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”書く力”と文章力

書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書)

池上彰氏と読売新聞に「編集手帳」を書き続けている竹内政明氏。
この二人が「文章を書くこと」について語っているとても興味深い一冊。

読んでいて思ったことがある。



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インターネットという発明により作家や有名人だけではなく一般人の書いた文章も広く読まれる機会が増えた。
ホームページ、ブログ、メルマガ、コメント、ツイート。
さまざまな場面で読み書きをする現代。

しかし書き手が増えても書き手の能力が向上したわけではない。
文字コミュニケーション手段と範囲が広がっても、対応できる文章力が伴うとは限らない。

国語や現代文の授業で読み方は教えても書きかたは教えない。
若者の活字離れと言われ嘆かれ続けたはずが、文章を読む力も書く力も文字を使うコミュニケーションを若者が必要とするようになった。
だから今はかつて以上に文章術や文章力の本が並ぶ。

しかし文章力と呼ばれるものは「文章力」を謳う本を読んでも身につくわけではない。
文章力に関して書いているブログ記事の多くもあくまでも小手先の素人テク止まり。

文章のプロでもないが文章を書いているうちに何かを語れる気になってしまった。
そんな一言居士がブログの管理人には多い。

短文であればある程度のノウハウも通用するだろうが、多くの文章は単純なノウハウだけを使って乗り越えるのは難しい。
それに単純な方程式やノウハウで書かれた文章というのは実につまらなく感じる。
文章術の本は、文章を考える導入にはよくても、そこから先は自分次第。

伝わる文章、読みやすく、リズムが良く、のど越しがいい。
そういったうならされる文章は、書き手が多くの文章を読み、多くの文章を書き、考え、戻り、推敲することで初めて書き上げることができる。

とっても楽に!お手軽に!速攻で!この本を読むだけで!

文章力とダイエットの本は、尽きることがない。

書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書)
池上彰 竹内政明
朝日新聞出版
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