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未来文書ロボット

ブログ 小ネタ

orangestar.hatenadiary.jp
今日も、雑文を少し。
アジコ氏の音声による文章入力に関して読んで思ったことをつらつらと。

文章の変化が起こった理由には1文字1文字にかかる時間の問題以上に、身体性の問題と言うのもあると思う。人間は脳だけでものを考えるのではない、と言うのはドグラマグラに出てくるセリフだけれども実際にそのような部分があって、指を動かしていたり体のパーツを実際に動かしながらの思考は頭だけを使って物事を考えている時とは、脳みそが別の働きをしているように感じる

口述筆記は以前からあって、考えながら話す(文字起こしは誰かに任せる→今はAI)こと自体は珍しくなく、あまり首肯しかねるが、主観的に新しいと感じるならそれはそのやり方があってるんだと思う。
自分の場合は、キーボードでカタカタやってる方が合う……というか公園や電車でスマフォ相手に独りで喋るのはやっぱりキモい。
それにテレビや音楽を流し「ながら」が好きなので。
このあたりは、思考を文字という記号にエンコードするときの変換法の話なので好みかと。



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文書の重さ

ところで、文章の重要度というのはやはり高くなっているし、インターネットというレイヤーが一般に広まれば広まるほど、「個人が文字によって自分の思考をどのように表現するのか」という能力は、コミュニケーション能力のひとつとしてこれまでよりも問われるのだろう。
今や国語教育なんて役に立たない、と文系は見下されがちだが、それでも文字を書かなければ存在すら認めれないのがインターネットの上。
薄氷を踏み抜かないためにも、文章力は必ず問われる。

そして近年のAIの発達を見るに、文章というカオティックな記号の集合もまたその仕組みを解析されるだろう。先日も「AIに映画の脚本を書かせた」という話題があったし、AIが作家になる日も近い。
そういえば法月綸太郎の「ノックスマシン」にはAIが小説を描く未来が描かれていた。

bot

そしてbotが文章支援を行う未来は近い。
(対話式など)音声で「こういうことを書く」「こういう感じで」「こんな風に」と自然言語で入力すれば、その通りの記事が出来上がる。
画像も引用もAIが適当なものを調べてきて、表示し聞いてくるのでどれでも選んで許可を出す。
botは、判断もするのでお任せでもいい。
もちろん適法な範囲で行ってくれる。
リンクもアフィリエイトも初期でテンプレ設定しておけば問題ない。
最後に文章を自分好みに指示を出し、微調整をする。
ですますだである、驚愕愕然マジウケるすごい、重い軽い。
どんな表現もなんでもござれ。

過去記事を読み込ませておけば、個人のクセも学習してくれる。
それをアップロードすればブログの更新完了。
文章力なんて何ひとつ必要ない。
誰でも、それなりの文章が出来上がる。

音声入力の先にあるのはそんな未来じゃないだろうか。

個人の文章力なんて問われない。
文書を描くAIをどう調整するか、どう設定するかが問われる時代。

ブログの書き方や、文書の書き方や、アフィリエイトの儲け方を語る人らが、ブログbotの開発者に駆逐される未来。
いや、今度は「稼げるbotの調整法」を語るのか……。

脳と文章の間をAIが繋ぐのはユートピアか、ディストピアか。
それこそ星新一が考えそうな未来の気がする。

ノックス・マシン (角川文庫)

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