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ヌルっとユル~いテレ東のモキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」が面白い

テレビ

深夜で始まった「山田孝之カンヌ映画祭
テレ東実験ドラマ枠は、やはりあたまがおかしい(いい意味で)。



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## #1
www.tv-tokyo.co.jp

勇者ヨシヒコを撮影している東宝スタジオ。
撮影の合間、楽屋に映画監督山下敦弘を呼び寄せた山田孝之は、突然「賞が欲しい」「どうせ獲るならカンヌ映画祭」といい出す。
急な話にとまどう山下監督。

数日後、ヨシヒコの撮影が終了。
再び山田孝之に呼び出された山下監督は横浜へ。
ビルの一室を事務所として借り、1人で会社を立ち上げていた山田孝之
名前は「合同会社カンヌ」
映画のテーマは、実在の連続殺人犯エド・ケンパーが家族殺しに至るまで。
そして山田孝之はプロデューサーを担当し、パルムドールカンヌ映画祭最高賞)を目指すと宣言。
映画の主演候補を紹介すると山下監督を外に連れ出した……。

モキュメンタリー

以前、山下敦弘山田孝之タッグで撮った「山田孝之東京都北区赤羽」もモキュメンタリー(ドキュメンタリー風フィクション)だったが、今作も同じモキュメンタリーの構成。
終始強引な山田孝之とそれに振り回される山下監督。
一話だけで制作会社が立ち上げ、監督とプロデューサーと主演まで決まる。
小ネタがいろいろと盛り込まれているが、山田孝之のナチュラルなキャラクターが違和感なくダラダラした空気を保っているため、モキュメンタリーというか一瞬ドキュメンタリーに錯覚しかねない。

連続殺人犯をテーマに映画を撮るといい出したときはどうなるんだ?と思ったら主演でずっこけた(サムネイルでネタバレしてますが)。
なんかそれはそれで観てみたい気もする。

テレ東

深夜ドラマは、ゴールデンなどと違いかなりユルい。
少し難解だったり、エキセントリックな作品もだから多く生まれる。
特にテレ東は率先していて、勇者ヨシヒコみたいな作品も撮れるし、今度はおっさんバイプレイヤー6人がシェアハウスに住むという「バイプレイヤーズ」だって撮れる(こちらはフィクションっぽいつくり)。

それにしてもゴールデンには素人の家についていったり、空港に到着した外国人に着いていったり、車を貸すから撮影させてくれとか、素人がメインの番組ばかりを並べるのに深夜ドラマに山田孝之とか役所広司とか。
テレ東の感覚はかなりおかしく、だからこそ面白い。
もはや長寿番組になったゴッドタンだって他局ならキワキワ(この前のエロ悲しい座談会とか……)。

昔はフジも「逃走中」「スパイ2/7」みたいなバラエティや岩井俊二を生み出した「La cuisine」や片岡K*1の「文學ト云フ事」などなど。
いろいろ頑張ってたもんですが……。

2017年一発目、面白そうなドラマシリーズの開始。
新社屋になったテレ東の勢いを実感させる。
ヌルっとユル~く、肩の力を抜いて見守っていきたい、そんな一本。

*1:当時は、あんなに炎上するひととは思ってなかったが。新進気鋭の新人女優だった井出薫を嫁にしたのは未だになんか引っかかってる