オススメのNETFLIX オリジナル作品【6月編】

6/29から配信開始。
ポン・ジュノ監督最新作「オクジャ」の予告編も解禁。

とは言えこの作品、カンヌではコンペティションに入賞しても受賞拒否され、劇場公開と受賞資格云々なんて話に発展。
韓国でも上映拒否の憂き目にあったりなかなか不遇な作品になっている。

騒ぎで作品自体の価値が落ちるわけでもないので(出演はジェイク・ギレンホールにティルダ・スウィントンとかなり豪華)配信開始したらまっさきに観ようと思ってますが。
Netflix Japan - Watch TV Shows Online, Watch Movies Online
ということで、以下NETFLIXオリジナルの面白い作品を幾つか。



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ウォーマシーン


アメリカ陸軍大将を扱ったノンフィクション本「The Operators」を基に作られたフィクション作品。
主演、ブラピにベン・キングスレーとこれまた豪華。
そしてこちらにもティルダ・スウィントン。
アフガン駐留の米軍司令部として配属されるブラピ演じるグレン・マクレーン将軍。

戦争をタイトルに入れつつも戦闘シーンが全然なく、アメリカへの皮肉いっぱい。
とはいえ現実は小説より奇なり、今のアメリカを見ればまぁ……。

一応、オバマ(当時)大統領も登場(ニュース映像と、顔が映らない役者と)。

秘密の森


Netflixオリジナルドラマ「センス8」にも出演したペ・ドゥナが女刑事を演じる新作「秘密の森」が配信開始。

まだ二話目ですが、かなり面白い。
シリーズ最後までの視聴確定。

検察官と癒着していた社長が殺され、しかし強盗殺人の容疑で逮捕された男は無実を主張。
入り組んだ謎を追う女刑事ペ・ドゥナと跳ねっ返り検察官チョ・スンウ。

面白いのが単純な殺人事件だけではなく、事件の裏に検察の上層部が一枚噛んでいるので一筋縄ではいかないところ。
証拠品は隠すわ、捏造するわ、権力争いだわ、汚職だわ、恐喝だわ。
「金持ち、権力者が悪」ってのは韓国でよくある構造。

日本でリメイクするなら椎名桔平と満島ひかりくらいでどうだろう。

ミッションボディガード

こちらはお気楽コメディアクション。
パク・ヘジン演じるスパイの主人公が任務のために映画スター パク・ソンウンのボディガードを務めることに。
ところが映画スターが命を狙われ、スパイ活動は思うように進まず……と言った感じ。

パク・ヘジンのスパイがやり手過ぎて「いやいや、さすがにそれは」ってくらいのスーパーマンですが、それはそれ。
お気楽コメディなのでリアリティより面白さ。

ルシッド・ドリーム 明晰夢


汚職を暴く事件記者の息子が誘拐され数年。
記者は、明晰夢に希望をかけ息子の行方を探そうとする。

明晰夢というのが非常に便利な設定で、要は「その当時の記憶を夢でたどることができる」という設定。
なので事件の起きた日に注意していなかった周囲にいた人物の顔や何をしていたかを思い出せたりする。
というのが途中までのリアルな部分で、他人の夢と同調することで相手の夢に入れるという辺りから「インセプション」的なSF展開に。
結構ストレートなお話なので、見やすいかも。

キミとボクの距離

民間による火星移住計画が発足。
しかし女性宇宙飛行士が妊娠していたことから火星で出産。
会社は世間体を考え、赤ん坊のことを秘密に。
成長した少年はシステムをかいくぐり、地球の少女とチャットで知り合い恋に落ち、やがて少年は地球を目指し……と言った感じ。

会社社長にゲイリー・オールドマン。今回は変態じゃない役。
なぜか火星と地球のチャットがリアルタイムなハイパーテクノロジーだったり、火星での出産ならそれはそれで世間から注目を浴びて支援もされそうなどといろいろ突っ込みどころは多いが、スケールの大きいボーイ・ミーツ・ガールものとして成立させるためには仕方ないか。
その割に、火星で生まれた子供なので骨格的に問題があるから、地球に行くには補助が必要とか妙なディテールにはこだわりがあったりして。

同じ物語構造としては、地下シェルターで育った少年が地上に出て、少女と恋に落ちる「タイムトラベラー きのうから来た恋人」なんて映画もありましたっけ。

マッチョなブレンダン・フレイザーに菜食主義者アリシア・シルバーストーン。
シシー・スペイセクとクリストファー・ウォーケンが両親という脇役が濃いメンツの割にラブコメディの名作。

BLAME!


弐瓶勉「BLAME!」のアニメ化。
劇場公開もされたので観てるひとも多そう。

同じNETFLIXのCGアニメでも「サイボーグ009 コール・オブ・ジャスティス」と比較してはいけない高クオリティアニメ。
反対にGANTZ:ZEROみたいなFFクオリティである必要も無いのがよく分かる。
あそこまでリアリティを出すと今度は不気味の谷が気になるレベル。
BLAME!は、充分満足のクオリティなので続編を是非とも。

敵の造形も、大帝ラー・デウスみたいな敵の白い能面が動かず、手足だけが動き迫り来るあの動きは素晴らしい。
全体のストーリー自体は、マッドマックス的なロードムービー風に仕上がってる。

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他にも以前書いたドナルド・トランプの影で権力の中枢に食い込む「困ったときのロジャーストーン」など優秀なドキュメンタリーが多いのも特色のNETFLIX。

azanaerunawano5to4.hatenablog.com

香港の雨傘運動のその後を取材した作品や、覆面ストリートアーティスト バンクシーの作品を転売して儲ける芸術ブローカーのドキュメンタリーなど他ではなかなか観ないものも多い。
日本のテレビ的なオリジナル作品が多いアマゾンプライムやHULUと比較して洋画、海外ドラマ、ドキュメンタリー好きならNETFLIXの方が観るものは多いと思われ。

あと、最近になってデヴィッド・クローネンバーグの初期作「ザ・ブルード 怒りのメタファー」やニコラス・ウィンディング・レフン「ヴァルハラ・ライジング」、ホン・サンスの「ソニはご機嫌斜め」「3人のアンヌ」など渋い映画や、塚本晋也の鉄男シリーズと「野火」も追加されたのでかなり映画のラインナップも見ごたえがある(というか観きれない)。

「秘密の森」「BLAME!」はかなり面白い。
あとはヒマがあればどーぞと言った感じですかね。

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