閉鎖環境のサバイバルミステリー 粂田晃宏・志名坂高次「モンキーピーク」

モンキーピーク 1

社員の結束を高める為の、登山レクリエーション。
雄大な自然を感じる爽やかな山は、夜と共に惨劇の舞台と化す!
藤ヶ谷製薬36名が体験した、未体験の悪意とは…!?
凍牌の志名坂高次が初の原作を手がけ、俊英・粂田晃宏が入魂の筆致で迫る。
戦慄と衝撃の山岳パニックホラー開幕!!

Kindleでセール中の今作。



【スポンサーリンク】



comic.pixiv.net
※↑試し読みあり〼

表紙やタイトルからすると動物系のパニックホラーっぽいが、内容はガッツリとミステリー・サスペンス的なお話。
「凍牌」の志名坂高次が原作に回り、作画は粂田晃宏が行ってる。


製薬会社による社員の絆を深める簡単な登山リクリエーション。
しかし、突如現れた猿の格好をした謎の存在に殺され、レクリエーションは徐々に様相を変えていく。
ミステリではお馴染み人里離れた山奥という「孤立した(閉鎖)環境」

襲われる側にも、犯人と内通する者や裏切り者、あるいは犯人すら一考の中にひそんでいるかも知れず、その上生き残った犠牲者同士で減っていく食料や水を奪い合ったり裏切ったりのドロドロした関係性が描かれていく。
パニック物でありがちな「生き残る人間はだいたいめんどくさく、無駄に事件をかき回す」方程式。
犯人の意図通りに転がって行く序盤でキャラが減り、絞られてきた終盤で犯人の意図から外れ逆撃するのもこういうホラーの定番ではありますが。
実に性格が歪んでたり、異質なキャラが多い製薬会社。


まだ二巻では犯人の正体も見えず、内輪もめがエスカレートしている真っ最中。
これからどうやって物語を収束させていくか、かなり期待できそうな雰囲気。
犯人の動機自体は大体見える気がしなくもないが……。

これは面白い。
かなりオススメ。