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2016年 はてな組織 vs 国家権力

はてな向け記事になります
※創作記事になります
※まだ風邪です

京都。
はてな本社の地下深くにその部屋はあった。
のっぺりとした巨大な空間。
闇は濃い。
床には多くのスーツ姿の男らが伏せているがまるで作り物のように生気に欠け、微動だにしない。
そんな様子を壁に埋め込まれたモニターの明かりだけが照らす。
モニターにははてなブックマークのホットエントリー、ワードクラウド、株価などがリアルタイムで表示されている。



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部屋の一辺は一段高くなっており、そこに巨大な椅子がある。
ゴシックをベースに鈍色に輝く無数の手斧と人骨で飾られた巨大な玉座。
人を圧倒することのみを想定した装飾。
日本の情報の裏面を支える結社の長が座す玉座であった*1

「聞こうか」

玉座に深く座した男が声を出した。
低く、そしてどこか粘っこい声。
はてなの支配者、そして日本の情報の裏面を一角を支えるはてな社長であった。

床に座した無数の黒スーツの男ら。
そのうちの一人が顔を上げた。
緊張した若者だった。

「ご報告いたします。はてなへの流入の起爆剤となるべき、ミニマリスト導入計画の、進行は、はてな既存住民の激しい抵抗にあい、頓挫しておりますが、オシャレライフスタイルへの憧れは未だに強く、微増状態にありまして、きょうもえ……」
ミニマリストはもういい!!!この前のMBPがガッカリ過ぎて奴らすら手を出さん。ゴミ箱をなくしてスーパーの袋に変えるライフハックなどという記事で流入が見込めるとでも思ってるのか?!結局のところ奴らは自分らでコミュニティを作り信者相手にセミナーで小銭稼ぎをする程度の輩ではないか!」
「も、もうしわけありません!」

男が玉座の肘掛にあるボタンを押すと床に隠されていた扉が開き、暗い穴が口を開いた。
声もなく若者が穴に消える。
周囲に伏したスーツ姿の人々は微動だにしない。
これも彼らには日常であった。

「増田担当!」

玉座の男が声をかけると、一人の男が立ち上がった。
影とでもいうか。
細く幽鬼のような印象の男がそこにいた。

「今年は増田の「日本死ね」が大ブレイクしまして未だに話題になっております。引き続き各所へ怪文書の類は増田への投稿を行うよう手は打っております。ただ先日のAppBank元取締役兼詐欺師木村氏をAmebaに取られたのは不覚でありまして」
「……あれは失点だったな。しかし話題性からすれば、あれにしろやまもといちろうが煽らない限り大して話題にもなるまい。しかもその御大も最近ではタレント活動に忙しいらしい。その後のiPhoneケースパクリ謝罪にしろappbankは放っておいても沈む船。ムライキッズもパズドラ人気の凋落とともに消えていくだろう。静観で構わぬ。今年もよい働きであった」

社長が静かにいうと幽鬼のような男は深く頭を下げた。

「有名人担当!」

床から立ち上がったのは、細身のオーダースーツを着た男。
その表情は固い。

「今年もAmebaからの引き抜きにはしくじりまして、しかも最近ではlivedoorブログによる芸能人並びに一般人への勧誘が多く見受けられます。これは各社がブログによるコンテンツ力に目をつけ始めているからだと思われまして」
「それは、わかっている」
「は、はい……えー、ただ今年はASKAのブログをはてなに設置させることに成功しました。増田の日本死ねに始まり、そしてASKAブログという今年を代表するブログははてなはてなブログこそブログ界を代表する」
「……違うな」

静かに社長が口を開いた。

はてなのオシャレ化にはしくじり、ミニマリストの流入も頓挫。芸能人のコンテンツ力も一向に向上しない。せっかくタレントとして成功するかと思った岩崎夏海には、お茶も出さずにネタまで提供したというのに今やユーチューバーになりお掃除だとか叫んでる始末だ。作家として成功しそうな罪山は過去ログをまるで裏面のごとく消し去り、期待されていたSF作家の伊藤計劃は死去し故人の遺志を省みもせず次世代SF畑の錦の御旗として使われ、飛浩隆は更新もしない
はてなからメジャーになるとはてなを消す、これが今までのやり方だった……あいかわらずのちきりんはさておき、だがな。
せっかく主婦層の購読を掴みメジャーになりそうなブロガーは次々Livedoorブログに引抜かれる。皮肉な話だ。

情報の海から底に堕ちた澱のごとき我らが光を求めてを伸ばしても、結局のところオフパコだとか、付き合うだの付き合わないだの弱小ブロガーが無意味に揉め、今日も今日とて中身のかけらもないクマの記事がはてブを蹂躙し踊っているではないか。今やブクマのホテントリなど互助会によってあんなものが権威になる程度での価値しか無くなってしまった。
求めても望んでも得られないのであれば得なくてもよい、求めるのを止めよう。
壊せ、暴れろ、怒り狂え。
増田の日本死ねはもはやバズワードとして呪いと化し、ASKAのブログは今後も話題を提供し続けるだろうSayYes。
ASKAはお茶を混ぜた。岩崎夏海にお出ししたお茶がここで花開きマスコミがこぞって「お茶」「お茶」と叫ぶ。挙句に「尿」「尿」だ。まるで増田のようじゃないか。

だが誰かどこかのマスコミが「ASKAさんははてなブログに」と言ったか?いや聞いていないな。ASKAのブログはASKAのブログでしか無い。タレントのブログにその母体の宣伝力を期待するなど皆無だ。
主婦タレントやオシャレモデルのライフスタイルブログとはほど遠い。やはりはてなは日本の呪いとならなければならない、そう悟った。
引き抜くのなら田代まさしを引き抜け!清原を引き抜くのだ!!
ネットの吹き溜まりこそがふさわしいのだ!日向(フロントエンド)ではない。我等はあくまで日陰(ローエンド)の住人よ。底に落ちてくる怨嗟の声を!狂気を!そして手斧を!!」

社長が玉座から立ち上がる。手斧に模したデザインの重厚な鎧が音を立てた。
手には巨大な斧がその手にある。
社長の恐るべき腕力は、巨大な鋼鉄の塊をまるでハリボテのごとく持ち上げた。

はてなSEOに強いと吹聴しろ!『お小遣い稼ぎははてなブログで!』『はてなブログで新しい生き方をしよう!』これがキャッチフレーズだ!金に狂う亡者どもを焚き付けるのだ!楽に手に入る安易な小銭に目をくらませ欲に狂う空虚な連中ほど従順で御しやすい!
はてなブックマークの精度が落ちた?!面白くないはてなブログばかりだと?!
それこそどうでもいい。あんなものは連中の児戯にでも自慰にでも使わせておけ!増田を見ろ!はてなブログが金満主義に蹂躙されるほど増田は活気づくのだ。現代の日本人の意志の暗部の受け皿となるべき増田こそがはてなの華なのだ!!闇に蠢く呪いを憎しみを苦しみを受け止め増田は生き生きとしている!
立て!者共!次年度こそ本願成就するのだ!狂気を撒け!暴れ回り平穏無事なインターネットを混乱に導

そのとき、巨大な扉が開き、戦闘服に身を包んだ集団がなだれ込んできた。
どこにも識別票のない漆黒の戦闘服……内閣調査室の特殊部隊だった。
特殊部隊は床に伏した男らに向けてSIG MPXで一斉掃射する。
指揮官らしき男が叫んだ。

「国家の情報の根幹を騒乱に陥れるはてなは一人も残さず刈り取れ!汚物は消毒だ!!日本に氏ねというお前らが氏ね!!」

だがはてな社員の制服であるケブラー繊維&鎖帷子入りスーツに弾丸は貫通しない。
ヘルシーな社食で作られた柔軟な筋肉を使い社員らは手斧を投げつけ、懐からこちらもはてな社員標準装備のM9A3で反撃を開始。
空間は血と硝煙の匂いに満たされた。

たった数分で双方が屍の山を築き、その山を橋頭堡にして進入する特殊部隊と阻止する社員。
部屋は一瞬で混乱状態に陥った。

「国家権力の犬がはてな社長に逆らうのか!」

社長は斧を振るい特殊部隊の首を一つ二つ跳ね、そのまま脱出口へと走り行く。
それを阻止しようと何人かの特殊部隊員が銃口を向けようとするが途端に空中から泥のようなものが現れ身体にまとわりつき自由を奪う。
泥は胎児のような姿をとり時折「いいね!」「役に立つ!」「ダブスタ」「消えて欲しいブログ一位」などとつぶやいている。

社長が危機に陥ると発動する秘術はてなブックマークだった。
人の意志の暗部であるはてブを召喚し具現化させる呪術の一種。
物質とされたブックマークは、いやらしい音を立てて身体に張り付き、自由を奪い、時には命すら奪う。
ヒルコの如きブクマに覆われる特殊部隊員らを尻目に社長は逃走用通路へと逃げ込む。

「ふふ、まだだ、まだ終わっていない。はてなはこれからだ」
地下通路を逃げる社長。
その前に現れた影。

「それはどうかな」
通路に立ちふさがる影。
そこには女優と離婚後も事業は順

(未完 id:chris4403に捧げる)



はじめまして。
私はこのブログの管理人の友人です。
皆さんに、私から報告が有ります。

昨日、管理人は亡くなりました。
ニュースの片隅に載ったので知っている方もおられるかと思います。

彼は何者かによって手斧で頭を割られ死亡しました。
第一発見者だった私が発見したとき、凶器は故人の頭部に深くめり込んでおり、柄の部分には「メリークリスマス、これがプレゼントだ」と書かれてました。
私が確認した限りこれは報道にはならなかったと思います。

これは故人が下書きにしていた最後の記事です。
彼はPCに突っ伏し、この原稿をモニターに表示した状態でした。
まるでこの記事を守ろうとしているかのように。
私にはここに書かれていることの半分もわかりませんが、このブログを読まれている方ならご理解されるのだと思います。

このブログの更新は私が引き続き行うことになります。
今後とも当ブログをよろしくご愛顧お願い申し上げます。

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*1:イメージはゲームオブスローンズのアレ