Re:予定調和のアンコール

・予定調和のアンコール/TAKUYAONLINE
http://d.hatena.ne.jp/takuya/20120711/1341997685

今日はサッカーを皆観てるから誰も読まないだろう。
終わったのかな?
テレビを観てないからよく判らないけど。


それにしても“予定調和のアンコール”とは良いタイトルだ。
そのまま使わせてもらおう、っと。
別にこの記事がどーこーではなく「経験上、オレはこう思うなー」ってだけです。
はい。
結構、以前の(去年の七月)記事だしね。


リンク先は、元々決まりきったアンコールなんていらないんじゃないか?と言うお話。

だってアンコールやるって最初から決まってるなら、本編ラストで「次で最後の曲です」って言ったり、本編終わって「さよなら」って手を振ったりするの、それ全部嘘じゃんか。最後の曲じゃないじゃんか。どうせ戻ってきて演奏するつもりなら、しらじらしくそんなこと言わないでほしい


予定調和


んーと、これを読む人はJBって解るんだろうか?
ファンクの王様ジェームズ・ブラウン
あの人ってライヴ中に倒れるんですよ。
ぱたっ...って。

1m40secあたりのとこで急に膝をつくJB。
でマントをかけられて復活する。
いわゆる「マントショー」って呼ばれるお決まり事なんだけども。
毎回倒れて毎回マントをかけられる。時にはステージ袖まで引っ込む。
観客とコーラスは歌い続けて「帰ってきてくれJB!」ってやってる、と。
するとJBが復活してステージに戻ってきてシャウトする、って言う。
観客もみんな勿論判ってる。お客さんもキャーキャ言ってる。最近だとハマケンがやったりしてんのかな。


ギターウルフってなかなか始まらないんすよ。
待ってる間にラモーンズマニアを三巡聴いた事があるくらい長い。
ようやく出て来ても今度は仁義無き戦いのテーマが流れる。
赤い照明の下、ポマードで決めた髪を櫛で書き上げ、ビールを一気飲みする。
焦らして焦らして、鳴り始めるフィードバックノイズ。
ようやく始まる。
始まったら今度は観客をステージに1人上げてセイジはギターを担がせてピックを持たせる。
「思いっきり弾いてみろ!」
たまに上手いヤツがいるんだけど、ほとんどは弾けないでもなんかジャカジャカやってる。
でもそれはそれで良い。
その一連のお約束を観てて面白い。
次はセイジがステージ横のスピーカーのテッペンまで昇ってステージに向けてダイブする。
客を何人も上げて人間ピラミッドを造り、その一番上に乗って歌う。
バカバカしいが毎回やる。


吉本新喜劇のギャグっていつも決まってる。
決まってるから「あ、島木譲二出て来たから、パチパチパンチでポコポコヘッドでカンカンヘッドやって、角でやれって言われて途中までやってできるかってノリツッコミをやるな」って思ってやっぱりその通りにやる。池乃めだかがネクタイ外したら身長と一緒の長さだし、気合い入れるのにジャケット脱いで、すぐに着て「いや着るんかい!」って皆ずっこける。
吉本新喜劇は予定調和で出来てる。

予定調和で決まってるアンコールなんて無くて良いじゃないかってのは、確かに判る。
でも演者も後半は疲れてんだよね 笑
あれは休憩にもなってるんであってね。


期待を裏切る


サマーソニック2004のマウンテンステージの大トリがTHE MUSICで。
BEASTIE BOYSと迷ったんだけどマッドカプセル→BEASTIEって千葉マリンとTHE HIVES→THE MUSICって流れはあの距離を考えるとTHE MUSICになっちゃって。
それにフジで見た時はグリーンステージで不完全燃焼で終わってた。
だから大トリで完全燃焼出来るTHE MUSICが見たいってのがあった。
ライブはまぁ、良かったんですけどね。
でもアンコールを呼ぶ声はあっても結局アンコールは無かった。
普通大トリのバンドはアンコールやるもんなんですけどね。
2ndアルバム時期は過度のストレスでメンバーがかなりキツい時期で、今となったら「そりゃ解散するわな」ってのも理解出来るけど、あの時は
「アンコールは?マジでやらないの?え??」
って尻切れとんぼと言うか置いてけぼりと言うか。
結局、不完全燃焼のまま。
千葉マリンのBEASTIEを見に行く気にもなれず、今なら間違いなく千葉マリンに行ってただろうけど。
大トリはアンコールをやるもんだ、そう思っててやらないのはとても落胆が大きい。
だからサマソニ2004の二日目がそうやって終わったのは今でも覚えてるくらい。


ももクロがサマーダイブ2011極楽門と題してよみうりランドオープンシアターEASTでライブをやって。
そん時に13曲やってみせて、最後にアンコールが起こった。
でもオープンシアターの規則でそれ以降ステージを使えなかったんですよね。
だからアンコールは出来ずにメンバーは泣きながら「アンコールやりたい」って言ったんだけど結局認められずマイクで観客に謝って終わった。


CREEP


何度も何度も書いてるんだけどサマソニの、本当の一番最後にRadioheadはCreepを演奏した。
「GoodNight Every body.Thank You very very very...」
トムが言ったあとで流れ出したCreepのイントロにアリーナは爆発したみたいな歓声が沸き上がって、皆声を揃えて歌い出して。

ほんと「この曲が終わらないで欲しい」って思ったのはあの時くらいだろうなぁ。
歌が終わったあとも、周囲からは
「あ、もう死んでもいいw」「すごかったー」「鳥肌立ったよー!」
って声があがってて、そんな幸せな余韻の中花火が打ち上がって、その年のサマソニは終わった。


もちろんそういうアンコールの演奏でめちゃめちゃ感動したことも数え切れないほどあるし、誰かが損するわけでもないけど、やっぱり嘘は嘘だから。世の中そういうもんだよとか言いたくない。本編に全部詰め込んで完全燃焼してくれればいいのにって心のどっかでいつも思ってます

んー、でも嘘じゃ無いかも知れない。
ももクロは実際出たくても出れなかったんだし、予定調和として存在するアンコールとそうでないものはを観客は判ってないでしょう。
本当は無かったかも知れないアンコールをやってるのかも知れない。
予定通りかも知れない。
アンコールがあると思ってたのに無いかも知れない。

あると思ってるアンコールが無いほど寂しいものは無い。
「食事が終わったあとはコーヒーが出ます」って言われてたのに出ないままで、お店も忙しくて店員も捕まらないし、次の予定が詰まってるから店を出なきゃいけない。
たかがコーヒー1杯だけど「出て来る」と思ってるものが出ない虚しさよりは、食事が終わったあとで「え?デザートもあるんですか?」突然デザートが出て来る方がオレは嬉しいと思う。

そもそもアンコールは「嘘」じゃないんだよ。
その嘘で損をするなら「嘘」って呼んでも仕方ないけどね。
多く曲をやる事で観客が損をしたりすんのかな。
一度盛り上げてアンコールを挟む事でクールダウンさせる意味もある、演者が休む時間でもある。
激しく暴れるバンドなら終盤にアンコールを挟まないともたない人間だっている。
皆、若い訳じゃ無い。
盛り上がってモッシュも詰まりまくって、汗だくで、だから一度アンコール待ちで冷してもう一度盛り上がろう。
後半盛り上げるからこそ休憩がいる。


アンコールをやると思ってたのに幾らアンコールって言っても出て来ない。
それを体験すれば「アンコールを元々やるつもりだった嘘」か「アンコールをやると思ってたのにやらなかった嘘」か。
どちらに落胆するか。


そんなもん、ギターウルフなんて何度アンコールやるかwww
多分過去に四回アンコールに出て来たりとかしてる筈(テレビのスタジオ収録ライブでもやってたもんなぁ...)。スペシャのイベントで完全に枠をはみ出して演奏してた事もあったっけ。
いつも最後は、セイジが1人出て来て「あいらびゅ〜おっけ〜、この〜せかいに〜」ってやるんですけどね。

あれは予定調和じゃなくってやりたいだけやりまくってるんだけれど。
それでも最後にセイジが出て来ないとなんか終わった気がしない。
だから多分オレはこれからも「アンコール!」って叫ぶと思う。

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