意識高い系と情報拡散

意識高い系。
セルフブランディングで盛り盛り、Facebookで有名な人物を見つけては友だち申請して人脈作りに必死、自分磨きとライフハック
本来なら意識が高いって言うのは卑下されるものじゃない。
自分を高めたいって欲求は素直だし、社会奉仕や意識が高いのも本来は素晴らしい。
ガチャゲーに課金して月間数十万、なんて言う人間よりよほど褒められるべきだろう。


ところがそれが滑稽なのは、現実の成熟度との格差があるにも拘らず何か自分なりの主張や論理を大声で叫びたくて仕方なくって、自称インフルエンサーとしてライフハック系記事やビジネス書解説みたいな記事を必死で拡散したり、覚えたての理論を使ってブログを書いて
「どうだ、オレは意識高いぞ。ライフハッカーだ、効率化だ」
とお披露目して少しでも高みに登ろうとする事に若さ故の過ちや、甘さや、覚えたての身に付かない穴だらけの論理で突っ込まれまくって結局炎上してホッテントリはするものの「これはひどい」タグを付けられて、ブコメはブーイングの嵐、なんてのは日々見かける。

どこぞの「RSSリーダーを使うなんて時代遅れだ」とか言い切るバカソーシャルグッドな輩とか、
「ラーメンブームが終焉。あなたなら参入..(ry」
みたいな中身空っぽの記事を書いてしまうSEとか。
例えばそう言う意識高い系の自己紹介には、

好きな言葉
・夢を見るがいい、試すがいい、失敗するがいい、成功するがいい
こんな事を書いちゃう。
眩しい(笑)眩しいと言うかイタい。
なんだろうか、この
「笑うと白い歯がきらめく」
ような感じ。キラーン☆
自分の輝かしい経歴をがっつり書き込み
「オレってこんなにすごい人間ですよ」
とアピール。

まぁ、それを見てよってくる人間がいるし、そういう外見だけで中身の伴わないハリボテだとしてもそれなりの信者は出来るし、有料サロンを開けば月額1,000円を払ってクソの役にも立たない話を聞こうとするバカは大勢いる。自分で金を払ってる時点でダサイんだけど、一見オシャレで選ばれた感じ。世の中は広い。


意識が高いのは別に卑下される事じゃない。
褒められていい事だろう。

しかしそれが胡散臭かったり、笑われたり卑下されるのはひとえにその
「世界を変えてやろう」
「変わりゆく情報社会の中でオレは最先端を行くんだ」
「オレはそこら辺のお前らとは違うんだ!」

っていう勘違いな思い込みから来る寒い発言と、意識に釣り合わない経験値と発想、脇の甘い論理構築だろう。
言ってる事は、一昔前のパンクロッカーと大して変わらない。

でも学歴がある、オレはイケてる、オレってこんなにすごい、もっと認められていいし、もっとすごい人間と交友関係を作ってブランド力を高めなきゃ。Facebookのフレンド欄を見てくれよ。こんなにすごい人と友だちなんだぜ、オレってすごいでしょ?
お前なんて何にもスゴかねぇよ(笑)
友だちがすごいからオレもすごい。


意識高い系のブログを見たら
「この前オフ会をやった会場は、なんと!あのサザンやミスチルをプロデュースした小林武史さんの率いるkurkkuがコンセプトプロデュースするシェアオフィスkurkku homeでやったんですよー!」
...。
意識高くない系の自分からすると実にお寒い紹介なんだけど(んな事はどーでもいい)こういう意識高い人には「こんな有名バンドのこんな有名なプロデューサーがプロデュースに関わってるオシャレ最先端オフィスでオフ会やったんですよ!」っていう権威付けが大事に感じるらしい。
ホントどうでもいいが(笑)

公演デビューのママ友連中の自慢大会と変わらない。
ポケットの中の小さな世界。


例えばネット有名人であっても、憧れても良い対象は多い。
しかしそれと同じ、もしくはそれ以上に憧れるに値しない人間も多い。

炎上で食ってるプロブロガーライター、交友関係は広いがろくな事業を立ち上げない社長、一発屋のベストセラー作家、見た目だけで評価されてるのに気づけば有料サロンを開いて薄っぺらな恋愛論を語るやつとか、海外での輝かしい経験を看板に息を吸うようにエゴサーチをして自分の悪口を言ってる素人を吊るし上げるやつ。
たまに良いことを言うかも知れないが、そんなものホッテントリを見てれば増田の素人の方がいい事言ってる事だってある。

アルファブロガー
インフルエンサー
ライフハッカー?

意識高い人々が憧れ、影響を受け、クソのようなネットを更にクソにして行く人々。
彼らは自分が憧れる対象の書く記事や発言を疑う事無く拡散し広める。
あのお方のいう事は間違いない、だってオレは意識高いんだから。
そんなオレが認めてるあの人が間違える訳が無い。
実にくだらなく、実にバカバカしい。

そう言う勘違いな人間も発言力を持ち、勘違いで意識が高いから普通の人間よりより一層拡散をする。
そしてその中身もろくに読まず、脊髄反射と上っ面の印象で判断して、広める更に低位の意識が高めの連中。

やがて広がった先にアンチ意識高い系が待ち受け、その記事を読みクソのような論理の穴を見つけバカ呼ばわりして批判を始めて、ようやくその記事がいかにバカバカしいか認識し判断をし始める。
付けられる
「これはひどい」「ネタ」
タグの数々。
実に不毛で、実にどうしようも無い。


本当に必要で、本当に広めるべき思想や思考は本当に少ない。
日々流れる情報に、意識高い系の人々が拡散する情報に見るべき情報は殆ど無い。
意識が高い、意識が高い。
意識は高くても情報を判断出来てる訳じゃ無い。
情報の選択はもっと泥臭く、泥々で真っ黒な経験のある人間でなければ。
薄っぺらな理想論と意識のフィルターは、情報選択機能としてとても劣る。


どんなに意識が高いかはそのフォロワーや友だちを見れば判るらしい。
じゃじゃこれからは交友関係で判断をしよう。
きらめくような自己紹介と、輝かしい交友関係がある人間とは交流しない事にしよう。
そうすればバカバカしいネットの中で、少しでもバカな記事に出会う確率は低くなる気がする。

勢いで書いたので特にオチはありません(すみません)。