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いい年してアイドル好きはキモい

アイドル

いいじゃないか(初回限定名古屋盤)


いや、キモいだろ。
普通に。




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キモいのかキモくないのか

まずこの”キモいのかキモくないのか”がおかしい。

「キモい」は他者から見たアイドル好き。
「キモくない」は主にアイドル好きの自己評価を主に指すとして、

いくら「オレはアイドル好きだがキモくない」と言っても、キモいと思うやつにとってキモいのは当然。
絶対的な数値などで確定できない。
だからキモいやつにはキモいしキモくないやつにはキモくないとしか言いようがない。

珍味を食べ「美味い」と感じるやつと「不味い」と感じるやつがいて、
二人の感覚は一致することはない。
感覚は、絶対的ではない。

しかも今回の場合

いい年してアイドル好きはキモいとか言うやつ

なのでアイドルオタに対する他者評価(キモい)+いい年という加齢要素が加わってる。

いい年してキモい

headlines.yahoo.co.jp

「いい年」という表現をされる年齢のおとなは、社会的にバリバリ仕事をしてないとキモイということになってるらしい。

オヤジバンドなんてやってれば「いい年してバンドとか歳を考えろよ」とか恋をしたら「をいをい、その歳で恋愛とか大丈夫か?つ鏡」などとやじられる。
「いい年」は、そういうもの。

だからいい年してアイドルが好きなんて言えば


※E‐GIRLSとアニメ好きな自分はさておき、アイドルヲタに偏見を持てる希少種
※そうでないと言い切れないように、そうだとも言い切れない矛盾に無自覚

すぐに「気持ち悪い」「バカにされて当然」「ロリコン」偏見丸出しの意見が出てくる。
かなり想像力に欠ける。

そこそこの歳のアイドル好きは、娘とか親せきの子とか、そういう視点で見ているひとも多い。
彼女にしたいなんて思えるほど若くない。
嫁さんもいたりする(ももクロだと夫婦でライブ来るひともいる)。

あるいは未婚で中年。
彼女もない。経済的に豊かってわけでもないいわゆる負け組。
でも時間はあるからアイドルにハマってみる。女性と恋愛したいという気持ちは既に枯れて、どこかに孤独死という言葉もよぎるが現実の女性に向き合うよりアイドルを応援する方が楽しい。
現実の女性にはそれなりのケアが必要だが、アイドルならリソースをブッこむだけで多幸感を得られる。

そういうひともいる。
生きて〜♪

若いころにハマるのと歳食ってハマるのは全然違う。
おっさんは、アイドル相手に夢見るほど若くも、可能性もない。

人生も半ばを過ぎて

いい年ってのは人生もそれなりに過ごして、それなりに経験も経て、身体も衰えてきて、人生の先も見えてきてる。

大抵のオッサンは30代も半ばくらいから、今まで平気だった坂道で息が切れたり、ある日突然関節痛に襲われたり、徐々に「あれ?これが老いか……」と老化を実感し精力も減退し、女性への視点も若いころと変わるのを実感する。
自分が若くて中学、高校なら同級生を恋愛対象に見れるが、それなりに歳をとると若い娘は若い娘という異世界の生物。

自分の娘は「洗濯物は別々にして」と言ってるし、勉強もしないでどっかの男と遊び歩いてるけど、テレビの向こうのアイドルは夢を目指して懸命に頑張って踊り歌ってる。それは若いころに見たアイドルへの向きあい方とは異なる。

現実の女性・少女は、コントロール不能のディスコミュニケーションな存在。
しかしアイドルはアイドル/ファンという変わらぬ自分でコントロールできる関係を築ける。
だからこそテレビの向こうのアイドルに娘的な視点を持って応援できる。


顔がカワイイとか胸の大きさとか歌が上手いかどうかより、努力とか素直さとか、そういう点を評価してしまう。
ももクロなんて思いっきり後者。
 
 

おとなの趣味とキモさの原因

「キモい」と思うのは、文化的に理解ができないから。
たとえばアイドル好きという話をして

・指原とかテレビ出てれば見るよ。フォーチュンクッキーとかなんかあの辺の
→そんなにキモくない

・やはりSKEにおいてれなひょんの卒業は大きい。もちろんじゅりの存在があるからこそ
→キモい

知識とハマる度合いが重要。
浅い知識、浅い興味は理解できる、想像できる。
深くなればなるほど想像できない、理解できない。

アイドル好きというベクトル自体がキモイのではなく、深さ重さに比例して文化的理解が難しい→キモいに繋がる。

ハマれば自己体験として知識や関心度が増え、文化的な乖離が解消され理解出来る→キモくない、になる。

イマドキのアイドルのフック


BABYMETAL - ギミチョコ!!- Gimme chocolate!! - Live Music ...

ベビメタが流行るのもよくわかる。
日本は元々メタルに親和性が高く、一程度のメタル人口がいる。
そこにハマった。
海外のマッチョなスキンヘッドもベビメタは特別扱いできる。

チームしゃちほこのレーベルはunBORDE
だからゲスの極み乙女の川谷が曲を書いたり、RIP SLYMEの「JOINT」をカバーしたりしてみせる。
そういう辺りが、ロック好きなおっさんにもウケる要素になってる。


【踊ってみた】チームしゃちほこ - JOINT(RIP SLYMEカバー)【タオル振ってみた ...

じゃなきゃ英国ロックばっかり聴いてた自分が、アイドルを聴くわけもない。
かつてのアイドルというフォーマットをさまざまなジャンルの音楽とマッシュアップし、現代的にブラッシュアップしたのが今のアイドルサウンドのフォーマットでありフックになってオヤジの琴線に引っかかる。

いい年したおとなでも、ハマれる要素があるのがイマドキのアイドルというもの。
それを理解できず、同じ物差しでしか計れないから偏見しか持てない。

しかし今はロック青年がおっさんになり、アイドルの曲に自分たちが聞いていたロックの片鱗を見つける。
メタル、ロック、マンチェスター、パンク。
だからいい年してるのにアイドルソングを聴く。
 
 

キモくて上等

理解できないものをキモいと感じるのも自然。
だから宗教でも狂信者はキモい(不理解)。

・アイドルにハマる→キモい
・アイドルにいい年してハマる→さらにキモい

そんなことをわかった上でないとオタク趣味はやってられない。
キモいのが当たり前、どうぞどうぞ引いてください。

キモがられ、理解されないのが普通。
周囲が理解してくれれば幸せな方。
人種的な偏見は叩かれるのに、アイドル好きは偏見持って堂々と見下していい文化があるんだから仕方ない。

キモいかキモくないかなんてどうでもいい。
趣味嗜好や人生の使い方をとやかく言われる筋合いはない。

だから武井壮も「この世の中で心の底から楽しめるものが多いほど人生は豊か」って言ってる。

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