「愛のむきだし」観た


愛のむきだし:予告

愛は決して滅び去ることはない。
予言の賜物なら廃りもしよう。不思議な言葉ならば止みもしよう。
知識ならば無用となりもしよう。
我々が知るのは一部分、また予言するのも一部分である故に、完全なものが到来するときには、部分的なものは廃れさる。
私は幼い子供であった時、幼い子供のように語り、幼い子供のように考え、幼い子供のように思いを巡らした。
ただ、一人前の者になった時、幼い子供のことは止めにした。
我々が今見ているのは、ぼんやりと鏡に映っているもの。
その時に見るのは顔と顔を合わせてのもの。
私が今知っているのは一部分。
その時には自分が既に完全に知られているように、私は完全に知るようになる。
だから引き続き残るのは信仰、希望、愛、この三つ。
このうち最も優れているのは、愛

「愛のむき出し」を観た。
いやはや長い長い。
神の愛、男と女の愛、家族の愛、友情という愛。
誰もが知り、その言葉を口にし、漠然と、しかし当然の様に語る愛。
愛とは一体何ぞや?と言う問いかけを延々やってる。

そしてそれを語り、心に入り込んで来る宗教。


遠回りしまくってしまくりまくってトータル四時間の長尺。
さすがにぶっ通しでは観れなかったっす。
全部乗せアブラニンニク野菜増し増しの二郎クオリティ。
こってり演技に小ネタ満載。


手前味噌だが、人生ってのは限りあるので無駄な本を読んでる時間は本来無いそんなに無駄で無価値な時間は無い筈だ。
だけどこの無駄にダラダラ長い4時間の映画は観る価値があるんじゃ無いか、と思う。

貼ってるが読まなくていいと思うw
...なんて言ってると命の危機を感じるような脅しをかけられたり、個人情報をバラまかれたりする世の中だからな。
怖い怖い。

さて、
ひたすら描かれるのはど直球の「愛」。
勃起するのも愛だし(ストレート過ぎるが)、神を語るのも愛。
情欲や性交を禁忌としながら、愛は崇高と説く宗教。
そこに矛盾はあるんだが、真言密教立川流でもないんだからそれを至上とは言わない。
(女囚)サソリなのは安藤サクラ演じるコイケが、讒言を使ってたぶらかす蛇だからだろうか(と言うのは読み過ぎか)。
本当は正しい筈のサソリが黒で、コイケ(及び新興宗教ゼロ)が無垢な色とされる白って色を纏っているのも面白い。無垢な色だからこそ簡単に染まってしまう。

家族が壊れ、人と人とが壊れ再生する物語、なんだけどともかく遠回りしてる。
主人公が脅されて、AVプロダクションのオーディション受けて、盗撮ビデオ撮って、AVのイベント神父として参加するシークエンスが必要なんだかw
普通に、というかエンターテイメントならあそこは削ってもっと簡略なエピソードで爆弾なり、脅すなりする。
あれが園子温クオリティなのか。
個人的に、あぁ言う無駄は大好きだけど。

満島ひかりは確かにスゴいし、可愛いし、エロいけれど、安藤サクラのバケモノっぷりが印象強過ぎ。
学生服の二人が、今や人妻ってのも感慨深い。

長ったらしいけど、面白いと思うし、好きな映画でした。