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仁義なきパクリの戦い 中村珍代理戦争

羣青 上 (IKKI COMIX)

もう完結したと思ってた「仁義(挨拶)なきパクリの戦い」
なぜか「羣青」の作者 中村珍さんが途中参戦して代理戦争繰り広げてる。
ツイート全部追えてるわけじゃないですが(リプ飛ばしすぎ)。

けど、なんか理解がおかしい。
はぁ、1点ねぇ。
点を取れないのは誰なんだか知りませんが、疑問に思ってることが一つある。




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【前々回】
azanaerunawano5to4.hatenablog.com

 
【前回】
azanaerunawano5to4.hatenablog.com

“パクリ”という俗語

この話、最初から打ち筋が悪いのにまったく顧みない。
仁義と言う前に「似てる」と「パクリ」は異なる認識がない。

本来「パクリ」を使うのであればそれなりの事実が必要。
パクリは、使うには軽いが、使われれば重いワード。

......1点ですね。
この理解が歪んでる。

内容に触れないのは当然でしょう?
ツイート時点で読んでないんだから。
触れないんじゃなく触れられないが正しい。
内容に触れられないのに「コンセプトがパクリだ」と断言してること自体おかしい。

便宜的に俗語として「パクリ」???
いやいやいやいや。
パクリは、”パクる→盗む”が転じて、剽窃、盗作を指す。
俗語??
言葉の認識が軽すぎやしませんかね。

盗作(とうさく)は、他人の著作物にある表現、その他独自性・独創性のあるアイディア・企画等を盗用し、それを独自に考え出したものとして公衆に提示する反倫理的な行為全般を指す。「剽窃(ひょうせつ)」とも呼ばれる。オマージュ、パロディとは区別される。
盗作 - Wikipedia

パクられた→盗作された
と言ってるのに近しい。

そんな強い語を使うからよく内容もわからず「盗作されただって!許すな!」という印象で認識してしまう人が山ほど出てる。
パクリって重い語を使って「言ってるだけ」は無理筋。
しかも途中「丸パクリ」という言葉が冠されてるまとめも平然とRT

「似てませんか?」じゃない。
「パクられた!」ですよ?
疑問(?)じゃなく断定(!)。
「似てる」じゃなく「パクリ」。
言ってるだけ?

コンセプト丸被りってそんなに被ってましたっけ?
中村珍さんは、体調悪くて云々ってツイしてたのに、実際に作品を読んでツイートしてる?コンセプト?
何をそう呼んでるのかわかってるのか。

何を信じて何を見て論じてるのか。
自分が論理を立ててるのが薄い氷の上だといつになったらわかるのか。

判官贔屓は誰なのか。
ここで探偵に登場いただこう。

探偵登場

探偵は周囲を見渡した。
広間には関係者全員が顔を揃えている。

「さぁ、みなさん、本日お集まりいただいたのは他でもありません。もうそろそろ事件も終わりにしようじゃありませんか」

芝居がかった仕草でニヤリと笑い見栄を切る探偵。
「なんなんですか?連載を抱えて忙しいんですよ、こっちも」
「私は体調が悪いのに変なリプの相手して疲れてるんだから……」
作家の数人が不満そうに言うが、探偵は
「まぁ、まぁ、すぐに終わりますよ」
と軽薄にいって聞く耳を持たない。

「私は、この事件の最初から気になっていることがありました。それは今回の主張が果たして何に立脚しているのか?ということです。そして私は証拠としてこれを手に入れてきました」

探偵はおもむろにカバンの中から一冊の本を取り出してみせた。
「そ、それは……」
「えぇ、そうです。コトコトくどかれ飯が載っているハツキス9月号(税込650円)です」

ぶ厚めの雑誌をパラパラとめくる探偵。
「正直、著作権は関わらないので内容確認をしていなかったのですが、ここへきて必要が出てきましてね」
「……」
探偵はページを開き一同に見せた。

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「コトコトくどかれ飯の内容はどんなものか。私が要約しましょう」

主人公は奥手な女性 琴子。
 
あるとき自転車の後輪にスカートを巻き込んでしまう。
偶然、通りかかるイケメン美容師。
美容師は琴子がほんのり恋心を抱く相手。
二人は御徒町の和菓子屋「港家」でかき氷を食べることに。
一瞬急接近、しかし仕事の呼び出しがかかりイケメン美容師は行ってしまうのでした。

「……これが4話です。もう一話載っているんですが、同じく淡い恋を描いたストーリー漫画です。
さて、ここで疑問が生じます。



果たして女くどき飯に似ているでしょうか?!

実際に読んだひとの感想を見ればわかるように、誰一人似ている、パクリだ、同じだと言っていません。わたしもそう感じました。
そりゃあそうです。
この中身では関連づける方が難しい。
読みもしない作家ばかりが肩を持っているように見えるんですよ」

「で、でもコンセプトが!!」

一人の女性作家が立ち上がり叫ぶ。
探偵は女性作家に雑誌を手渡す。

「しかしあなたの言うコンセプトは、ナタリーがストーリーを要約したものですよね?それは中身を正確に表していません。私ならこう要約しますよ」

奥手の主人公 琴子が抱く淡い思いとグルメを描く恋愛マンガ。

「全く違う印象になりますね。でもこの要約は読んだ上で書いたし、実際読んだ人ならこの要約が合ってると感じると思いますよ。
あなたは比較してましたね。私の考えた要約(コンセプト)と並べてみましょうか」

実在する店で食事をしながら主人公が男にくどかれる漫画
→女くどき飯
奥手の主人公が抱く淡く切ない思いとグルメを描く漫画
→コトコトくどかれ飯

「実は作中では、口説いてすらいません。
奥手なので言いだせない、男性の方も積極的じゃない。

タイトルがミスマッチなんですよ。
実際読めばわかりますけどね。

さて仮にこれがコンセプトだとすれば果たして担当編集も「一言入れておこう」と思ったでしょうか?
実際は関連付けが難しいくらい似ていないのに。

ストーリーは、切り取り方によっては似ているように思われることもある。
コンセプトがパクリだ、タイトルがパクリだ。そういう主張はわかりますが、では実際に作品を読んでも「このマンガはコンセプトをパクっている」と断言できるんですか?
エッセイでもなくフィクションベースのストーリーマンガであり、実際の店舗が出てくるのは誰かの専売特許でもない。
大したくどき要素もなく、どちらかといえば古典的な偶然の出会いや淡い恋を描いただけの作品。なのに、なぜ作品を確認もせずにネットニュースの要約で盗作だパクリだと思い込み決めつけたのでしょうね。
ニュース記事の要約が私の書いたものだったとしたら、果たしてあなた方は被害者だと叫んだのでしょうか。

ストーリーが違うなんて言ってない。コンセプトがパクられたんだと主張しますが、記事に書かれた要約がコンセプトだと勝手に思っただけですよね?

単なるニュース記事の要約に立脚して言っている、そのことを忘れていませんか?

私が言いたいのはこれだけです。
思い込みで決めつける前に650円払って読んでから言おうや」

カタストロフィ

ニュース記事で判断し、中身への遡及もなく「パクリ」と断定している時点で筋が悪い。
なのにそこをマジノ線にして戦線を維持しているつもり。

中身も見ず「パクリだ!」なんて2chのカキコと変わらないレベル。
普段は勝手な決めつけを批判するのに自分はそれをしてもいいらしい。

自分らが作品発表して内容も読まれずに「お前のはパクリだ」と言われたらどう思うのか。
「せめて読んでから言ってくれ」と思うんじゃないのかね?

次は「コンセプトは似てない」前提で論理を組み立ててはどうですかね。
後の手札は「何文字あってるのか」だけですか。
仮に「実際読んだけど似てる!パクリだ!」というのであれば、どれほどパクられているのか並べるべきでしょうが。
さてさて。



TPPの非親告罪化で地獄でも見たいらしい。
パクリという言葉を安易に使うべきじゃないのは、創作をやっていればわかりそうなものだが。

作家が、検証もなくパクリという語を容易に使うとはね。
パクリという判断は確認した上で行う。
認識をしなければいけない時期なのに何が俗語だか。

「己の身にふりかからないと何が理不尽かすらわからないとは」


ーーーーーーーーーーーーーーーー閉幕(カーテンフォール)。

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