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シラットアクション二作目も名作か? 映画「ザ・レイド GOKUDO」


『ザ・レイド GOKUDO』予告編

ハイテンションアクションの続編。潜入捜査を命じられた新人警官のラマ。彼が身を投じた世界は、マフィア内部の確執やヤクザとの軋轢、新興勢力が入り乱れる修羅場だった。

iTunesレンタル、100円で観てみた。



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第一作目「ザ・レイド」が素晴らしかっただけに二作目はどんな感じかと思ったわけですが。
ストーリーはかなりベタ。
一作目で生き残った主人公が、潜入捜査官として組織に潜入。
投獄中のボスの息子に近づく。
ボスの息子はやがて父親から利権を奪おうと画策を始める……と言ったお話。

インドネシアに進出している日本のヤクザとして松田龍平、遠藤憲一、北村一輝が出演してる。
とはいえアクションはなく、戦うのはインドネシア人中心。
一作目でも活躍したヤヤン・ルシアン(1作目の中ボス)も登場。 

シラットの打突はひじ・ひざ。
腕を折り、足を折り、単に刺すだけじゃなく刺したあとに引き裂くあたり細かい。
敵殺し屋に金属バットの男と金槌使いの女性を配して、今回はキャラ立ちも意識した痕跡がある(ゴーゴー夕張チックな)。

キレイなアクションではなくて、格好をつけず、近くにある物をひたすら投げつけ、怯んだところを打突で攻撃して最後は急所にとどめを入れるシラットのえげつないアクションはやっぱり面白い。
だが一作目に及ばない。

原因は明らかで、一作目は警官隊が巨大マンションに閉じ込められ、犯罪組織に追い詰められる中での脱出劇。
明確な目的があり、敵の目的もはっきりしてわかりやすい。
主人公は警官以外全部敵としてひたすら戦い出口を目指す。

しかし今作では主人公が敵組織に潜入したのに組織は分裂を始め、ヤクザ組織はあくまで外様で様子見。
こうなってくると主人公は、誰が味方か敵かわからないが、ともかく襲ってきた敵をひたすら倒すだけになる。
アクションだけならそれでもいいが、ストーリーとしてみると主人公は抗争に巻き込まれ自分を守るので精一杯。
受動的な主人公……。

そして1作目の魅力だった閉塞的な環境が今回はなく、泥だらけの刑務所の中や倉庫など広々とした空間でのアクションが多い。
そのせいかカンフーチックな型っぽいアクションに見えてしまう場面もあって……シラットはあの生々しく痛々しい感じがいいんですがね、惜しい。
車の中だけは閉塞感があったが、ここでは鳥瞰的なセット(車の屋根を外した)でのアクション撮影で、これはなかなか面白かった。
真上から撮る画はユニークだし、屋根は邪魔だから取っ払うのは確かに正しいかもしれない。

日本のヤクザは結局メインストーリーに大して絡めないままだったんですが……もうちょっと。
1作目が素晴らしかったからこそ、期待してしまうので。

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