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スタートアップの裏側に密着したドキュメンタリー「CAPITAL C」

Netflixで公開中。

クラウドファンディングで資金を集め個人がプロジェクトを実現させる裏側に密着したドキュメンタリー。
なかなか興味深い一本。

登場するのは、以下の三組。
ひとつは、ドリンク瓶にはかせる靴下を販売するFREAKER USA。

www.kickstarter.com
ドル札デザインを落とし込んだオリジナルトランプを販売するデザイナー。

最後は1980年代にヒットしたPCゲームWASTELANDの続編、WASTELAND2を製作するためのプロジェクト。
www.kickstarter.com



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日本でも徐々に増え始めているクラウドファンディング。
このドキュメンタリーではクラウドファンディングに企画をあげ支持された三組に密着してる。

FREAKER USA

FREAKER USAはいかにもヒッピー然としたルックスでラビみたいにひげを伸ばしてる。
アメリカ人は靴下好きのイメージがあるんだけれど、あの靴下好きは今一つ理解できない。
(WWEにも片手に靴下をはめて相手の口に突っ込むソッコって技がありましたが)
瓶にはかせる靴下のクラウドファンディングは成功。
予想以上の出資額が集まる。

夜間の靴下工場の機械を借りて靴下を編み上げる。
しかし大手安売り企業にデザインをパクられたり、あるいはオフィスに泥棒が入ってPCをごっそり盗まれたり、アメリカ版マネーの虎に出演しないかと声がかかったり……。

WASTELAND

1980年代、人気を博したPCゲームWASTELAND。
その続編を作りたいクリエイターは出資してくれる企業を探すがどこも聞いてくれない。
そこでクラウドファンディングで出資者を募ることに。
$900,000の設定額に対し、最終的には$2,933,252の出資が集まった。

FEDERAL52

お札のデザインを落とし込んだトランプの企画をキックスターターに挙げたデザイナー。
しかし出資者へのプレッシャーとダブルワークから家庭を顧みず、体調も崩してしまう。
そこでデザイナーは仕事をやめ、キックスタータに次の企画を挙げることにする。
果たして最初の企画が完成していないのに次の企画を挙げることを裏切りだあと思われないだろうか、と不安に思いながら……。

KICKSTARTER

クラウドファンディングとはいえ成功する企画もあれば大失敗する例もあり。
中には製品を作ってもクオリティが低い物が送られてくるなんて言う話もしょっちゅう聞く。
www.gizmodo.jp
jp.techcrunch.com


ウチもKDJ-1に出資してるんですが……その後、どーなったんですかねw
www.kickstarter.com
デバック中とのことですね……。

クラウドファンディングの可能性と現実と

個人が出資を募り、以前であれば会社を立ち上げなければできなかったようなことが可能になった。
人と人とが繋がりあうことで可能になる小さな企画。

以前であれば会社に持ち込み、企業の責任者に対し利益がどれだけとれるのかを納得させなければならなくなったものが、今は潜在的な顧客に対して訴えることで成立する。
劇中でいえばWASTELAND2がまさにそれ。
会社に持ち込んでも「あんな古いゲームの続編なんて利益が取れない」と断られるが、潜在的なファンに出資を依頼することで続編の制作が可能になった。

もちろん素人企画なので玉石混合。
出資する側は、そんな中から輝く原石を探してる。
別に大きく輝かなくても、何か面白い、他とは違う輝きを持ってさえいれば。

こうやってフットワークの軽い小さなクリエイターがたくさん登場する、そういう時代になりつつあるんだろう。
日本でもクラウドファンディングがもっと盛り上がれば面白い。
とはいえ若くて未来ある方々が始めるのってモノ絡みのスタートアップじゃなく、初期投資もなく濡れ手で粟を狙うブログとかバイラルメディアとか、そんなんばっかりなんすよねぇ……。
メディアクリエイターなんてのもありましたっけ。
何も作らない“自称”クリエイター……。

まぁ、日本も家入のキャンプファイヤーなんてのがありますが。
えぇ。

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