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完・著作権侵害未満なパクりの話 〜君の望む未来〜

【前回までのあらすじ】
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
田所コウ「コトコトくどかれ飯」の新連載を知った峰なゆか。
自分の連載「女くどき飯」にタイトルやシチュエーションが似ていると感じた彼女は、編集を通じ法的にパクりとして対処できないか調べる。
しかし法律ではシチュエーションやタイトルに著作権がないと判明。
法的手段を失った彼女は「パクリ誅すべし!」と連ツイを投下するのであった……。

そして、




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心の折れる音






望み通り連載が中止になりそうでよかったですね。
連載を辞退してほしくありません?
いやいやいや。
じゃあツイートという手段は一番悪手ですよね。

だって
法的に連載中止にできない→ツイートで風評拡散だ!
という選択を行えば当然こうなる。
まさかこんな事態を想定もせずに反射的に始めたわけではないでしょう。

ブチ切れてツイートして揉め事をオープンに拡散した時点で相手側の落とし所は謝罪するか、連載中止しかない。
(しかも連載中止しなければ法的にセーフな嫌がらせをするしかないとツイートもして)

相手編集からすれば徹底抗戦の意味はない。
そんなことをすれば大ごとになる。
逆に法的な提訴して互いに見返りは何もない。
新人を庇って怪我するつもりもない、折れるのは必至。

にしても「悪意があってあのタイトルを」って悪意を持たなきゃいけないほどの似せ方をしてた??
タイトルを似せる→悪意???

君の望む結末

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もし何かしらどこかしらが似ている連載が始まったとしよう。

その場合、まず連載した作品を見た上できちんと判断し、似てるか似てないか並べ検証を行う。
その上で「ここのこの部分がダメだ」という判断を行う。
内容なのか絵柄なのか表現なのか。
そしてその材料を持って編集にクレームを入れる。これなら納得もできる。
でも今回ってそんな準備や検証はなにもない脊髄反射。

ニュースでタイトルを見かける、記事に書かれたあらすじを読む
→似てる!パクリだ!!

あぁ、そうなんですね。唯一無二ですよね、ワンピースって。
ところでこの漫画好きなんですよ。貼っておきますね。

FAIRY TAIL(50) (講談社コミックス)
真島 ヒロ
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一度振り上げた拳はどこかに振りおろすしかない。
ツイッターで拡散しまくったんだから当然、穏やかな終わりはない。
相手の作家さんは、連載を辞める一択に追い込まれ、編集が謝る。

これが望んだ通りの結末、そのはじまり。

ツイートの意味

こんなことはプロの作家がツイートで拡散することじゃない。
ファンが「似てない?」とツイートするのとはまったく違う。

ツイートするってのは、内部的いざこざをリークするのと同意。
自分が思った通りにならない→ツイートだ!
この流れって素人がやるのと、それなりにお金をもらってるプロがやるのとでは意味が全く違う。
法律って何のためにあるんだろうなぁ……。

大人同士が内々で処理すれば表に出ることなく、急に連載が中止されて「何かあったのかなー?」で終わってた。
新人作家の名前も傷がつかなかった。
プロなら会社組織としてやりとりした上で言うことじゃないのかしら。

これで
あいさつなしで、既存の何かに似ているタイトルやシチュエーション、アイデアを使った後発の作品は、たとえ著作権的に問題がなかったとしても、先行の作者などからネットの風評を使い個人で罰を与える、潰すことが可能
という前例ができましたね。
仁義って大事だなー(にっこり

以上、個人のエゴ以外、最初から最後まで誰得でもない業界の慣例話でした。

田所さんは、こんなことにめげず新しい作品頑張ってください(本当に)。
面白い作品お持ちしております。


※なぜか続編azanaerunawano5to4.hatenablog.com


臨死!! 江古田ちゃん(1)