読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Kindle本 売上ランキングで上位にいる見知らぬ作家の謎

Kindle WEB ブログ

http://www.flickr.com/photos/74418275@N00/44289029
photo by jmsmytaste

Amazonの電子書籍売上ランキングを観ていると毎回見たことも聞いたこともない著者名のKDP(キンドルダイレクトパブリッシング)本がランクインしていることが多い。
どれも絶賛レビューの嵐。
きっとすごい革新的な内容なんでしょうね(棒

今回は身近にあるアマゾンランキング常連作家と危ない”業界”のお話を少し。



【スポンサーリンク】


 

秒速で億を稼ぐ

ニューカルマ (集英社文芸単行本)

かつて自己啓発・情報商材界隈がカモを探すには、週刊誌の広告欄やポスティングやトンデモ系のマイナー出版社などを使うのが主だった。

ところがインターネットが発達し、カモへのリーチが圧倒的に伸びた。
”繋がらない者同士を繋ぐ”網の目は、繋がらないはずの業者とカモを結び付ける効果もある。

スパムメール、メールマガジン、有料オンラインサロン、SNSへのスパム。
オンライン塾や人材プロデュース。

最も有名なのがヨザーこと”秒速で億を稼ぐ”与沢翼氏を筆頭にしたネオヒルズ族。
しかしネオヒルズ族は与沢の凋落と共に姿を消した。
matome.naver.jp

ヨザーに憧れた村田隆氏のブログから引用。
2012年5月。

この間、累積で何とか、3万円です。

5年もかけて3万では、全くお話になりません。

ですから、肩書きの

「成功哲学研究所所長」も、

看板を降ろそうかと思います。

事実、私にコンサルを有料で申し込んでくださる方は、

この5年で
一人もいませんでした。

やはり、私は、ネットで稼げないのか?

この5年間は、私にとって一体何だったのか?

そう思うと悲しくてたまりません。
私が成功できない理由|村田 隆 公式ブログ

それから4年、2016年
未だに「愛と感謝」なんて本をKDPで売ってるところを見ると足抜けは難しい……。
 
 

いとも簡単なトップランカー

KDP クイック スタート ガイド

そして情報商材界隈は、大手市場となったアマゾンの利用法を見つけた。
KDPによる宣伝と権威化、チートを確立してる。

やり口は、簡単。
こんな感じだろうと予測される(私見)。
※試すなよ

まず1ターン目。
・会社を作る(当然、格安資本金で)
・マイナーなジャンルを狙いKDPで一冊書く
・プロフィール欄を充実させる
・値段を安く設定する
・発売と同時に買いまくることで上位にランクインさせる
・その実績でプロフィール欄に「○○ジャンルで○位を獲得」と追記

次2ターン目。
・ブログ記事並みのKDPを書く(受け売りの自己啓発でもオッケー)
・表紙の写真はフリー素材を加工
・タイトルは強めの言葉で長め、煽り系、逆張り
・値段を安く設定する
・発売と同時に買いまくることで上位にランクインさせる
・クラウドソーシングなどを使いサクラレビューで★★★★★をつける

そして2ターン目を頻繁に行う。
なにせ「ブログ記事並みのKDP」だから量産が可能。
これで「いつもアマゾンランキング上位作家」のできあがり。
誰も知らないのにレビューで絶賛され、出す本が毎回上位にランクインする。
(時間が経てば当然★レビューが増え始めるので初速が大事)

プロフィールは、個人よりも株式会社の方がいい。
何かで実績があればそれも権威になる。
プロフィールはたっぷりと書く。
動画を作る輩もいる。
 
いやー、ろくでもない。

  

情報商材界隈

f:id:paradisecircus69:20160406122627j:plain
お金を見つめてニヤけている男性のイラスト | 無料イラスト かわいいフリー素材集 いらすとや

アマゾンの仕組みは、情報商材の業界人らにとっては非常に使いやすい宣伝材料。
サクラレビューに溢れるアマゾンはいたちごっこ状態。
ランキングは、まともに機能せずスパムでいっぱい。

捏造した評価を掲げて自分の価値を権威化。
そしてカモがひっかかる。
安価なKDPやメルマガで捕まえ、高額なセミナーや情報商材へ勧誘の流れ。
KDPだけで儲ける気がないから値段設定は安い。


虚業、情報商材や啓発による稼ぎに対するリテラシーが低い。
ブロガーに夢を見て、実績もないフリーランスに憧れる。
TWITTERで名言を見つけたらシェアし、ポエム系botをフォロー。
copy_writingやサザエbotがSNS内で権威化してしまうのを見ればよくわかる。

……。

▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわああああああ

現在では老若男女がネットを使うようになったけれど、リテラシーがまったく追い付いていない(そもそもそれを実地で具体的に学ぶ仕組みがない)。
やはり「三年ROMれ」は真理か……。

ネットで自分を守るのは自分だけ。
危ないモノがそこらじゅうに転がってる。

気をつけなはれや!(©チャンカワイ)