ブロゲもんに学ぶブログ入門 第二幕:文章力ってなあに?

書き割りのブロック塀と青空。
舞台上手には立木、中央に大きな土管が三本横たわっている。
その上にイケメンアルファブロガー少年(デカすぎくん、以下デ)が座り、
その横にユルフワ系女子(しずくちゃん、以下し)がいる。
仲良さそうに話している。


ブログの文章力


し「あたしのブログ見てくれた?」
デ「うん、初めてなのにとても良かったよ」
し「でもね、文章が下手なの」
デ「そうかなぁ、あれも個性だと思うけど」
し「ホントに?」
デ「もしキチンとしたいなら簡単に勉強する方法があるよ」
し「え?それどんなの?聞きたい!」

デカすぎ、さっと右手で髪を掻きあげる仕草(石田純一風)
しずくちゃん、胸を押さえて露骨にキュンとしてみせる。

デ「じゃあ教えてあげるよ。それはね、丸写ししちゃうんだ」
し「え?丸写し?」
デ「そう。普段ブログを読んでれば読みやすい記事があったりするでしょ?」
し「うん」
デ「だからそれを全文コピーしちゃうんだ」
し「でもそれってダメなんじゃない?」
デ「もちろん、それを発表なんかしちゃダメだよ。コピーしたらそれを文章作成ツールで添削してみるんだ」
し「添削?」
デ「文章をペーストして、解体していくんだ。一行一行見て、ブロックの塊に別ける。次に、ここでは何が言いたいのか、ここではどういう風に表現してるか。言葉の使い方や主旨を見る」
し「うん」
デ「で、今度は自分なりの文章に置き換えてみる。いい文章を自分なりの言葉に変えようとすると多分上手くいかないし、元の記事の方が良いって事が判る。だからそこで「この部分はこういう書き方が良いんだ」って解るって仕組みさ」
し「すごーい」

濡れた目で見つめるしずくちゃん。
デカすぎ、歯を見せて笑う。歯が輝く(石田純一風)

デ「次はダメなブログを見つけたらそれもコピーしてみる。すると今度はどこがどうダメなのか。どこがおかしくて何が正しいかが判る」
し「さっきの逆ね」
デ「その通り。で、同じように自分の言葉に置き換えようとすると自分の言葉の方が良いと感じる。そこで「この部分はこういう書き方が良いんだ」って解るって仕組みさ」
し「すごーい」
デ「大したことじゃないさ。ブロガーならみんなやってるよ。基礎だよ、基礎」
し「そっかー、だからデカすぎさんのブログの記事はとてもキレイなのね」
デ「ふっ」
舞台暗転。
スポットで土管の上の二人だけを照らす。


幕間劇


舞台上手にスポット。
ブロゲもん(以下ブ)、あざなえるくん(以下あ)が登場。
あざなえるくん、土管の上の二人を見て憮然とした表情。
右手に下げた買い物袋から覗くネギを思い切り投げつける(投げるフリでOK)
SE:ベシッと当たる音
片手でネギを受け止めるデカすぎ(土管に隠してあるネギ使用)
土管の上に立ち上がりネギを食いちぎるデカすぎ。

デ「やあ、誰かと思えばうすのろコンビじゃないか。ボクとしずくちゃんのデートの邪魔かい?非リアは暇だねぇ、増田でもシコシコ書いてろよ」

デカすぎ、大声で笑う。
応じて舞台明転。
土管を降りるデカすぎ、あざなえるくんも進みにらみ合い。
しずくちゃんも土管を降り二人の間に割って入る。

し「もういい加減にして」
ブ「そうだよ、この記事はブログについてなんだから喧嘩なんてしてたら読んでる人も退屈するよ」
あ、デ「ちぇっ」

諦めて離れる二人。

デ「あざなえる、お前のブログは相変わらずひどいみたいじゃないか?尖がった事ばっかり書いてるから敵ばっかりつくるんだぞ」
あ「うるさい!書きたい事を書いて何が悪い!」
デ「バカだなぁ。批評と批判の区別もつかないクセに偉そうに吠えるんじゃないよ」
あ「な、なんだとぉ!」
デ「大体口語体と文語体の使い分けも出来ないし、通り一辺倒なんだよ、お前のブログは!顔でも洗って出直すんだな!はっはっはっ、行こうしずくちゃん」

しずくちゃんの肩を抱いて舞台下手へ去って行くデカすぎとしずくちゃん。
悔しそうにそれを見つめるあざなえるくん。

あ「くっ、くっそー!」
ブ「...まぁ、言われても仕方ないよね。デカすぎくんはアルファブロガーアフィリエイトで50万以上稼いでるし、キミはと言えばすぐ燃え上がるし、キモヲタ呼ばわりの粘着は湧くわ、特に交流も無いのにk○noseシンパだとか良いんだか悪いんだかレッテル張られるし、文章も...」
あ「記事の書き方?そんなにボクが下手だって言うのか!」
ブ「んー、どうかなぁ。そんなに下手とは思わないけど...でも口語体でさらっと書いてるように見えるし、同じような事を繰り返す傾向もあるよね。無駄な比喩が多かったり、勢いで書き過ぎて本筋から外れてそれを削れば良いのに添削でもそのまま残したり」
あ「...」
ブ「あ、でも書き方をいろいろ工夫してるのは良いんじゃないかな?例えばこんな記事みたいに舞台の台本っぽく書いてみたり。対談形式はありがちだからでしょ?」
あ「...対談形式は結局、書き手の言いたい事をベースに特に反論とか否定もしないで受け答えしてるしかないから面白くないかな、と思ったんだ」
ブ「まぁ、書き手がそもそも思ってるのと真反対の意見は書かないだろうし、書いたとしても論破できるのが前提だよねぇ」
あ「だから舞台形式なら他のキャラを出して今後ぶつける事も出来るし」
ブ「色々考えてるんだねぇ...」
あ「なのにPVが全然ダメなんだ...もう昔の記事のPVで稼いでる感じさ。とっくに風化したんだよ、ボクなんてもうはてなのオワコンなのさ...」
ブ「まぁ、まぁそう落ち込まないで。今度は他の書き方も試してみたらどうだい?」
あ「他の書き方?」


対談形式


土管に移動する二人。
先ほどまでデカすぎとしずくちゃんが座っていたところに座る。

ブ「まず対談形式が良いのはQ&A方式にしやすいから読んでて質問と回答が判り易い」
あ「つまりもう一人がこうやって要約出来たり疑問を会話形式にする事で明確にするって事だよね?」
ブ「そう言う事。弱点としては冗長になり易いし、自然と長くなる。キャラを持たせようとすればなおさら」
あ「あぁ、確かにレ○ーのブログとか長すぎていつも挫折してるなぁ」
ブ「あとはあざなえるくんが良くやってる口頭の一人語り形式。あれは読み手に話しかけるように書ける点が有利」
あ「何度かやってるね*1
ブ「一般的には口語体で書いていくのが結構多いかな。文語体で書くと堅苦しいし政治的な問題だったりしたらなおさら。映画とか音楽の記事で文語体だったらちょっと敷居が高いね」
あ「確かに。別に堅苦しい話を読みたくてクリックしないしね」
ブ「だから難しい「○○論」みたいなものも口語体の方が良いかな、とは思う。でもこの口語体・文語体は色んな人が色々言ってるけど全体構成を考えないと良い感じの記事にならないんだよね」
あ「あれかな?一番重要な事を冒頭に持ってきて些末な事を一番最後にするとか?」
ブ「そうそう。文章の全体構成って人によって違うけど、正解は無いし色々試してみるのが良いんじゃないかな」
あ「だから記事の書き方はいつもホッテントリするんだよね、ブロガーなら常に悩むし」
ブ「例えば人称一つにしても「ボク」「私」「オレ」で全然印象が違う。どういう印象を与えたいかで使い分けるのも良いし、文末の「ですます」も使用・不使用で印象も変わる。句読点の打ち方も打てば確かに読みやすくはなるけど多すぎても逆に読みづらい。一行をある程度短めにした方が読みやすいけど、行間が空き過ぎるのも間延びして見えるし、中身が無い印象になる」
あ「細かいね」
ブ「細かいところにも気を使わないと全体の印象もすっかり変わっちゃうからね。どういうスタンスで書くのか。教える立場か、読み手と同じ位置か、読み手を持ち上げるのか。スタンスで文章も変わるね」
あ「...このブログってそこまで考えてたっけ?」
ブ「このブログが凄いのって、そういう理屈を考えた上で判っておきながら勢いで書いちゃうとこだよね。自分で理屈も考えて文章の上手い構成とか練ってるのに、最終的には勢い任せで完成形にしちゃう。これはこれで才能だと思うよ。いつも書き始めてから中身考えてるよね?」
あ「...褒められてる気がしない」
ブ「褒めてないからね...あ、嘘、冗談です、はい、調子のりました、すいません、ごめんなさい」


被リンクと1PV


あ「ところで今朝はてなスターの被リンクの話を読んだんだけどさ*2
ブ「ん?どーいうの?(これが対談形式の良さ)」
あ「誰かアルファブロガーとかの記事にはてなスターを付ける。スターをクリックするとそのスターを付けた人のところへ跳ぶからPVが稼げるって事なんだけど」
ブ「あぁ、確かにリンク跳ぶね。でもあれでPVを稼ぐってのは初めて聞いたなぁ」
あ「うん。でもスターから跳んでくるとトップページへのPVになると思うんだけどほとんど計上されて無いんだ、というか見当たらない」
ブ「キミの場合あれでしょ、ホッテントリした改竄ネタがいまだに」
あ「過去の貯金。今日は、流入も落ち着いてるからはてブ、Yahoo!検索、ツイッター、Googleって感じだね。PVが多い時はツイッターと、はてブホッテントリからの流入が多いね」
ブ「もしあったとしても一桁くらいなのかなぁ...」
あ「かも知れない。まぁその一桁がブクマしてくれるかも知れないけど」
ブ「でもそのPVは...どうなのかな?」
あ「どう言う事?」
ブ「つまりはてなスターって別に何か「このスターを付けた人はどんな記事を書いてるのか興味がある」からクリックする訳じゃないでしょう?はてなスターは他人の記事に対して評価をしてるんだし。じゃあそのスターをクリックしてくる人って何を求めてくるんだろうか?」
あ「あぁ、確かにこのブログの記事が読みたくてクリックする訳じゃないね」
ブ「そもそも論の「読まれたいのか、PVが稼ぎたいのか」ってところに繋がる話でもあるとおもうんだ。誰かに読まれるために記事を書いて、だからPVが発生するはずなのにいつの間にか1PVは「1人見に来た」じゃなくてただの数字になってしまってる」
あ「確かにPVは読まれたことを示す数字なのにその数字目当てになっちゃう。数字は明確で判り易いから求めてしまうのは仕方ないけどね」
ブ「この前、僕○ヨ○ナガにNAVERに丸パクされたのに「オレのブログのリンクを貼れ」ってやってた~地○とかってやつと同じ発想なのかなー?」
あ「こうやって個人名ばっか出すから燃えるんだよな...」
ブ「そして一人の人間が書いてるからこの文章は対談になってない」
あ「同じ人間が振り分けて書いてる事が長くなったせいで二人とも同じになってしまっているね」
ブ「自覚があるなら別けろよ...(すんません)」


まとめ


あ「記事のテーマとか構成も書きたかったけど、そんなに好評でも無いシリーズにこれ以上力入れてもね」
ブ「そうだねぇ、今回は特にオチも付けずに終わってみようか」
舞台暗転。


・他人の記事を研究してみよう(良い記事・悪い記事)
・書き方もただダラダラ書くより色々試そう(創作・対談)
・文章は細かいディテールで印象が大きく変わる(句読点、行間、人称)
はてなスターから流入があるかも知れないけどよく判らない(実感は無い)


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