【WEB】新本格好きのための電子書籍案内

1980年代後半から1990年代前半にかけ、ミステリの新人作家が相次いでデビュー、作品の出版点数が大きく高まり、一般的な注目も集まった。この一連の動きを指して、新本格ムーブメント(もしくは第三の波(これは笠井潔が提唱した呼称である))などと呼ぶ場合がある

Wikipedia 本格派推理小説:新本格派

新刊と共に電子版が発売されたり、既刊書も徐々にスキャンもされて紙→電子データ化されているとはいえ所詮は人間の手作業。
一気にコンテンツが増えるでもなくまだまだ充実しているとは言い難い現状。

どこであのマンガの電子版が読めるのか調べてみた-7ストアで比較/電子書籍NOW!
マンガは揃いだしているんだけど小説ってどうなんだろう?
特に自分みたいなミステリ読みは新本格作家の現状が気になる。

調べたのは
AmazonのKindleストア紀伊国屋Bookweb角川BOOK☆WALKER電子文庫パブリ
の4か所

Kindle 紀伊国 BOOK☆WALKER パブリ
島田荘司 01 01 0 01
竹本健治 02 05 0 04
綾辻行人 02 02 05 07
有栖川有栖 10 18 02 15
法月綸太郎 01 02 0 03
我孫子武丸 0 0 0 0
麻耶雄嵩 0 01 0 01
山口雅也 02 02 0 01
京極夏彦 33 56 01 56
森博嗣 43 58 0 58
北村薫 0 1 1 1
米澤穂信 07 07 05 07

※上記はマンガ原作、関連書籍を除いた電書取り扱い数

島田御大は結構悲しい結果。
斜め屋敷も、アトポスも無し。全て透明人間の納屋のみ。

法月綸太郎氏はKindleのみ「生首に聞いてみろ」であとは「一の悲劇」と「二の悲劇」
パブリは「生首」「一、二の悲劇」揃っているが「生首」がWindowsのみのXMDFだそう。


孫子氏は嘘のような0冊。
殺戮に~も、8・0・メビウスの三部作も無い。
e-Novelsで電子書籍の先鞭をつけた方だと思ったんだけどな?
電子書籍  ~「死ねばいいのに」電子書籍化と、今はなきe-novelsの話~

麻耶 雄嵩氏は「メルカトルと美袋のための殺人」のみ(集英社版)
「日本殺人事件」二冊が電子化されていたのは山口雅也氏(東京創元社版)。
パブリは何と「チャット隠れ鬼」がXMDF版で...うーん。

綾辻行人はコミック版「Another」があるので6冊と表示されることが多い(Kindle紀伊国屋、Booklive)。
Bookwalkerとパブリは「Another episodeS」が連載の小説屋sari-sari9~11月号の三冊が加算。

圧倒的な数の京極夏彦だけれど、BOOKWALKERでは「巷説百物語」のみ配信。
それを上回るのが森博嗣氏。
シリーズだけではなく単発も結構電子化されてる。

北村薫氏は紀伊国屋で「自分だけの一冊―北村薫のアンソロジー教室」のみ。他はsari-sari。
旬の米澤穂信氏は古典部シリーズはあるものの「小市民シリーズ」は見当たらず。(クソ)映画化されたからインシテミルも電子版になってる。

ともかくパブリの独自路線はなかなか。
ドットブック形式とかXMDF形式とか。
Windowsでしかご利用いただけません、と書かかれても...。
新本格と言われる作家群は、講談社ノベルスが強い印象があったんだけど?
まだまだ少ない...。
この偏り方っていうのは、作家のスタンスとか電子書籍っていうモノをどう捉えてるかっていう事にもよるんだろうなぁ。


講談社は13日、同社の主力文庫本シリーズを10月から順次、電子書籍にすると発表した。毎月第2金曜日を刊行日とし、1カ月に約40点ずつ、文庫の新刊や既刊を電子書籍でも発行していく計画。著者との許諾交渉を進め、早期にシリーズ全巻の電子化をめざす

「講談社文庫」を電子化 10月から毎月約40点ずつ

今度は「メフィスト賞受賞作は電子化されているか」で調査。

Kindle 紀伊国 BOOK☆WALKER パブリ
第1回 森博嗣 すべてがFになる -
第2回 清涼院流水 コズミック - - - -
第3回 蘇部健一 六枚のとんかつ - - - -
第4回 乾くるみ Jの神話 - -
第5回 浦賀和宏 記憶の果て - - - -
第6回 積木鏡介 歪んだ創世記 - - -
第7回 新堂冬樹 血塗られた神話 -
第8回 浅暮三文 ダブ(エ)ストン街道 - - - -
第9回 高田崇史 QED 百人一首の呪 -
第10回 中島望 Kの流儀 - - - -
第11回 高里椎奈 銀の檻を溶かして - -
第12回 霧舎巧 ドッペルゲンガー - - - -
第13回 殊能将之 ハサミ男 - - - -
第14回 古処誠二 UNKNOWN - - - -
第15回 氷川透 真っ暗な夜明け - - - -
第16回 黒田研二 ウェディング・ドレス - - - -
第17回 古泉迦十 火蛾 - - - -
第18回 石崎幸二 日曜日の沈黙 - - - -
第19回 舞城王太郎 煙か土か食い物 - - -
第20回 秋月涼介 月長石の魔犬 - - - -
第21回 佐藤友哉 フリッカー式 - - - -

角川BOOK☆WALKERは気持ちのいいくらい取り扱い無しw
そりゃそうなんだが。
ゆやたんもダメか。


今後の期待を込めて「これを早く電子化して」って個人的なリスト。
“このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください”は当然クリック済w


「人さらいの岡嶋」・「誘拐の岡嶋」な岡嶋二人の代表作。


今や売れっ子、東野圭吾初期の代表作。
最近は浪花少年探偵団辺りもドラマ化されてたりするんで、この辺りもいずれ。


個人的には国書刊行会の出してるミステリが電子書籍化されだしたらいよいよ、って感じなんだけど。どうでしょうかねw
特にこの「ベナレスへの道」を含む「カリブ諸島の手がかり」あたりは是非ともなんだが...。
あとは綾辻氏とか麻耶氏のも早く、それと山口雅也氏の短編集も。
「13人目の探偵士」をスマホで出せばゲームブックみたいにもなるなぁ。