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150人vs3,000人 NETFLIXオリジナルドラマ「ジャドヴィル包囲戦 -6日間の戦い-」

NETFLIX テレビ

アフリカ大陸、コンゴ。
圧倒的な数の敵に包囲されても、国連平和維持軍アイルランド部隊の兵士たちは、戦い抜くことを選んだ。
歴史に埋もれた実話を映画化。

Netflixオリジナル作品。

国連平和維持軍として派遣されたアイルランドの部隊150名が突然襲撃を受け孤立。
十倍以上の敵を相手に補給も援軍もないままひたすら戦った。



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1961年9月には武力を行使せずにカタンガの傭兵部隊を拘留するための試み「モーソー作戦」が展開されたが失敗し、銃撃戦になった。
ONUCが主張するどちらの側にも偏らないという公平性は9月中旬にジャドヴィルにおいて、ONUCのアイルランド人部隊が兵数に勝るカタンガ憲兵隊と6日間に及ぶジャドヴィルの包囲戦(英語版)を繰り広げた末に敗北して捕らえられたことで損なわれた。
カタンガ国連の活動とその支持者に屈辱を与える戦争捕虜としてアイルランド兵の拘留を続けた
コンゴ動乱 - Wikipedia

ジャドヴィルの包囲戦は、コンゴ動乱に揺れる1960年代の南アフリカが舞台。

突如、ジャドヴィルに駐留するアイルランド人部隊がカタンガ憲兵隊の襲撃を受ける。
しかし備蓄はなく補給もない。
武器も憲兵隊の攻撃を耐え続けるほどはない。
援軍を送ろうとするが、国連は援助に乗り気ではなく、ようやく向かった小隊も途中で憲兵隊の邪魔にあって退却せざるを得ない。
そんな状況の中、新兵を中心にしたアイルランド軍がひたすら耐え続ける。


映画としては、いわゆる防御戦なのでエンタメ的な一発逆転などはない。
敵は数に物を言わせてひたすら攻めてくる。
憲兵隊には駐留しているアイルランドの十倍近い兵がいて、武器弾薬も充分にある。
一方、戦闘すらあるかどうか分からずやってきたアイルランド軍は急な戦争に慌てふためくしかない。

憲兵隊の兵数は150対3,000。
圧倒的に多いので余裕を見せ一気に攻め込んで来ず、アイルランド軍の士気が高いから消耗を恐れて一気に突っ込むわけにも行かない。
兵の練度に関しても憲兵隊よりアイルランドのほうが高かったからこそ圧倒的不利でも膠着状態を維持できたのかもしれない。
それにその裏では政治的な駆け引きがあり、国連チャーター機が落とされるという事件まで発生するきな臭さ。

映画的には波状攻撃がひたすら続き、それをひたすら耐えるという展開が延々と繰り返され、エンタメ的なカタルシスが感じられないままモヤッと終わる。
どうにも上層部的にはアイルランド兵らがとっとと全滅してくれる方が楽だったようで、生き残っても迷惑な顔……。
まぁ、理不尽であれ実際の事件なので。


Netflixのオリジナルドラマは、少年兵を扱った「ビースト・オブ・ノーネイション」もそうだが、予算もたっぷり、シナリオもがっつり重厚で見ごたえがある。
azanaerunawano5to4.hatenablog.com

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