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巨人IBMとコンパックの戦い ドキュメンタリー「SILLICON COWBOYS」

Netflixで観られるドキュメンタリー。
1980年代、
巨人IBMにたち向かったスタートアップ コンパックの栄枯盛衰を描いたドキュメンタリー。



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IBM

シェアの大半をIBMが占めていた個人向けコンピューター黎明期。
1982年、テキサス・インスツルメンツの上級社員だった三人がコンパックを立ち上げる。
IBM互換デスクトップ機の市場に、IBMの完全互換を謳い5kgのポータブルハードウェアは(当時からすれば)画期的なハードとして受け入れられた。

ここから市場を食い破ろうとするコンパック vs IBMの戦いが始まる。
コンパックは互換を謳う他のメーカーも潰そうと訴訟攻撃を開始。
特許を多く持っていたコンパックは自社の互換ハードを作るメーカーを訴え特許料を支払わせ、下がった収益の穴埋めにした。
コンパックも1億三千万ドルの特許料を支払うことになった。


MCA

そんな中、IBMは新たなハードを発表。
1987年、パーソナルシステム2と呼ぶマルチタスクを可能にしたマルチチャネルを実装したハードウェア。
しかしPS2のマルチチャネルは下位互換がなく、「IBMのやり方は市場に混乱を生む」として、これまでIBMクローンを作成していたハードウェアメーカーが手を組み新たな規格を作りだすことにした。
IBMのMCA規格 vs パソコン業界(コンパック、NEC、HP、Olivetti、Tandy、AT&T、Zenith)のEISA規格の図式。
このあと巨人IBMは迷走を始める……。


まだハードウェアが主戦場、PC/AT互換機の時代。
IBMが圧倒的なシェアを占める市場に現れたポータブル機(といっても旅行かばんくらいある)で参戦したコンパックがその後のノートPCなどの流れを作ったのは面白い。
コンパック目線で語られる話の中でも、やはりビル・ゲイツは上手く立ち回ってなんだかんだ美味しいところを持っていくんだからなんとも。
スタートアップ企業が最初は面白くても、やがて大企業になって創業者が爪弾きにされていくなんてのもよくある話。

なかなか面白かった。
APPLEの話ごろごろしてるが、コンパックみたいなハードウェアメーカーの裏話も興味深い。


その後、ご存知の通り巨人IBMはハードからソフトへとシフト。

そしてコンパックは、2002年、ライバルだったHPに吸収合併。
その名前は消えた。

※AMAZON VIDEOは英語のみ

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