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ソダーバーグとドラッグ中毒なアメリカの副作用 映画「サイドエフェクト」

映画

精神科医による、処方ミスが引き起こした一つの悲しい殺人事件。だが、その裏には、まったく別の思惑と陰謀が渦巻いていた。自らをはめた真犯人に復讐を誓う医師だったが、次々と仕掛けられる罠に陥っていく。そして、思わぬ衝撃の真実が彼を待ち受ける・・・。

スティーブン・ソダーバーグ最後の劇場映画は、医療サスペンス。



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ジュード・ロウ扮する精神科医のところへやってくるうつ病の女性。


刑務所から出てきた夫との生活に悩む妻。
演じているのは「ドラゴンタトゥーの女」でアカデミー賞を受賞したルーニー・マーラ。
ルックスが違いすぎて最初わからんかった……。

ジュード・ロウは新薬を処方。
その副作用からか夢遊病で歩き回るルーニー・マーラ。

あるとき夢遊病のルーニーが夫を刺殺。
しかし夢遊病状態で記憶が無い彼女に薬を処方した医師が糾弾され……。
というお話。


人間の精神というのは、極端に言ってしまえば脳内の化学物質と電気信号による科学的な化合物。だからこそ薬によって物質を抑制したり発生させたりすることができる。
しかし現代は薬に依存し、さまざまな精神状態を病気だと言ってしまえる。
さまざまに生まれる極端な感情をコントロールするために向精神薬を飲み、医薬品会社は毎年新薬を発表し医師はそれを患者に使用する。


ハリウッドを去るソダーバーグらしいアンチアメリカなニヒリズム。
薬やドラッグに毒された現代アメリカに対してのアンチテーゼ。
薬によって心の平安を得ても、何かしらの副作用(サイドエフェクト)がある。

薬を飲みまくって幸せを感じられるのなら「幸せ」とはいったい何なのか。

ソダーバーグ最後の作品とあって演技派揃いのキャストが気合い入りまくった演技を魅せる。
特にルーニー・マーラは素晴らしい。

サイド・エフェクト (字幕版)
(2014-03-07)
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