録画してあったANVILを観た。
かつて人気があったメタルバンドが芽が出ず、アルバイトの日々の中音楽を諦めきれず生きる、ってなお話。
個人的にはメタルの人ではないのでこの映画で勿論初めて知った感じ。
観ながら大槻ケンヂの「40代、職業・ロックミュージシャン」を思い出してた。
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音楽に取り憑かれた人間は音楽とともに生きて音楽と死んで行くしかない。
メタルにも、ロックンロールにも、それだけの魅力がある。
多分、お金を儲ける事に注力して、マトモに就職して日々給料で生きるような器用な生き方は選択できない。
お金ではなく売れなくてもそれでもロックンロールを選び、日雇いやバイトで暮らし、安定した生活よりも夢を選ぶ。
そういう選択って不器用だし、愚かって笑う人もいるだろうけど、それでも楽しくて幸せだったら笑って死んで行けるのかも知れない。
人生なんて何が正しくて何が間違ってる訳でもない。
象徴的なのが苦労して作り上げた(主にボーカルが性格的にめんどくさくて苦労してる気はしなくもないw)アルバムをレコード会社に持ち込むが、「音が今の時代向きじゃないんだよねぇ」って言われてはねのけられて、時代とか流行とかそー言うのじゃなくって、やりたい音を作らなきゃいけないんすよね。本人らが作ってる時は「この音って新しいぜ!」とか言ってるんだけど、持ち込むとあっさり古いって言われちゃう世間とのズレ。
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過去の最盛期が屋根の無い頃の西武ドームでの来日、最後がLOUD PARKで「客がいなかったらどうしよう」って不安に思ってるところがあるんだけど、いやいや日本のフェスってよっぽどでもないとお客さんはいるもんですよよ(フジの朝一のレッドマーキは別として)とか思いながら観てたらやっぱ山ほどいて予想通りw。
幕張のフェスなんてサマソニでもこんな感じです。
それにしても日本がやっぱり不思議の国みたいに描かれてるのはいつの時代も変わらないねぇ。
結果、アンヴィルはこの映画の後に盛り上がったわけですけどその後メタル界では売れてるんですかね。
ツアーはやるみたいだけど。
死ぬまでロックしてて欲しいなぁ。
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