囚人vs看守サッカー対決 映画「ミーン・マシーン」

ヴィニー・ジョーンズが演じるダニーは、金、車、恋人……すべてを手に入れたサッカーのスター選手だった。だがある日、人生が一転。警官を殴ったことで刑務所にぶち込まれ、事態はさらに悪化する。



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元サッカー選手、現在は俳優として活躍するヴィニー・ジョーンズが八百長試合で全てを失い、警官を殴り刑務所に入るサッカー選手ダニー役を演じている。
刑務所長はダニーに看守サッカーチームのコーチを依頼するがダニーは拒否。
囚人チームと看守チームで戦うことになり、ダニーは囚人チームのコーチに就任する。
……というお話。

刑務所meetsサッカーといえばジョン・ヒューストン「勝利への脱出」(大戦中の収容所を舞台に連合軍捕虜チームvsドイツ看守チームでサッカーが行われるストーリー。ペレも出演)を連想するが、こちらは英国の刑務所が舞台なのでサッカーの試合と脱獄を混ぜようと言う趣向はない。代わりにストーリーの全てがサッカーの試合に向けられている映画メジャーリーグ方式。

曲者揃いの囚人の中からメンバーを集め、看守チームに勝つべくチームとして完成に近づける。
ただアメリカなんかで多いこの手の映画だと個性的なメンバーのそれぞれの特色を活かして~みたいなベタな感じもあるけれど、その辺はかなり抑え気味。
ただ一人、ジェイソン・ステイサム演じる素手で殺しまくった殺人鬼キーパーが妄想の中で次々看守を血祭りにあげて行く辺りなんかは笑いどころ。

ストーリーとしての軸がサッカーの帰結一本なので非常に見やすい。
最後の最後で決める辺りの前振りも非常にベタ。
とはいえこういう映画はひねっても面白く無いのでこういう真っ直ぐなストーリーでちょうどいいんでしょう。
暗喩として保守政党vs元セレブで上流階級入りしたサッカー選手が落ちて労働者階級と一緒に戦う、と読むと実に英国っぽい図式かもしれない。

キチンと各人に対して因果応報になってる辺りもキレイ。
元サッカー選手のヴィニー・ジョーンズありきの映画。

ただひとつ気になるのは、試合の中継してるラジオキャスターがヘタで単にゴールが入った時だけ叫んでるんだけど(実況はジェイソン・フレミングらが担当。コメディ枠)あれで盛り上がれる囚人らって想像力豊かだなぁと……。

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