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10年ぶりのニューオーダーらしい新譜 「MUSIC COMPLETE」

音楽

Music Complete[ボーナストラック収録 / 国内盤] 大判ステッカー付 (TRCP200)
NEW ORDERの10年ぶりのオリジナルアルバム。
前作「Waiting for the Sirens Call」が10年前だってのが驚きなんだが。




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あれからバンドはベースのフッキーが抜け、バッドルーテナントを結成し、マンチェスター本を発売。
対してバーニーはフッキー抜きでニューオーダーを再結成。
オリジナルメンバーのジリアン・ギルバートも復帰し、このアルバムをドロップした。

(1)今回のニュー・オーダー活動再開の真相について。
「フッキーがジョイ・ディヴィジョンのアルバム再現ツアーを始めたことについて異論はなかったかって?
とんでもない、大ありだよ。
もしフッキーがあのツアーを始めなかったら、今回のニュー・オーダー再始動もなかっただろうからね。

フッキーが僕らに一言の相談もなく自分のバンド(The Light)でJDのアルバム・ツアーを始めたことについては、
同じバンドで長年一緒にやってきた僕らに対し、リスペクトの欠片もないやり方だったと思ってるよ。

この際本音を言うなら、少なくともあの時点(フッキーがJDアルバム・ツアーを始めた時点)までは、
僕らとしてもニュー・オーダーの活動再開は考えてもいなかった。
でも奴が自分1人でJDのアルバム再現ツアーを本当に始めたのを見て、
ふざけんな!何故僕らだけが遠慮しなきゃならないんだ?って気持ちになってきたんだ。

しかも、
フッキーは『JDアルバム・ツアーの後に、ニュー・オーダーのアルバム再現ツアーまで始めるつもりだ(ええっ!)』なんて言い始めたからさ。
冗談じゃない!そんなことをされるくらいなら、その前に僕らがフッキーの先を越してやろうと思ったんだよ」。
ニュー・オーダー再結成の裏をバーニーが激白! - 児島由紀子の「ロンドン通信」 (2012/02/17)| ブログ | RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト

※管理人注 JD:ジョイディヴィジョン

揉めてるなぁ……。

さて、10年ぶりの新譜は時代の流れに合わせたわけでもないだろうが、ギターサウンドが前面に出ていた「Waiting for the Sirens Call」と比較して打ち込みの要素が強く、しかしニューオーダーのニューウェーブでキャッチー見栄もガッツリとある。
いわゆるEDM全盛の今の空気に合致しているけれど、元々ニューオーダーはこういう音をやってきた。
ジャケットは、モロにピエト・モンドリアン。
どっかのデザイナーと違いパクリと騒がれないのはさすがピーター・サヴィル。

正直、とんでもなく新しいことをやっているわけではない。
ただ今の時代に合わせてアップデートされたニューオーダーの音をキチンと鳴らしている。

今度の新作でもダンス・ミュージックをやっているけど、いまどんなサウンドが流行っている、といったことは一切考えずに作った。自分たち独自のことをやった。ダンス・ミュージックが一時期から細分化され過ぎて、作っていて拘束着を着せられているように感じた。「このジャンルはこのサウンドでこのビートじゃなきゃ駄目」といった縛りが多すぎるって。
interview with New Order - 我らがニュー・オーダー | バーナード・サムナー、インタヴュー | ele-king

変わらず、それでいて変わってる。
もうバンドも歳をとって斬新で革新的なことをやろうともしてない。
やってることを端正に、それでいて作り込んでる。
元々やってた音を鳴らしたら、時代の方が一致した。
ピコピコチャカポコしてるのは変わらないが、やはりロックな音。

そういう絶妙なバランス感がある。
ニューオーダーらしく、今っぽく、今っぽくないが、ニューオーダーっぽい。

ファンなら必聴の一枚。
10年に1枚なので、プリンスと違いお財布にも優しい。
EDMが苦手でも、音が尖ってないし曲の構造がロックなので聴きやすい。


New Order - Restless (Official Video) - YouTube