読書

教養としての新聞読み比べ プチ鹿島「芸人式新聞の読み方」

「教養としてのプロレス」プチ鹿島氏らしい“新聞の読み方”本。 どちらかといえばハウトゥというよりは、プチ鹿島氏が新聞を読み比べて「こんな風に面白く読めた」という体裁になっている一冊。 話題はスポーツ、政治、芸能など幅広い。 【スポンサーリンク】…

文學トサブカルト云フ事

bosatonozyougi.hatenablog.com そもそも、趣味を聞いておいて、言う趣味が社会的にタブーがあるという風潮もどうかと思いますが、今回はそれは置いておきます。「村上春樹読んでます」っていうより、「ワンピース」を読んでますって言った方が何故かウケが…

「舞城王太郎が好き」という憂鬱

anond.hatelabo.jp 僕は村上春樹が好きだ。町田康とか舞城王太郎とか池澤夏樹とか、他にもいろいろな作家が好きだけど、一番好きな作家を選べと言われたらやっぱり村上春樹だ。 マスメディアで騒がれると当然、全く興味のない人の目にも付く。そこで、職場で…

レプロとHSのコンビネーション 清水富美加「全部、言っちゃうね。」

※一応、書影は貼っときますが、現在アマゾンでは買えません清水富美加本を買ってみた。 話題の割に、店頭で大々的に平積みになるわけでもない。 宗教関連、スピリチュアルのところにひっそり置いてあったこの本。書店としては売りたくないが、話題だから扱わ…

文章力を磨く基礎訓練 池上彰x竹内政明「書く力」

一般の方は、とにかく「理想」を目指して、「理想的な文章」以外はダメだと切り捨ててしまいがちだと思うんです。 でも、そんなことをして、自分にダメ出しばかりしていたら一文も書けなくなってしまう。「恥ずかしい文章を書きたくない」と向上心を持つこと…

お洒落な紳士のためのホンモノの知識とファッション 飯野高広「紳士服を嗜む」

巷のファッション雑誌では詳しく取り上げられがちな、具体的なメーカーやブランドの名称やその歴史などについては、あえてほとんど触れておりません。それよりももっと根幹の分野に多くのページを割きました。 即効性のある内容ではないかもしれませんが、今…

2016年に読んでよかった5冊の本

anond.hatelabo.jp 毎年この時期になると、今年読んでよかった漫画とか小説とかSFとか、見てよかった映画とかアニメとかそういう記事がホットエントリに入ってくるけど今年はあまり見ない気がする。 見ないらしいので書いてみる。 今年、読んでよかった本を…

電子書籍はミニマリストではなくメタボリスト向けの媒体

www.tantandaisuki.com 読書が最近趣味になったそうで、小学生くらいから図書館の怪人二十面相読みまくり、ブックオフに買取してもらったら20万超えて、現在まで紙の本も電子書籍も書い続け積みつつけてる自分的には「あぁ、そうですか」くらいのものなんで…

早川文庫KINDLEセールから必読本をオススメ

早川のKINDLE本がセール中。 結構面白いものが多いので是非一読いただきたい。この記事を書きながら買った本も数冊……また積み読みが増えた。 【スポンサーリンク】 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

「SMAPと平成」とアイドル時代の終わりの始まりと

中川右介「SMAPと平成」を読んでる。 同時代に生きたヒトラーとスターリン、毛沢東を並べ比較した「悪の出世学」と同じく、今作ではSMAPと平成という時代の政治や社会情勢などを並べ、そこから何が見えてくるのか?という一冊。 淡々としているが知らないこ…

東京創元社のKINDLE50%ポイント還元の中から独断と偏見で選んだオススメ本

東京創元社のKINDLE本が50%オフだそうでして。元々、東京創元の「シャーロック・ホームズのライバルたち」で洋ミスにハマった自分としては見逃せない本も多い機会。 ミステリ読みの基本は、早川か東京創元。 幾つかオススメを選びたいと思います(こういうま…

ラブクラフトとアイドルが踊るアイカツ!草野原々「最後にして最初のアイドル」

時はアイドル戦国時代。生後6か月でアイドルオタクになった古月みかは、高校のアイドル部で出会った新園眞織とともに宇宙一のアイドルになることを目指す。しかし非情な現実が彼女の望みを打ち砕くのだった。それから数年後、謎の巨大太陽フレアが発生。地…

【寄稿】島田裕巳「平成宗教20年史」【お知らせ】

シミルボンに寄稿しました。今回は、島田裕巳「平成宗教20年史」について書いてみました。 平成の時代と新興宗教について書かれた一冊。↓リンク先平成という狂乱の時代とオウムの栄枯盛衰/シミルボン詳細は、リンク先で是非どうぞ。 ちなみにKindleだと52%…

ハリネズミ型思考とキツネ型思考

「超予測力」という本を読んでる。 これがとても面白い。 「予想力の差は劇的なものではないからわかりにくい。でもそれが積み重なれば、投資を生業にできる勝者と破産を繰り返す負け犬との違いにつながる」とブラウンは言った。 第一章 楽観的な懐疑主義者 …

【寄稿】マイケル・ルイス「ブーメラン 欧州から恐慌が返ってくる」とアメリカ大統領選挙【お知らせ】

シミルボンに寄稿しました。今回は、マイケル・ルイス「ブーメラン 欧州から恐慌が返ってくる」とアメリカ大統領選挙について。 本の紹介というより雑文ですが。 ブログに書いても残念ながらあまり反応も期待できないので……。↓リンク先アメリカに返ってきた…

先の展開がまったく読めない名作エンタメ小説まとめ

中島らも「ガダラの豚」という作品がある。 昔はハードカバー一冊だったけれど、今は文庫で三冊に分冊されている。 第一部は現実寄りの内容で冒険譚が描かれるが二巻で急展開を魅せる。 そして三巻では「今度は戦争だ」とばかりにエンタメ全開の展開に振り切…

AR世界の戦術 VS 戦略 芝村裕吏「エレメンタル・ローズ」

" style="border: none;" /> 稀代のゲームデザイナー、芝村裕吏が仕掛けるAR(拡張現実)バトルゲームファンタジー!アイドル巫女からツンデレハーフ、仮面の美少年にオタク眼鏡までみんなまとめて、史上最強の青春国盗りラブバトル、開戦!! サクッと読了。 イ…

「セリフを読んだから読み終わった」という読み方

r7kamura.hatenablog.comこれを読んで思い出したことがあって。以前に友だちが部屋に来てマンガを貸したら10分とか15分で読み終わる。 それなりの厚さなのに。 で、「読んだ?」と聞くと「読んだ」と答える。よく聞いてみると セリフを読んだ→読了した なの…

ジュブナイル~ラノベ~ミステリに至る個人読書史

meltylove.hatenadiary.comkze.hatenadiary.jp年齢が出るなぁ、こういうのは。小学生のころはまだ「ラノベ」と言うものはなかった。 児童小説、ジュブナイル小説だったように思う。どの辺の世代までこの記事が通じるのか……。 ※以下、一部順不同 【スポンサー…

【寄稿】麻耶雄嵩「貴族探偵対女探偵」【お知らせ】

シミルボンに寄稿しました。今回は、麻耶雄嵩「女探偵対貴族探偵」をとりあげてみました。 自分では推理をせず使用人に推理させる貴族探偵シリーズ第二弾。↓リンク先真面目な女探偵とブルジョワ貴族探偵、宿命の対決/シミルボン詳細は、リンク先で是非どう…

【寄稿】市川 憂人「ジェリーフィッシュは凍らない」【お知らせ】

シミルボンに寄稿しました。第26回鮎川哲也賞受賞作品 市川憂人「ジェリーフィッシュは凍らない」をとりあげてみました。 出たばかりの新刊です。↓リンク先移動する密室。飛行船内での連続殺人の謎/シミルボン<ジェリーフィッシュ>と呼ばれる小型飛行船。…

「ファッション」と「オシャレな着こなし」は違う

yamayoshi.hatenablog.com ともあれ、そんな自分が学生時代に認識した「ファッション」とはすなわち、「流行やルールに沿った衣服の組み合わせ」であり、その目的は「周囲に合わせて溶け込む」ことであり、なかには「目立たない程度に独自の着飾り方で自己表…

「誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち」は日本のことが書いていないからダメらしい

アマゾンのコメント欄というのは誰でも自由に書くことができる。どんな品質のコメントであれ、その内容がどれほどバカバカしいものでも一定のひとは参考にしてしまう。ところでこの「誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち」は今月の21日に書籍…

ミステリ愛あふれるマニアのための“読者への挑戦状” 法月綸太郎「挑戦者たち」

賢明すぎる読者諸君に告ぐ――これは伝説のミステリ奇書である。こんな本、ありか!? パロディありクイズあり迷路あり。レーモン・クノーに触発されて、古今東西の名作のエッセンスに彩られたミステリ万華鏡。ブッキッシュで過剰な仕掛けと洒脱な文体遊戯でマニ…

大量連続殺人を阻止できるのか?! 西尾維新「掟上今日子の家計簿」

眠るたび記憶がリセットされる名探偵・掟上今日子。 引き受けた事件は即日解決の彼女のもとに、今日も悩める刑事からの難題が舞い込んだ。 呼び出されたのはなぜか、事件現場ではなく遊園地。依頼は、ある事件の容疑者より速く、巨大な脱出ゲームをクリアす…

メタデータを制するものが現代の政治を制す 小口日出彦「情報参謀」

これが新時代の情報戦だ! 2009年の下野からわずか4年で政権を奪還した自民党。その水面下では、テレビとネットのメタデータを縦横無尽に駆使した政治情勢分析会議が行われていた。1461日間、自民党をデータ分析で導いた人物が初めて明かす、政権奪…

19,329人に増殖した吉田大輔の運命 第7回創元SF短編賞受賞作 石川宗生「吉田同名」

吉田大輔氏は、一瞬にして19329人となった。 第7回創元SF短編賞受賞、稀代のスラップスティック思弁SF。 既刊「アステロイド・ツリーの彼方へ (年刊日本SF傑作選)」に収録された第7回創元SF短編賞受賞の短編を100円で切り売り。 こういう売り方も電子書…

黒岩涙香を巡る衒学趣味重厚な暗号ミステリ 竹本健治「涙香迷宮」

明治の傑物・黒岩涙香が残した最高難度の暗号に挑むのは、IQ208の天才囲碁棋士・牧場智久! これぞ暗号ミステリの最高峰! いろは四十八文字を一度ずつ、すべて使って作るという、日本語の技巧と遊戯性をとことん極めた「いろは歌」四十八首が挑戦状。そこに…

神や怪獣や平行次元やタイムスリップや超能力や結合人間が出てくる変なミステリまとめ(雑

anond.hatelabo.jp 異種ルールの定義だが、端的に言えば現実ではありえない事が基礎となっているミステリのこと。 そのミステリの中の世界でのみ成立していて、それがメイントリック含め世界観を構築するのに役立っている物だ。 かといって、論理的に破綻し…

「要するに『フリースタイルダンジョン』でしょ?」 ユリイカ6月号 特集:日本語ラップ

オフィス街の書店というのは、紋切り型の自己啓発書や毎回似たような中身のビジネス書が山積みのクセにこういう本を置いてない。 数件書店をハシゴしてようやく見つけ、昼飯食べつつ読んでみた。 【スポンサーリンク】 (adsbygoogle = window.adsbygoogle ||…