離させない。

ヨウジみたく

整形とかやっちゃうとゴールディー・ホーンみたいに一気に崩れる。
若いころはいいんでしょうけど。
どこかにリソースを集中すれば、どこか別で対価を支払うことになる。

ダイアン・キートンは、年相応でとてもいい感じ。
老いることを拒否してない。


Diane Keaton on Getting Married - YouTube

最近は、歳をとるのも悪くないと思ってる。

歳をとったらヨウジを着こなせるようになりたい。
ずーっと思ってるがまだ早い。

青くさいよりよほどいいと感じるようになってきた。
こじゃれたオッサンを経て、粋でいなせなジジイになりたい。

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