読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

著作権侵害未満なパクりの話

アラサーちゃん 無修正 4

最近パクりがあーだこーだという話をよく聞く。

似ているとして、果たしてどこまで似ていればそれがパクりになるか。
なんでもかんでも法廷に持ち込まれるわけじゃない。
そこまでいかないレベルのもの。
閾値は曖昧。




【スポンサーリンク】




アラサーvsコトコト

matome.naver.jp
峰なゆかが自身の作品「女くどき飯」を「コトコトくどかれ飯」という新しいマンガにパクられた、とツイートしたのが発端。
その後峰なゆかを中心にトゥギャリやまとめが幾つか作られてる。


峰なゆかは
実在する店で食事をしながら口説かれるシチュエーション
が自分のオリジナルで、それをパクられたとツイート。

ところで「実在する店でくどく」部分だがホイチョイ「東京いい店やれる店(1994)」に似てる気がする。
マンガだからあいさつなくてもいいのかな?

「実在の店で食事を~」というエッセイ的な作品は他にも多い。
有名どころだと「孤独のグルメ」(1994)もそうだろう。

女くどき飯はドキュメントでアドリブ感が売り、こっちはフィクションでストーリーもので被ってないやん。実在の店が出てくればパクリなら、峰なゆか氏は久住先生に土下座やで
http://b.hatena.ne.jp/entry/262569016/comment/bigburn

仮に
「エッセイ風に実在の店をマンガで紹介するなんて孤独のグルメに似過ぎだ!!」
と久住昌之と谷口ジローが騒いだらどう対応するんだろう?
「そんなのわたしは知らない。似せてない」
と言いそうな気がしますけどね。

どこかしら一部が似てるからパクリだ アウト
そんな話はない。


たぶんこういうのってほとんど法的にどうこうできるものではない

法的にパクりと呼ばれる行為ではないから。
著作権侵害ではないから、どうこうできない。
 
 

筋を通す


ここで言う「筋を通せ」「仁義」

法廷に持ち出しはっきりすればいい、とは言わない。
誰もそう言わない。
筋を通せ誠意ある対応をしろという話しかしない。

「知的財産権」とは、特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、商標権その他の知的財産に関して法令により定められた権利又は法律上保護される利益に係る権利をいう
知的財産権 - Wikipedia

コンセプト、シチュエーション、タイトルに著作権はない。
だから筋、あいさつ、誠意という話になる。

仮に法的に制限し、権利者に独占権を与えれば他者の表現の権利を脅かすことになるかもしれない。
著作権とは、著作物のあらゆる権利の独占権ではない。

アイデアやシチュエーションのどこかがどれだけ似てれば侵害だという判定は難しい。
なにかを作り出せば、既存のなにかに似る可能性は常にある。
だからこそ法で縛るわけにはいかない。

既存の著作物に依拠して創作された著作物が,思想,感情若しくはアイデア,事実若しくは事件など表現それ自体でない部分又は表現上の創作性がない部分において,既存の著作物と同一性を有するにすぎない場合には,翻案には当たらないと解するのが相当である。
平成11年 (受) 922号 損害賠償等請求事件|著作権判例データベース

同じ時代に似たものを始めた → 仁義だ、筋を通せ。

単に業界の関係性、慣例、慣習。
似たものをやるならその主にあいさつ入れろや、ということ。

え、ブラよろの後に医龍出すようなものでしょ
http://b.hatena.ne.jp/entry/262569016/comment/Panthera_uncia

それ以前のレベル。
ナタリーのニュース記事を見てツイートしてる。
実際の作品を読んでツイートしたのでもない(絵柄もかなり違う)。
この段階でパクり云々叫ぶ方が香ばしい。

業界内のどこかで手打ちするのか、戦うのか知りませんけど。
パクり云々という漠然とした定義で著作権問題同等のようにすり替えるのはやめて欲しいもの。

どの程度の差かも考えずに脊髄反射で
「パクリだと!悪だ!」
と反応する人も出てきている。
 
 

面白いは正義

法的にパクったと証明できないものをパクったと叫ぶ自体が疑問。
逆に風説の流布辺りで棄損とか……。
「法的に問題のない範囲で嫌がらせ」ツイ。

直接編集部とだけクローズドでネゴすればいい。
でも法的根拠が薄いとわかってるからツイートなのかもですがね。


法未満の類似は、市場が判断する。
面白いものが売れる、パクリだろうがなんだろうが売れない三流作品は消える。
訴えるまでもなく。
わざわざ騒ぐのは宣伝にしかならないと思うけど。

こんなもん面白い、売れた方が正義。
ヨグまつvsぺろりんもそうだけど、当事者でなんとかするレベル。




 
【続編記事】azanaerunawano5to4.hatenablog.com