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西尾維新「掟上今日子の遺言状」

ミステリ 読書

掟上今日子の遺言書

冤罪体質の青年・厄介。あらゆる災いが降りかかる彼に、今度は少女が降ってきた! 眠るたびに記憶を失う忘却探偵の、タイムリミットミステリー!

中学生がビルから飛び降りた自殺未遂事件。
現場に居合わせた二十五歳の青年・隠館厄介は、生来の冤罪体質が災いし、容疑者とされてしまう。
現場には少女が書いたとされる遺書が残されていて――。
今日子さんは厄介の疑いを晴らし、事件を解決できるのか?




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最速の探偵、忘却探偵 掟上今日子「備忘録」「推薦文」「挑戦状」に続くシリーズ四冊目になる長編作品。
ドラマもそろそろですから、これからもっと広く読まれるのかもしれませんが。
 
ウチは出るたび読んでまして、今回も速攻で読み切りました(記事は毎回セルクマばかり……)。
紙だったらもう1日早かったのにね……(電子書籍ですから)。
 
表紙になってるのは作中にも出てくるセーラー服ですね。
上にモッズコートを羽織ってる。
今作では、以前も登場したワトソン役 隠館厄介が再登場。
 
中学生がビルから飛び降り自殺。
ちょうど真下を通りかかり、フライングボディプレスを食らった挙句、命は助かるものの当然のごとく入院してしまう隠館厄介。
中学生の命は助かったものの、マスコミからは、なぜか犯人呼ばわりされるというか面倒くさい巻き込まれ方をする。
飛び降り自殺を図った中学生の残した遺書。
「漫画家の作品の影響を受け自殺する」旨が書かれたことの謎を探るべく掟上今日子が呼ばれ……という趣向。
 
ガッキー主演でドラマ化な訳ですが、ミステリ風キャラ小説ですから映像化はしやすいのかもしれない。とまれミステリとしての仕掛け自体は(全作通して)そんなに目をみはるものはないんですがね。
元々西尾維新がミステリ作家として評価を受けたわけでもないのでそりゃあそうなんですが。今作でも短編ミステリ並みの仕掛けをキャラの魅力で引っ張る感じで、さらに表現が毎度冗長なのが西尾維新らしさ。
 
再来月(12月?)発売される「掟上今日子の退職届」の前フリも入っていて「罪悪館殺人事件」なんて扱う事件の通称を聞くと少し期待してしまうわけですが……どーですかね。
掟上今日子はミステリとしてより、掟上今日子という“1度寝ると全て忘れてしまう”忘却探偵という設定の面白みに読ませる部分がありますからね。
他作品と比較してもキャラ自体の個性があまりないのがこのシリーズの特色だったり。
 
まぁ、毎度毎度なんだかんだ文句を言いつつ発売日に買い、読み続けてるのは、なにかしら琴線に引っかかっているところがあるんだろう。

普段あまりミステリーを読まないひとの方が楽しめるかもしれない。
現在、過去作がセール中だそうです。
 

azanaerunawano5to4.hatenablog.com
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