裏切りのサーカス観た

スパイ小説の大家ジョン・ル・カレの代表作を「ぼくのエリ 200歳の少女」のトーマス・アルフレッドソン監督、ゲイリー・オールドマン主演で映画化したスパイスリラー。
1960年代のロンドン。ある作戦の失敗でイギリスの諜報機関サーカスを引責辞職したジョージ・スマイリーに、ある日特命が下される。
それは、いまもサーカスに在籍する4人の最高幹部の中にいる裏切り者=2重スパイを探し出せというものだった。
共演にコリン・ファーストム・ハーディジョン・ハートほか

ジョン・ル・カレによる「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」「スクールボーイ閣下」「スマイリーと仲間たち」三部作の嚆矢を飾る作品「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を映画化。
ジョン・ル・カレ原作だけに派手なアクションでは無く、人間ドラマが主体。
こちらも役者陣は渋くてクール。
『レオン』ではキレキレの悪徳警官だったゲイリー・オールドマンも今回は抑えた演技で雰囲気ありあり、SHERLOCKで名の知れたベネディクト・カンバーバッチに『エレファントマン』ジョン・ハート

アメリカ的トリガーハッピーにバンバン銃を撃ちまくるんでなく(劇中で銃は数度しか使われない)、淡々と証拠を集め二重スパイを追い込んで行く展開はスパイ映画よりもミステリー映画のそれに近い。
色調も「ぼくのエリ」の監督だけに淡くて無彩色に重い画面造り。

誰が二重スパイなのか?!って言うほどのエンターテイメントな派手さが無いし(実に淡々と進む)、最初「誰が誰?」ってくらい入り組んだまんまスタートするので、軽い予備知識程度は(映画公式サイトを見るとか)仕入れてから観るのをオススメ。
こうなったら三部作全部映画化して欲しいな。