読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

病めるアメリカの病んだ女性ヒーロー ドラマ「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」

WEB テレビ

アメリカのスーパーヒーローは、事情を抱えていたり病んでないとダメなんだか。

バットマンのように金はあっても目の前で両親を殺されていたり、スーパーマンのように養父の元で育てられていたり。
デアデビルも幼いころ視力を失い、父親は殺され養護施設に預けられる。
www.netflix.com

そんな病んだヒーローの中でもジェシカ・ジョーンズは、かなり異色。
Netflixオリジナルのドラマを観終わったので感想が以下。

 



【スポンサーリンク】


 
 
  

PTSD

ジェシカ・ジョーンズはパープルマンこと怪人キルグレイヴの持つ瞬間催眠能力によって操られ、キルグレイヴの恋人を強制的にさせられていた過去があって(もちろん性的関係も催眠により強要されている)その上ヒーローなのに殺人の手伝いもさせられている。

しかしジェシカは、催眠能力に抗い逃げる。
その際、キルグレイヴはバスにはねられて死んだ。

そしてジェシカはヘルズキッチンで女探偵として活動を開始。
しかし今もキルグレイヴに操られていたことがトラウマになっていて、PTSDのフラッシュバックに悩まされている。
そこから物語が始まる(うわぁ……)。

ある時、舞い込んだ依頼を探るうち死んだはずのキルグレイヴの影がちらつき始める。
実は生きていたキルグレイヴは、ジェシカを諦めずにストーカーをしていた……といった感じ。


このジェシカ・ジョーンズはいわゆる怪力系ヒーロー。
だけれども、銃弾より強いわけでもなくナイフで切られれば血が出るし、トラックにひかれても死なないけれど青あざができるしフラフラになる。
せめて銃弾に耐えられればいいんだけど、ジェシカの場合、撃たれたら物陰に隠れなきゃならない。

そして敵になるキルグレイヴは、声を聞くとその命令に抗うことができない瞬間催眠能力の使い手(マイク越しだと効果がない)。
当然パワーファイターには、相性が悪い。
ジェシカの恋人としてルーク・ケイジも登場するんだけれど、こちらもパワー型ヒーロー。
これまた相性最悪でコロコロ操られてしまう。

ディフェンダーズとシビルウォー

シビル・ウォー (MARVEL)
 
今回、Netflixでは「デアデビル」に次いで「ジェシカ・ジョーンズ」が作られ、来年はジェシカの恋人(夫)がメインになる「ルーク・ケイジ」も作成。
そしてアイアン・フィストが加わってNetflixドラマ化ヒーロー勢ぞろいの「ザ・ディフェンダーズ」シリーズも作られるのだそうで。
なので後半にデアデビルのキャラクターが登場して同じ世界であるのが提示される。

と思ってたらひとあし先に劇場版で、ヒーロー登録法をめぐるアイアンマンvsキャプテンアメリカの「シビル・ウォー」をやってしまうんですね、これが。
権利関係で出ないヒーローがチラホラ……。

病めるアメリカのヒーロー

さて、話を戻して。

ジェシカ・ジョーンズは空を飛びもしないし(大ジャンプはするけど)目から熱線も出せないので(そうやって脅したりはするけど)ヒーローとしては地味な上にパワーオンリーだけにドラマのほとんどが人間の探偵と変わらない捜査活動が主体。

しかも敵は催眠術でひとを操るキルグレイヴ。
監視も襲撃も自由自在。しかも後半になると能力がパワーアップしたりして……。
ジェシカを演じるのは、元モデルのクリステン・リッター。さすがお綺麗。

悪役キルグレイヴは、英国俳優デイヴィッド・テナント。
ちょっとイケメンなので、もうちょいキモい配役でもよかったかもしれない。
「ケーブルガイ」のころのジム・キャリーみたいな。


日本のヒーローは子供向けが多く、だから日常生活から乖離していて、怪人と戦い平和を守ることが主体になる。
けれども、アメコミヒーローの場合、人間の日常があった上でヒーローが存在していて、だから悩み苦しみ、ヒーローだって腹は減るし金も必要だからジェシカは探偵業をやっているし、ルーク・ケイジは飲み屋を経営して、デアデビルは弁護士をやってる。

とりあえずジェシカ・ジョーンズ観終わったのでNetflix解約してもいいかなぁ、と思いつつ、年末年始にはあった方がいいかなとも思うしなかなか悩ましいタイミング。
自殺したアーロン・シュワルツのドキュメンタリーもYoutubeで観れるからなぁ……うーむ。