「だから、みんなブログ書こうぜ」...だから書いてるんだよ
・だから、みんなブログ書こうぜ。/デマこいてんじゃねえ!
http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20130602/1370136126
だからブログ書いてんだよ、という話であり、
書いた結果どうなってるか、という話でもある。
「デマこいてんじゃねえ!」さんの言うところのアウトプット手段としてのブログは確かに有用で、実際ブログを書いていると書きながら思いつく事が多いし、実際この記事はゴールを決めずに書きながら考えている。
論理的思考云々はブログをやってても付いてる人間もいれば変わらない人間もいるが、長文ブログをやればある程度の文章は書けるようになるのかも知れない。
元々mixiでも文字数制限に引っかかるような記事ばかり書いてたから個人的にはよく判らないが。
ブログのタイプによっても違うし、一概に「ブログをやればこんな風な...」とは言えないと思う。
だが、今ブログは、なかなか流行らない。
誰だって自分の話を聞いて欲しいし、自分の人生を肯定してもらいたい。すごいねって褒めてもらいたい。確かにその通り。しかし、人生を語れば語るほど、相手のテンションは下がっていく。「この人のようになりたい!」と感じてもらえる可能性は低く、「この人のようにはなるまい」と感じさせる場合がほとんどだ。人生は、面と向かって語るもんじゃない。まして、人生の教訓がどこかの本から借りてきた言葉ならばなおさらだ。
では、どこで語ればいいのか?
ブログだ。
しかしまずブログをやる前にTwitterをやってる。
で、そこでそれっぽい一言をツイートする。もし10人にふぁぼられれば充分満足できる。
自分の言いたい事を写真と共にFacebookに上げる。実名の自分のところにいいね!される。
それっぽいモノを見つけたら写真を撮ってフィルターで加工する。
「どうせあいつら空、犬、猫、おしゃれなカフェのカプチーノくらいしか撮ってないんすよ(via小藪千豊)」
インスタグラムでそれっぽい写真を上げておけばあら不思議。お手軽にみんなが褒めてくれる。
面白い画像を見つけたてリブログしたっていい。
承認欲求は満たされる仕組みになってる。実にお手軽に。
ブログよりもハードルが圧倒的に低い、自己主張と承認欲求のコンビニ。
長文を書く必要もない。
理論や論理は必要ない。
わかった風で、それっぽい一言。
人とは違う斜めの目線、思いつき、脊髄反射。
平凡な写真すらフィルターをかければお手軽なアンリ・カルティエ=ブレッソンの出来上がり。
承認欲求なんて喉の渇きより簡単に癒せる時代。
お金が欲しければNAVERでもやればいい。
ワイドショーでも観て話題があればそれを調べて貼り付ければそれで出来上がり。
あとはTwitterでつぶやいて拡散すればお小遣いになる。
自分の言葉すら必要ない。
信憑性の確認もいらない。
仰々しいタイトルと話題性、あとは既成の引用の概念を越えるコピペコピペ。
あっという間に400万PV。
2ちゃんのまとめサイトだって意外とお手軽にできるからあんなに数がある。
・6年間ブログ書いてて一番気持ちが萎えた反応/世界はあなたのもの
http://d.hatena.ne.jp/the-world-is-yours/20130602/p2
内容はタイトルそのまんまで、iPhone を落としたらディスプレイが割れたのでアップルストアに修理に持って行ったら、アップルケアに入っていたので4,400円で新品に交換してもらえたのでよかった、というもの。はてブもされなければ Twitter などでも拡散されてもいないが、そもそもなにかを狙ったわけではなく記録として書いた記事だったのだが、わざわざコメント欄で「2」という人からいきなり、よく「皆さんのお役にたてれば」みたいな事を書いているブログもあるが、少なくともウチのこのブログに関しては「じぶんがこう書きたい」からこそこうやって書いている。人に頼まれても書く気になんてならないが、自分が書きたければ長文だってさらさら書ける。
嘘を付けカス
と罵られた。
ブログの読者と言うのは勝手なモノで「読みに来てくださいね」と誘っていなくてもやってきて
「死ね」
「嘘つけカス」
「お前バカだろ」
など書きこんでどっかへ行く。
野良犬のマーキングみたいなもの。
ブログを書いて死ぬ理由なんてないし、嘘だと思うならスルーすればいいだけの話、バカかどうかは言われなくても自分で判断するしそんな事聞いてない。
PV目当てだろ?
金が欲しいんだろ?
実際、ブログをやってないから言える。
ブログなんて内職より効率が悪い。
この記事一つで数円になるかならないか。
時折、
「オレはブログで食ってる」
みたいな輩がるがあーいうのは、とんでもないPVを叩き出してるか、幾つかのブログを同時にやってるか。
そんなもん個人ブログで達成してるやつなんてほとんどいないし、なのにPV目当て金目当てとか揶揄される。
なんで数十円程度しか貰えんのに自分の人生のリソース使って記事書いて
「死ね」
「金目当ての便乗商法」
とか言われなきゃいかんのか。
嫌いならそれこそ見なきゃ良い。
無料で娯楽を提供してんじゃないんだよ。
ボランティアじゃねぇんだよ。
企業でも無いし、個人で書いてて、それで罵られる。
お客様ですらないのに何の上から目線なんだかよく判らない。
最近、知ってるブログが幾つかモチベーションダウンで更新が止まったりしてて悲しい。
みな口にするのは
「心無いコメントに疲れた」
そういうモノばかり。
いっそ個人ブログが無くなって、ネットがどれだけ面白くないものになるか見てみたい気もする。
原因は中傷コメントで。
傷つけられたくないからみんなSNSへ行き、ブログは廃れてしまう。
SNSなら嫌なものはブロックして、みたいモノだけ見ればいい。
ウチも先日モチベーションが思いっきり下がった。
それ以降、土日は休むようにしてみた。
PVはあまり意識してないし、読みたい人だけ読んでくれればいい。
拡散して多く読まれるという事は多くノイズも混入する。
読まれた結果が一方的に大絶賛、なんてまず無い。
ブログを書けばいいんじゃね?
って言葉には
でもブログ書いたら傷つけられたり、凹んだりする事もあるよ?
って注意書きも必要じゃないだろうか。
ブログを書く事で得る事もあるが、受ける筈の無かった傷を負う事でもある。
何かを大声で叫ぶと言うのは、それだけ色々なモノを引きつける。
望むものだけが得られるわけじゃない。
望まないものも沢山やってくる。
それは選択できない。
ブログで月間300万稼いでる。
ブログを書くだけで食えてる。
生活の手段ってんなら日常のクレーム対応と同じ事。
仕事してりゃあ嫌な客の相手もしなきゃいけない。
申し訳ございません、お客様。はい、おっしゃる通りなんですが。はい、はい。
仕事だから仕方ない。
納得できる部分もあるだろうし、自分に言い訳も出来る。
でも個人でやってるブログで、日給数十円数百円で死ねだの嘘つけだのバカだの罵られてまでやる価値があるのかないのか。
そうやって罵るやつはブログをやってないからこそ書きこめるんだよ。
こんな長文のブログを書くのにどんだけ手間がかかるか判んないからこそ死ねだの嘘つけだのバカだの書けるんだろう。
だからさ
だから、みんなブログ書こうぜ。
痛みが解らないやつに罵られたくもない。
一億総ブロガー時代が来ればいいのに。
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