iPhoneの音質向上アプリ4種類を比べてみた
以前にAUDYSSEYの記事を書いた。
・ヘッドフォンに合わせて音を最適化してくれる「AUDYSSEY MEDIA PLAYER」
http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2013/07/28/121239
このアプリは使うヘッドフォン(イヤフォン)によって出力する音を最適化してくれると言うアプリで手軽にそこそこ良い感じの音が出せるので重宝するんだが更に良いものは無いか探してみた。
※DRM音源は再生できません
iPhoneを使いどれだけいい音で聴くか。
とは言えポタアン(ポータブルアンプ)に金をつぎ込んで持って歩くほどのオーディオマニアでもないし、そもそもウチのSHURE215では限界がある。
ローエンドじゃねぇ...。
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ドンシャリ(高温と低温にメリハリがある音)が出れば充分。
UBiO
色々試したけれど一番無難なのがこのUBiO。一部では結構有名。
この動画を再生すれば判るが音質向上が解りやすい。
プレイヤー画面。Twitterマークをタップすると
#nowplaying XXXX(曲名) - XXXX(バンド名) in UBiOのテンプレでジャケット写真とともにツイートされる。
ツイートのリンクはUBiOアプリへ誘導するようになってる。
この仕様はいらない。
イコライザー画面。
UBIO:UBIO機能のON/OFF
SILENT MODE:サイレントピース(イヤーチップ)使用時にONに
MUSIC/SPEECH:SPEECHで語学勉強用などに音質を最適化するそう
下部のタッチパッド部が、上下で高低音、左右で弱強になっていて赤い点を動かす事で微調整が出来る。
当然曲によって強調したい部分は変わるのでちょこちょこ変化させて使う。
450円だがそれなりにきちんと使えるしUIも簡潔で良い。
DENON AUDIO
アプリは無料。
プリセットされたイコライザを使うにはアプリ内課金で170円かかる。
プリセットEQは、以下11種類。
Flat、10band、Classical、Live Tracks、Loudness、One-Third Octave
Restorer、Small White Buds、Smooth Jazz、Studio Cans、Vocal Booster
細かく調整する事も出来るのでこだわる人には良い。
波形の表示も楽しい。
ただプレイリストで再生する方式なので再生するには一曲単位か、プレイリストに放りこんで再生する模様。
その辺りの使いづらさが今ひとつ。
アプリは無料なので一度試してみればわかる(課金しない状態だとイコライザーは変更できない)。
T×DOLBY Music Player
こちらはドルビーが公式に出している音楽プレイヤー。アイコンはTSUTAYAみたいで少々ダサい。
CCCと一緒に作ったから仕方ないんだが。
上部にプリセットのイコライザー、下部にサラウンドの切り替え、低音ブーストなどが並ぶ。
自分でカスタムした調整をセーブできたりかゆいところに手が届く。
さすが公式アプリ、高性能。
無料版もあるが一日15分だけ使える試用版との事。
いきなり金を突っ込むのは...って人はそれで試せばいいようになってる。
Audio-3D Player 7.1
※2014/5/14時点で配布終了の模様
Demoをタップすると7.1を疑似体験させるデモが流れる。
スピーカーをタップしてやるとそれぞれの対応するスピーカーから音が流れる(いるように感じさせる)ようになってる。
LS/RSとL/Rとの出力が微妙な差、って言うのは仕方がないか。
ヘッドフォン、イヤフォンによっても聴こえ方が変わるだろうけど。
高低音調整。
- 2から+2までそれぞれ5段階。
こちらはサラウンド調整。
音場が変わって聴こえる。
ただし7.1と併用はできない。
2chの3D音か7.1のどちらか。
イコライザーアプリ、としての機能は微妙。
なかなか面白いアプリなんだが曲順が...。
日本語だけならまだしも海外のモノも順番がバラバラ。
さすがにこれは何とかしてほしい。
まとめ
値段 | 機能 | 操作感 | |
UBiO | 450円 | タッチパッドでのEQ | ◎ |
DENON AUDIO | 170円(課金) | EQプリセット11種 | ○ |
T×DOLBY | 250円 | EQ、DD | ◎ |
A3D Player7.1 | 0円(500円) | 疑似7.1ch再現、簡易EQ | △ |
「操作感」はプレイヤーとしての操作感。
A3Dは曲順がダメダメなので。
興味があるなら、まず試用版のあるDENONやT×DOLBYで試すのが良い。
Audio-3D Player 7.1は今なら無料なので是非。
プレイヤーとしてはUBiOが使いやすい。
T×DOLBYも公式だけの事はある。
細かいEQにもこだわりたいならDENONかT×DOLBY。
A3D Player7.1はEQやプレイヤーとしては弱いが7.1の疑似体験ができるので面白い。
この手のアプリは、人によって合う合わないもあるし、こだわる部分が違うので「これが一番!」とは言いづらいところ。
しかしUBiOとT×DOLBYは落としても損は無いんじゃないかな、と思う。
ウチのお勧めはUBiOですがね。
がっつりドンシャリを出しきれるわけでもないし隅々までの詳細調整はないんだけども、これだけ出せりゃいいだろって言う音がプリセットで出るからお手軽。
あとEQ画面が好きなんすよ。
黒地に金で昔のオーディオ機器みたいな。
ヘッドフォンも良いものにしないとね。
BOSEの新しいノイズキャンセリングも良いなー。
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