諸星大二郎版「CUBE」はやっぱり諸星っぽい「BOX~箱の中に何かいる~(2)」

BOX~箱の中に何かいる~(2) (モーニングコミックス)

誰が招いた? なぜ招かれた?  何も分からないまま謎の館(やかた)に閉じ込められ、脱出するために奇妙なパズルに挑むうち、男女7人それぞれの思惑や秘密があぶり出されていく。やがて一人、また一人と「人間ではないモノ」になっていく脱落者が…。そして怪しい女・興子は、魔少女と一対一で闘うハメに! 「次のステージ」に、果たして何人たどり着けるのか? 先読み不能の状況限定サバイバルホラー!



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突然、送られた謎のパズルと招待状。
函山公園に表れた巨大な箱状の建物に招かれた男女らは奇怪な現象に巻き込まれ……というホラー色の強い1巻から転じてニ巻ではアクション&コメディ強めの展開。

映画「CUBE」ばりの不条理設定に、珍しく民俗学なども絡んでこない新機軸だったので、ドサドサ死にまくる近代ホラーっぽいか?と思ったらお馴染み諸星大二郎作品でよく見かける「おらパライソさ行くだ」なグチャドロのクリーチャー(何人もの人間が解けて合体したような)が登場するわ、昭和の薫りがするスラップスティックなコメディ展開があったり(とはいえ栞と紙魚子ほどではないが)。
実に諸星大二郎っぽい作品になってきた。

一巻目にあったような「怖くて底の見えない不条理な何か」ではなく、明確に意図的な箱の内部でのダンジョン逃避行とアクションがメイン。
各話の扉絵も、一巻の頃はそれっぽいイメージ画だったのが、二巻になってからは、間違い探しやホンモノを探せなど趣向を凝らしたパズルになっていて、諸星氏が楽しんで描いているのが伝わって面白い。

残る人数も限られ、次のフロアーへと移動した主人公ら。
次巻くらいで完結っぽいですが、どんな大オチになるのか期待。