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PPAPと一発ギャグに関する考察

 
 最近、古坂大魔王の演じるピコ太郎が流行ってるらしい(一応、別人という設定しいが……)。

このPPAP動画、観ればわかるが特に変わったことは言ってない。
ペンとアップルでアップルペン。
ペンとパイナップルでペンパイナップル。
アップルペンとペンパイナップルでペンパイナポーアッポーペン。

古坂自体は元底抜けエアラインのボキャブラ世代。くりぃむしちゅーが好きなら結構知っている顔。
そんなベテラン古坂大魔王が流行の音ネタをやったのがこれ。

音ネタ、というのは面白さが語感にある。
なので意味や行為を考えても面白くない。

ということで以下は音ネタについての簡単な考察。



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一発屋の賞味期限

基本的に表面的な音韻の感覚を楽しむもので漫才に多くある本来のボケ*1

音ネタは昔からある。
たとえば財津一郎の「非常にキビシー!」なども後ろから手を回し耳を掴むなどの動作に面白みをもたせてはいるが、本来音韻の「キビシー」が面白い。
「テケレツノパー」「あたり前田のクラッカー」「ハッパフミフミ」
数えだせばキリがない。


音韻の感覚的な面白さというのは直感的なので爆発力があるが持続性がない。
なにせ考えてみると何も面白いことを言っていない。当たり前のことを音韻の変化だけで笑いにしている。

だから8.6秒バズーカのような一発屋芸人は短命に終わる。
そこから藤崎マーケットのように漫才でのし上るのは、よほどの実力がなければ難しい。

オリラジも武勇伝以降、漫才で賞レースに出るが芽が出ずタレントとして活躍できたが、次に売れたのがダンスと歌なんだから皮肉なものですが。
最近のパーフェクトヒューマンからの流れは、音韻の笑いに動きが加わっており、一曲辺りの情報量が多いので寿命はそこそこ長い。
残念ながら受け取られ方として笑いではなく歌になってますが……。

ウルトラタイガーはそこまでウケてないかなー。
検索ちゃん祭りでまた披露してほしい。

ナス持ち上げるときだけ

キングオブコントを見ていたらななまがりの「茄子持ち上げるときだけ左利きだよー」がツイッターで大ウケしてた。
ただキングオブコントは一発ギャグではなくコントの賞レースなので決勝には残れなかった。
ただ視聴者にインパクトは与えた。

「茄子持ち上げるときだけ左利きだよー」も音韻の笑いなのでやはり爆発力はある。

しかしこれが半年持つかどうかというと……観客は単純にその場で面白い→評価する、なのでななまがりが決勝に残らなかったのが不思議だったらしいがネタ全体の構成としては、もう少し狂気が欲しかった。
そうすれば評価もされた残念な結果。

最近の若者ときたら

PPAPが海外で受けたのって日本では音感だけれど、海外ではベタでウケた気がしなくもない。
なにせ日本人のように受け取るとは限らないし感覚が異なる。
受け取り方として「まんま」なのも面白かったのかもしれない。

最近の若者はPPAPのようなものが面白いのだそうで、たしかにこういう音感の短い笑いはネット動画的。
ヒカキンのようにカリカチュアライズした動きを普段から見ている若者からすれば抵抗感なく音感の面白さを感じられるんだろう。
逆に世界観を作り込むような漫才やコントのペースは遅くてダメなのかもしれない。
すぐ見れてすぐ面白い。
それが大事なんだろう。

個人的にはどんな切っ掛けであれ「楽屋の爆笑王」古坂大魔王が舞台でも評価され、タレントとしてブレイクして欲しいなぁ、と思うのです。

*1:笑いは緊張と緩和であり、常識からズラすことで緊張を生むのがボケ。常識に修正することで安心感を生み笑いを作るのがツッコミ