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愛に生きたデザイナーの死 映画「SAINT LAURENT/サンローラン」

映画 ファッション

「僕たちは20世紀後半の2大アーティストだ」とアンディ・ウォーホルに称えられたイヴ・サンローランだが、新しいデザインを生み出すプレッシャーに苦しんでいた。
ブランドのミューズ・ルルやお気に入りのモデル・ベティ、危険な愛人ジャックと刹那的な快楽を追い求めているうちに、遂にイヴは1枚のデザイン画も描けなくなってしまう――。



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ファッションブランド、イヴ・サン=ローランの創始者サンローランの映画はドキュメンタリーが一本(2010)、フィクションが一本(2010)。今作が三本目。
監督はベルトラン・ボネロ、主演は「ハンニバル・ライジング」のギャスパー・ウリエル。

1970年代、イヴ・サン=ローランの栄枯盛衰を描くということで、1960年台のモンドリアンルックやスモーキングなどは既に発表されており、ファッション界でサン=ローランの名声は定着している時代。
しかしイヴはドラッグに溺れ、繊細な精神故に破綻をきたして行く。

イヴが恋に落ちた相手がカール・ラガーフェルドのパートナーだったそうで、何かあったのか二人は会わなくなり、イヴはデザインもできず、ふさぎ込む毎日。

パートナーのベルジェが会社を運営しなんとかなってるがイヴ一人では電球一つ変えられない。
最近のファッション界に多い経営センスもあるデザイナーではなく、根っからのアーティストだったからこそ歴史に名を残すようなデザイナーになり得たのかもしれない。

イヴ・サンローランの私生活中心に描かれた作品なのでアーカイヴなどを観たいひとにはあまり向いてない。
ギャスパー・ウリエルはイヴになりきっているし個性派の役者を揃えているので地味な割に魅せる。
ベッドの上に蛇を這わせたり、結構露骨なメタファーだが。

今作はパートナーのピエール・ベルジェの存在感が薄いので、インタビューが多いドキュメンタリーを併せて見ると、いろいろ見えてくるものがあるようにも思える。
※ドキュメンタリー予告↓



www.fashionsnap.com

現在のサンローランは現デザイナーのエディ・スリマンが退任を表明。
アンソニー・ヴァカレロが後任に決定したそうで。
エディが自分の名前を冠したブランドを始めるのか否か、それとも写真家に専念するのか気になるところ。

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