「進撃の巨人」エレンは『なぜ外に出たい』のか?って言われても...なんか忘れてね?

・エレンは『なぜ外に出たい』のか?~やかましくて無粋な「進撃の巨人」論~
http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20130514/1368534063

反応したら負けでしょ?と理解しつつ初めて反応してみます。
Uストのやり取りを聞いて「関わらな方が良いなー」と思ってたんですがね。
まさか「進撃の巨人」で反応してしまうとは浅はかな私。
「進撃の~」は全巻読んでるけどそこまで好きじゃないし...。
特に敵意は有りません。
別に批判とかでは無くあくまで以下は「読書感想文」みたいなものだと思って下さい。
なので往復書簡みたいなやり取りは望みませんし、言ったら言いっぱなしにして頂けるとありがたいです(勝手な都合)。
さて、保険終わり。


かごの中の小鳥


もう頭っから「エレンは外へ出たい」の主論のみで展開してますよね。
他方、進撃の巨人は「外に出たい」というエレンの「主張を裏付ける何か」がないし、まおゆうも「劇的に進化した社会基盤」が少なくともアニメ版に限って言えば「旧世界への批判」程度にしかなってない

「TSUTAYAに行きたいの?」とか「軽い気持ちで外に出たいだけでしょ?」というAutoAutoさんのようないい意味で不真面目(真に受けすぎない大人の対応)にすればいいが、進撃の巨人はエレンというキャラが「『巨人を駆逐する』と公言→みんなの前で演説→反対する人とは喧嘩腰になる』様を見てると、それが肯定される事に対して、すごく苦々しさを覚える。それも「TSUTAYAに行きたいの?」と茶化されるぐらい動機が不明確な人で「外に出よう」とか言われ、批判されると殴られる。だから、「エレンは意識が高い外出系(ゆるふわアウトドア)」とか言いたくなる。

自分らを捕食する「巨人と外交しろ」とまで言わないが「巨人に勝てない理由は人間側にあり、それは自分一人ではどうにかならないことも沢山ある」と5話(アニメ時間軸では5年間)すぎても、あんまり学習してないエレン君を見てると、僕は「こいつはなんなんだろ?」と思うわけだ。

実際、技術的・政治的・道徳的に成熟してるとは言い難い壁の中の村・王の対応が多く映るが、どうしてエレンは外側に敵を見出し続けるのかがわからない。(優秀な人ほど戦地にいかない「理不尽なシステム」とエレンは批判してたが、これだって感情論でしかない。後々、冷静になったのか武闘派でないキャラには「頭を活かすために、王に仕えろ」と言うシーンがあるけど…上の批判を論理的かつ的確にしたシーンはないよね?)

んー?
あれ?エレンって外へ出たい欲求だけの人でしたっけ?
「駆逐してやる!!この世から...一匹...残らず!!」
このセリフって「ボク外へ出たいな~→からの→巨人が憎い!
じゃないっすよね 笑
だって目の前で母親殺されてるんですよね?
シガンシナ区をずたずたに踏み荒らされたんじゃなかったでしたっけ?


パンデミック、パニック、戦争


アイアムアヒーローやら進撃の巨人みたく、『突然パニックやパンデミックが起こる話』を見ると「妹尾河童さんの『少年H』読めや」と心底言いたくなるわ!戦争に入る前の空気から戦時中までの話を書いたノンフィクションなんやけど…ほんま、じわじわと危ない方向に社会が傾いていく感じ。それが、ちゃんと描かれてるで?

この文節ではパンデミックと称して次の文節で戦争ものって言うダブスタが気になる。
いや「アイアムアヒーロー」はパンデミックだし、「進撃の巨人」は戦争ものですよ。
パニックとパンデミックって全然違うと思うんですけどね。
原文ではかなりごちゃついてるけど。
パンデミックって今までは普通だった隣人が突然病原菌などにやられる、その恐怖、それがパンデミックですよ?
パニックは別要素。
パンデミックは状況、パニックは心理。
「巨人」って感染症じゃないですよ?
空気感染も飛沫感染もしない(...んだろうねぇ。まぁ素材はにん...(ry)。

ついでに擁護しとくと、アイアムアヒーローの世界でじわじわ危ない世界へ傾いていく感じが描かれないのはどんな極限状態が目の前でおこってても自分の身に降りかかるまで危機感を覚えない平和ボケした日本でパンデミックが起こる、から西武線は普通に動いててその中でゾンビは増殖するんでしょう?
描かれて無いのがどこを指してるのか判らないけれど、過去のゾンビものより余程考えて描いていると思いますけどね。


これはたとえ話ですが、

ある日、他国の軍隊が主人公の住む村を急襲。
幼い主人公は目の前で母親を惨殺される。
戦力差で勝てないので、高い塀に囲まれた城塞都市に籠城する。
で、戦災孤児の主人公は母親を殺し故郷を踏み荒らした敵を憎んで、復讐にかられる。
その目的を果たすべく軍隊に入る事を志願する。

「進撃の~」ってそーいう話でしょ?
外へ出たい?それって二次的な理由じゃね?
まず一次に「復讐」があって、その先に「出たい」がある訳でしょう?
「外へ出たい」なんていうのは「巨人がいなくなれば自由に外に出られるね」程度の動機付けでしょう?エレンの行動原理が「外へ出たい」一軸じゃないでしょう。


リーダー?誰それ?


エレンが演説して、みんなが変わちゃって…みたいなとこがどうも好きになれん。エレンはグレンラガンで言うカミナや大人シモンだけど、ワンマンの演説にその場その場の主要キャラが納得してないところから展開がこじれて「取り返しのつかない展開」になることがしばしばあるところが面白いわけ。

エレンってカミナやシモンじゃないと思うんだけど 笑
カミナやシモンはグレン団のリーダーだから演説をぶつ。
「進撃の~」の調査兵団は、兵団=軍隊ですから。
アムロ・レイもそうだけどニュータイプは便利な道具であって、リーダーではない。
エレンがリーダー?何のどこの事だろう?
一平卒なのに?
手錠で繋がれたりしてるとこなら山ほどあるけど。


調査兵団


進撃の巨人もそう。巨人が意味不明過ぎて、コメントに苦しむ。生活感が人間的でも、動物的でもないし、走る巨人・消える巨人・皮膚がただれた巨人が同じように歩いてくるさまなど見ると

「ちょっと、巨人の因果関係を調査するところから始めへん?戦うとかじゃなくて、スパイする事から。生態がわからへん生き物相手に戦うの、戦わないの言っとる人ばかりやのに、100年分の犠牲(生贄)出して、そんなん議論も実行もされてないのはなんでやねん?5話で戦ったときに「こいつには知性がある」とかドヤ顔でエレンが言うてはるけど、100年間何してたん?」(※作者は兵庫県出身者なので、キレる・無我の境地では関西弁)


「現在進行中の黒歴史」から引用を以下すると
専門的な言葉が並んでいるので一件説得力があるように見えましたが…
どちらかというと獣害に近い話なので、生き物の生態調査とかが需要な話になると思うんです
勝手に戦争を照らし合わせて勝手に呆れられても…困る…というか

誤解の大半は想像された調査兵団の目的を感違いされてる所にあります
そして…それは結局、僕の力量不足の問題なんですよね…

http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/7034673.html


獣害だそうだ。だって調査兵団はだから「調査」兵団なんでしょう?
周囲の状況を調査し、巨人を調査する。
だから鹵獲作戦も展開する。
戦闘部隊なんて名乗ってないですぜ?
色々調査するための部隊でしょ?
やってるやん 笑
で、例えばガンバスターで宇宙怪獣と戦ったりするけどあれにしても生態が判らない宇宙怪獣と戦ってますけど?
それに「進撃の~」の中で鹵獲して研究しようとするシーンも出てくるし。
ウナギの生態が判らん日本人がウナギを食ってるのに、襲ってくる生き物の生態が判り切ってからでないといけないって論理は全くわからん。


最後に


後の部分は感情論とグレンラガンとの比較なので割愛しますね。
思うんだけどこの記事って原作を読んで書いてるのか、それともアニメしか見てない段階で書いてるのかによって全然違うんですよね。
原作まで読んでれば少なくとも「巨人」に関してどうして研究が進んでないか?の辺りも(壁の中の~といい)大人の事情が後ろにあるとか、推測が付きそうなもんだけど。
この記事に気乗りがしないのはまだ終わっても無い進撃の巨人を語っても結局終盤で「実はこうでした」みたいなオチがどうせあるんだろうし、それを見てから判断しないとダメじゃね?って言うね。

まぁ、それ以外の軍事的なディテールはやまもといちろうvs諌山往復書簡でも読んでればよろしいよ。
『進撃の巨人』の「調査兵団」による偵察作戦が酷すぎる件(抽象的ネタバレあり)
今から最高にみっともないことをする
『進撃の巨人』の作者の方からまさかのマジレスを頂戴したので
こういうごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃしたのを解読するのって疲れるので、せめて文章量を三分の一にして下さい。
どっちにしろこれを書いてる時点でウチは敗北ですけど。
こちらからは以上です。

NAVER潰れろ。



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