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閉鎖された空港で暴れまわるゾンビウイルス 映画「REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇」

映画

暑苦しいのでホラー映画多めでお送りしております。



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本日は「REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇」ですが、これがいわゆる映画「REC」と何が違うのかといえば、RECのリメイクが「ザ・クアランティン」でして、オリジナルがスペイン版、リメイクがハリウッド。
そのハリウッド版リメイク第二弾ですからオリジナルからすれば、いとこくらいの関係性でしょうか。

オリジナルの「REC」は密着取材中のカメラがとあるアパートを訪れ、そこで宗教団体のサイバーテロに巻き込まれ、アパートに閉じ込められる。脱出できない中でゾンビのような感染者が次々増えていき、やがて最上階で見たのは……と言ったお話。
この「取材中のカメラ」目線によるPOV(ポイント・オブ・ビュー:一人称視点)映画が当時は新しかったわけですが(その前にブレアウィッチプロジェクトのヒットもあった)とまれこのリメイク第二弾ではPOVでもないので普通の映画的。

物語は離陸前準備の旅客機から始まる。
観客はすでに「感染する」という予備知識があること前提。
風邪をひいている副操縦士や咳き込むビジネスマンの乗客、ハツカネズミやネコ(既に感染しているかもしれない)など感染源候補がこれみよがしに示され、観客は「果たして感染源になるのは何だろう?」(飛行機内でパンデミックが起きること前提で)観る。
乗り合わせるのは生意気盛の子供、目線しか動かせない老人など個性派揃い。

で、当然1人が発症し、客に襲いかかる。
そこからの

感染→パニック→閉鎖→感染、死者拡大→デッドエンド

という映画の流れは変わらず。
しかしお金がある分、飛行機は着陸して、軍によって閉鎖されただだっぴろい空港を使って(とはいえ予算的に安そうな裏側を)撮ってるのはハリウッド的。
でも映画的にはあくまで飛行機の中でパンデミックでパニックになるほうが面白いと思うんだけどなー……ウェズリー・スナイプスの「パッセンジャー57」も飛行機の中は神展開なのに降りた途端冗長になってしまうからな。

RECというのは閉鎖空間において取材カメラ目線の画面というPOVが新しかったが、それ以外に関しては単に閉鎖空間をめっちゃ走ってくるゾンビ。
閉鎖空間はダリオ・アルジェントの「デモンズ」からやってる古典の舞台設定。

このザ・クアランティン2ではそのPOVを捨て、後半の暗視スコープの場面でだけそれを使ってるんだけれども、そのせいか普通のゾンビホラー担ってしまっているのがなんか残念といいますか。
特に深読みする必要もない極々ノーマルなホラーなので、頭空っぽで観るにはいいのかもしれない。
一作目のほうがアパートの上に例のアレがいるので、1作目のほうが場当たり的ではない分面白いかもしれない(ボス無しザコ多め)。


ちなみにオリジナル版は既に四作目までが作られて完結してるが、リメイクの方はここで止まってる(この先は無制限のパンデミックしかないものなー)。