・本のレビューを眺めていて思ったこと/かみんぐあうとっ
http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20130910/p1
続編がすべて「ハズレ」だとは思わないけれど、1冊目よりは質が落ちる、評価されないというのはあるのかなぁと。内容が薄かったり、1冊目で書かれていたこととタブっていたり、2~3行で済むような文章を十数行に膨らませて書いていたり・・・ストーンローゼスの事かーーーー!!!(言いがかり)
「ショーン・オブ・ザデッド」でもセカンドカミングはゾンビに向かって投げつけられてた。
いや、オレは嫌いじゃないよ、セカンドカミングって当時だからまだアレだったけど、あー言う音って今だったらさ...とか語ると洋楽通っぽくなる。
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レディオヘッドだったら1作目の「パブロハニー」を投げても良いけど2作目「ザ・ベンズ」は投げるな、とか。
一冊目は良いけど二冊目以降がダメ...。
あぁ、森○嗣か。
「Perfect Insider」は真賀田四季っていういい感じの“天才”を生み出してとてもいい感じなのに以降は、わちゃわちゃきゃーきゃー。
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そういう意味では、蘇○健一もそうか。
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2とかやるネタじゃないし、最近じゃあ恋愛小説を書いてるらしい。
海外のテレビドラマだと1話目はお試しなのでタイトルがいつも「パイロット(版)」になってるのは有名な話。1話目がダメだったら2話目は作られない。
だから必然、1話目は急展開で「次回どうなるんだ?!」って謎が引きの状態で作られる導入部が多くなる。
まずはキャラ紹介から...なんてやってたらパイロットだけでお蔵入り。
ヒットすればいつまでも完結せずにダラダラ造られていくのも独特の世界。
だからERとかCSIとかLOW AND ORDERなんてずーーーっとやってるしスピンオフもある。
映画なんかで1作目を越える2作目ってあんまりない。
ほぼパワーダウンする。
エイリアンとかターミネーターはだから稀有な作品。
007は1作目のコメディ「カジノロワイヤル」が無かったことになって、実質的な2作目「ドクターノー」から本格的にシリーズが始まった。
ダイハードは、1と2は良かったのに3でコケる。
パトレイバーは1でエンタメをやって、2で全く違う方向性を出して押井守イズム満タンでやったからあれはあれでアリだけど、越えた越えてないの軸では難しい。
悪魔のいけにえ2は、1が歴史に残るようなホラーだったのにデニス・ホッパーだけが元気なコメディだったし、死霊のはらわたは1がなんか微妙で2で吹っ切れて3では遂にタイトルまで「キャプテンスーパーマーケット」っていう素晴らしいバカ映画に仕上がってあれは1<2<3の順で後半尻上がりに面白い。
シリーズは難しい。
初めからシリーズ化が決まった上で作られる1~2作目と、1作目がヒットしたから造られる2作目とではそもそもの動機からして違う。
想定済みの2作目は既定路線。
でもヒットした1作目の続編は「1作目がヒットした」だから造られる。
だから難しい。
なにせ作品と言うのは造られる段階ではヒットするかどうかわからない。
なのに二作目と言うのは「あのヒット作の続編」とハードルが上がりきった状態で作成される。
だから真正面からそれをやって越えるのは難しいし、方向性を変えたり舞台や指向を変える事で「2作目」という軛から抜け出す。
人は誰だってい言う。
代替わりした寿司屋では
「オヤジさんの握る寿司は美味かったなぁ。修業しなきゃあね」
息子がそう言われる。
息子が同じ味を再現しても客は認めてくれない。
同じじゃないか。変化が無い。進歩がない。
だからってフランス料理のテイストを取り入れてみたりするとおかしな事になって店は潰れる。そーいうことじゃない。
初代は初代、次は次。
そう割り切るととてもいいものが出来る。
マッドマックスだって1の次がモヒカンで溢れる近未来とは思わんかったもの。
今や「マッドマックス」と言えば2以降のイメージが一般的。