サイコの裏側 映画「ヒッチコック」

近年の失敗作によって、今や過去の人となった映画監督ヒッチコック。起死回生を狙う彼は、実在の猟奇殺人者をモデルにした小説『サイコ』の映画化を決意。しかし配給会社からは資金が得られず、家を抵当に入れて自分の力だけで製作することになる。何とか撮影にこぎつけたものの、妻の不倫疑惑、主演女優への偏愛、そして作品への異常な執着……。それらによって噴出した様々な感情が、狂気に満ちた妄想と殺意を生み出し――。



【スポンサーリンク】




名監督アルフレッド・ヒッチコック。
今作では名作「サイコ」制作の舞台裏とヒッチコックという謎の多い人物の姿を描く。

ヒッチコックが「サイコ」を撮影したのは1960年。
作中では「めまい」「北北西に進路をとれ」で興行的に失敗したヒッチコックが起死回生としてこれまでに撮影しなかった作風の作品として「サイコ」を選ぶ。

後年、映画史に名を残す名作とされる「サイコ」に映画会社は乗り気ではなく、ヒッチコックら自身が出資し撮影を開始。
会社は配給をするだけ。

妻の浮気疑惑に、元恋人の女優など女性関係がいろいろめんどくさいヒッチコック。
映倫の規制も乗り越え、何とか完成にこぎつける。
しかし出来上がった一号試写での評判はさんざん。
そこでヒッチコックの妻、アルマが手を貸し再編集することになる……。


作中、連続殺人犯エド・ゲインに憑りつかれたヒッチコックはまるで殺人犯のように怒りをぶつけ、撮影に挑むように描かれてる。
エド・ゲインがヒッチコックの幻覚として登場し、ヒッチコックに話しかける描写はよくあるけれど、もう少し憑依しても面白かったかもしれない。

主演は、特殊メイクでヒッチコックに寄せたアンソニー・ホプキンス。
アンソニー・パーキンス役のジェームズ・ダーシーがよく似てる。

描かれているうちのどのくらいが事実なんだろう?、と楽しめる内幕モノ。
ウッディ・アレンもそうだが、ルックスに関わらず映画監督は美女にモテるよねぇ、と。

これを観てから、本物の「サイコ」を観ても面白いかもしれない。
今や「サイコ」を観ていない人も多いでしょうから。

ヒッチコック [DVD]
ヒッチコック [DVD]
posted with amazlet at 16.02.09
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2014-02-05)
売り上げランキング: 23,448