驕れるウェーイ系と消えゆくモヒカン

※はてな向け記事ですcyberglass.hatenablog.com

最近のはてなブログ界隈が、リア充なfacebookノリとか、ウェーイ気分な増えてきて、ディープなオタク系記事や殺伐とした記事が少なくなってきたという話なんだけど、これは観測範囲が改変された問題じゃないかなと思っている。

その人自身の観測範囲ではなく、はてなブックマークのアルゴリズム改変などで、はてブ経由で見た時のはてなブログにリア充の記事・楽しいオフ会の記事・「○○万PV達成しました!」的な記事が多くなってきていて、ディープなオタク系記事・メンヘラこじらせ系の記事・叩き合いの殺伐とした記事などが見つけにくくなってきていると感じています。

オフだとか内輪ノリが悪いとは言えない。
なにせウチもこの前オフ会に参加してますから。




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ウェーイ系の台頭

http://www.flickr.com/photos/15171995@N00/2407451929
photo by M31.

とはいえ「ウェーイ」ノリにならないのはブクマコメントで騒いだりしないからなんですよね。
元々TWITTERでキャッキャウフフしているわけでもないし。
もう、そこそこの年齢ですから。

で、何度かオフ会に顔を出して(記事にしてないが)面白かったのが、いわゆるウェーイ系だろうが、ミニなんたらだろうが、その前の「はてなのSEOは世界一チイイイイ!!!」系だろうが、はてなの古参のひとらはあまり個体認識してない。

あざ「あの、最近よくホテントリしてるウェーイっていうブログなんすけどー」
古参「??」
あざ「キャッキャウフフな。最近見かけません?」
古参「??」

多分、コンビニ店長が消えた前後くらいから始まり、オチューン事変やサードブロガー辺りまであったコンテクスト(個体認識)が徐々に偏在化し、ユーザー間の大きな断絶が始まったように感じる。
ダイアリー/ブログというか。
コテハンをあげつらう増田の削除があったあたりからかもしれない。

ウチみたいに時間があれば新着をなめてるようなヒマ人と違い、そこそこいい歳になればはてなブログの観察にリソースを使わない。
もはや、はてなダイアリー時代からのユーザーは*1今のはてながどうなってようがそんなことに目を向けてない。
読んだとしても「ウッヒョー!ウェーイ!!」記事にブクマする価値を見出せないし、悪ノリのタイトルの時点でクリックしない。

部外者には何にも面白くないし、何も得られない。
知ってるひとだから面白い。
いつも読んでるから面白い。
内輪はどこにでもあるけど、リーチできる「内輪」の範囲が狭いからウェーイが悪ノリにしかならない。

今は「ウェーイ!」な方々が目立っていてキャッキャウフフやってるけれど、正直そういうブログは山ほどいたし山ほどいなくなった。
何年も観察してますけど、今残ってる「ウェーイ!」なブログが幾つありますかね。
そんなノリでは何年も書き続けることなんてない、読む方も飽きる。

ブログは、一ヶ月勝負じゃない。
何カ月も、何年も、もしかしたら十年以上書くかもしれない。
バズっただの、PVがどーだの、ウェーイだのいつまで続くんだか。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し
猛き人もついには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ

平家物語

どっかで
「アルファブロガー」「はてなを代表するあのブログ」
なんて書かれてた。

「アルファ」って肩書も、随分安くなったもんですねぇ。
単純にそれなりのPVがあれば「アルファ」なのかしら。
だったら自分だって苦労なくなれますよ。
ブログは、いつからPVを競い合うしょーもないゲームになったんでしょうね。
 

栄枯盛衰と地殻変動

いろんな時代があって、注目を浴びるブログは都度変わる。
「PVが―!」のひとは、ある程度安定すれば目的を失うしキーワードが蓄積すれば目立たなくてもアクセスを確保できる。
そうなれば目立つ理由もない。

いつの時代も常に目立ち続けるブログなんてほんの一握り。
果たしてその価値があるのか。

ライトユーザーの取り込みのために、はてなブックマークのアルゴリズムの傾向として、ディープな記事やメンヘラな記事やモヒカンな記事はBANされる場合が強まって、ニュース系や日常ほんわか系の記事に比重が置かれるようになってきたのではないかなと実感しているわけです。あと公式アカウントのニュース記事。

まぁ、その傾向は過去ウチの記事でもあったし、その具体例として最近のミ……ミニ、マリスト?でしたっけ?とかいう界隈の人びとを呼び込む公式の動きがあって、とまれミ……ミミマミスト?の呼び込みをしようとしたらいろいろあって、魔女狩りだのネガコメだなんだの発狂してコメント欄を閉鎖して今に至るわけですよね。
そういうミミマビストとかって言う賞味期限の短そうなライフスタイルを信条としちゃうようなライトユーザーが、ネットリテラシー大前提みたいなはてブに触れればそりゃ相入れるわけもない。

深く美しきはてな MAGICAL SUPER HATENA

「美しいはてな」にはメンヘラはいらないのです。メンヘラははてなブログのブランドイメージを毀損するだけです。モヒカンもいらないのです。モヒカンが手斧で跋扈する世界では一般人は入っていけない。ライトユーザーがお互い笑顔と優しい言葉で褒め合うような健全なコミュニケーションを目立つようにして、2005年頃からダイアリサービスのアドバンテージを徐々に失っていった「はてなを取り戻す」。そして、はてなブログを日本で一番使われるブログサービスにして、はてなブックマークも女性も含めた誰でも利用できるサービスにしていきたい、という計画が進行中だと思うのですね。

この辺に関してはウチでも再三言っているところ。azanaerunawano5to4.hatenablog.com

azanaerunawano5to4.hatenablog.com

はてなの村はミスキャストでいっぱい。

気づけば、いつの間にか世代交代が行われたはてなの村には、女性の比率が増えオシャレなカフェや新興のブログが立ち並ぶ。

そこにはダイアリーで殴り合いidコールでメタブタワーを建て「今からそっちのマンション行きますわ」にまで至った戦争の記憶は埋め固められ、生き残る口うるさくも理屈っぽい旧来的なブログの住人は過去を懐かしむ記事を投下し己の老いをつぶやき「ネットで年をとるということ」などと自家中毒に自己言及をするウロボロスの蛇を描く。
そしてイケてると自負する若手ブロガーからは、老害と呼ばれ忘れ去られ多くが失われる。

かつて「限界集落はてな村」と呼ばれた場所。
もはやそこは村とは呼べない。

その姿が中身の伴わない虚飾であれそれを街と呼べば、それは街なのだ。

はてな自体ははてブのイメージを変革すべく「Presso」を投下。
ファッション系のHOUYHNHNMと手を組みイメージの変革を計る。
暇女の売り出しは今ひとつしくじった、互助会はウェーイ系の土台を作り、ミミミミストの呼びこみは空振りに終わった。
はてなにいるウェーイな人間を目立たせよう。
森の入口に彼らを立たせ、何も知らぬ連中をはてなというマヨイガへ呼び込もう。
闇を払え、棲みついた獣は穴へ追い込め。

はてなが明るくキャッキャウフフでウェーイな領域になるのだとすればそれはそれ。
それを求める人だけが残り、あとは去るだけ。
モヒカンと呼ばれた種族も今や絶滅危惧種。

明るく楽しく仲良くキャッキャウフフとポジティブにコメントをつけ合う。
ナウでおしゃれでポップなヤングのブログ、それがはてな(出逢いとオフパコもあるでよ)。
それがはてな神の望むことなら止めるすべもない。
たとえどれだけそれがクソで薄ら寒くても。
永遠に続くものなんてないンだから。
ケ・セラ・セラ~♪

公式くだりて、かの人々の建つる村とはてブの塔を見たまえり。いざ我らくだり、かしこにて彼らの手斧を乱し、互いにネガコメを通ずることを得ざらしめん。ゆえにその名は、はてな村と呼ばる(旧約聖書 創世記11章9節 改編)。

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【関連過去記事】
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
 

*1:こっそりウチもそうなんだけれど……