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エビ中主演のシチュエーションコメディ 舞台「エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート」

シアターシュリンプ☆第一回公演「エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート」 [Blu-ray]

とある中学校の演劇部。やる気のない部員たちは稽古の見学にきたOGに演劇部崩壊のシナリオで一芝居打つことに。しかし、演技とリアルのキャラクターを勘違いされる始末。さらには顧問と教育実習生、新入部員や事故にあった設定の部員の姉まで巻き込んだはちゃめちゃな学園コメディー。




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最近、アイドルががっつり芝居に挑戦する企画をよく見かける。

昔は、アイドル=大根役者というのが相場だったんだけれど、最近はそうでもない。
ももクロ主演の「幕が上がる」は期待を裏切り素晴らしかったし(平田オリザの指導の甲斐もあってか)、今度は乃木坂46があのナイロン100℃の「すべての犬は天国へ行く」をやるんだから、とんでもない時代になったものです(「すべての犬〜」は、ナイロンに興味を持つ切っ掛けになった演目なので)。


永遠の中学生、学芸会を冠した私立恵比寿中学が本格的な芝居に挑戦、
しかも脚本演出はシベリア少女鉄道の土屋亮一(ウレロ☆未確認少女)と来れば期待せざるをえないわけで。

女子高の演劇部。
真山りか演じる先輩をごまかそうと、やる気のない演劇部部長 柏木ひなたらが一芝居打つ。
しかしそこに新入部員希望の安本彩花、密かに復讐を狙う中山莉子、妹 小林歌穂に構ってもらえない廣田あいかが乱入。
それぞれの思惑と誤解が入り混じり事態は混迷の度を深めて行く……一幕劇のシチュエーションコメディ。

メインステージである部室を中心に、そこを出入りする中で情報交換が行われ、各人に誤解が生まれる。
それぞれの思惑があり、別の思惑の状況を勘違いしすれ違い、しかも嘘をついてごまかしを重ねるから混乱していく。


ももクロの「幕が上がる」は平田オリザの自然な演技を必要とした。
この舞台はシチュエーションコメディなので舞台っぽい大きな演技を必要としていて、そういう部分は土屋亮一の演出によってコメディ舞台を全員クリアー。
アイドルの芝居って寒くて見るのがキツかったもんですが、今は本格的なスタッフを揃えてがっつり芝居を作るんで安心して観られる。

真山の役はタカラヅカチックで安本はピーターパンっぽいのでやりなれてる感じ(別番組でそういうキャラやってるし)。
歌だと少し厳しい小林歌穂&中山莉子がストーリーの重要なポイントを担ってるのも面白い。
各人の役柄も普段のキャラと違ったりして観ていて飽きないんだけど、星名の役だけが少し弱いかなーというのが残念な印象。
あと廣田あいかも意外と地味なのはなんだろう。
ヘタではなくキャラが地味(幽霊っぽいキャラだから仕方ないのか)。

まぁ、全員楽しそうにやってるのでいいんじゃないでしょうかね。
エビ中と舞台の色が合ってる。
第一回ということは続くのでしょうし、次回はどんな風になるのか楽しみにしております。


アイドルだから、ってんじゃなく普通に面白い舞台劇。
1時間半くらいなのでサクッと見られていい(円盤安いし)。
機会があれば是非一度観ていただきたい一作。
「しょせんアイドルでしょ」って人は見る目が変わるかもしれない。