電話の交換手を知らない世代

・カセットを知らない世代/増田
http://anond.hatelabo.jp/20130627183437


先日、某大企業の某(元)お偉いさんの送別会的な小さい飲み会があって、強制参加した(させられた)。
平均年齢が高い飲み会で、昔話がいろいろ出て来た。

「昔の電話は、まずかけると交換手に繋がって「××サンお願いします」と指名して一度電話を切って、待ってると今度は電話が掛かってきてその相手と繋いでくれるって言うのは知ってる?」
と聞かれたんで当然知らないと答えた。
映画・ドラマにそう言う場面はあるし、観た事もあるが体感した事はない。

昔は電話の無い家が多かったから、電話が無い人も当然いた。
例えば電話の無いAさんに電話をかけるなら、まずAさんの近所に住んでて電話を唯一持ってるBさんに電話をして
「すいません、Aサンお願いしたいんですけど」
とBさんに電話をかけ、Aさんを呼びに行ってもらう、と。
だから昔の黒電話にはカバーがかけてあったり、玄関に電話を置くのはその為なんだよ、と言う話をされてた。
近所に一件だけの電話。
だからそのご近所の人間は全員その家の電話を使う。
そういう文化があったんだそうだ。

なるほど。
確かに昔住んでた家では玄関に置いてあったな。
あれは昔の名残なのか。


時代ってのは変わる。
無くなる文化は山のようにある。

玄関にあるのは家に一台だけの黒電話だから女の子とかから電話かかってきても、「○○さんから電話よー」とか言われて、コードレスじゃない固定電話だからずーっと玄関で話さなきゃならんし、受話器のクルクルした線を指に巻きつけたりしながら長電話してると「いつまで喋ってんの?!」とか怒られて、いや、だって、そんなもん切れねぇだろとか、そーいう感覚はこれから先は体感できないし伝わらない。
テレビはリモコンも無くって、ガチャガチャとチャンネルを捻るタイプのやつ。
スイッチ入れると「ぶんっ」って音がしてブラウン管が徐々に温まって受像し始める。

ラジオを録音するときはカセットテープ。
オートリバースって言うA面とB面を手動で切り替えなくて良いヤツだから自然とA面の録音が終わるとB面に切り替わる。
友だちが先週テレビでやってたドラえもんがあるって言うから遊びに行ったら、カセットに録音したドラえもんの音だけを延々二時間聴かされたことがある。
勿論、ライン入力で録音なんてしてないマイクの録音だから生活音とか入ってて
「ちょっと、ごはんよー」
とかお母さんの声入り。


多分、オレが年をとった時若い人に
「ビデオにはVHSとベータがあってね...」
「フロッピー以前はカセットテープにデータを保存するPCがあってだね...」
「キミは5インチフロッピーを知ってるかね?ドクター中松が発明したんだけれどもね。ん?ドクター中松を知らない?あの醤油チュルチュルで有名な...」
そんな話をして
「けっ、老害め」
とでも思われるのかも知れない。
で、そんな若者も年をとって、その次世代の若者に
老害め」
って思われるんだろう。
昔の話をするの事は歳をとった証拠だとよく言うが、つまり過去の蓄積がこれから先の人生よりも長くなった、って事だろう。
逆に若者が夢を語るのは、これから先の人生が長い筈だからであって。


放っておいても誰でも年をとる。
老害に片足を突っ込もうとしてる自分としては、老害として精一杯ウザがられるためのネタを仕込んでおいた方が良い。
ところで「ログイン」って言う雑誌があったのを知ってるだろうか。
紙面にマシン語が延々書かれて...。

電話はなぜつながるのか 知っておきたいNTT電話、IP電話、携帯電話の基礎知識電話はなぜつながるのか 知っておきたいNTT電話、IP電話、携帯電話の基礎知識
米田 正明

日経BP
売り上げランキング : 13373

Amazonで詳しく見る