「仮面ライダーガイム」のドリアンライダーを観て考えたこと

仮面ライダーガイムを頑張って観ている。
リアルタイムで目がテン→がっちりマンデー!!→飯を食いつつライダーを観るいつもの日曜日。
次回はスイカかー...。
フランキー将軍みたいになっとる。
侍でロボットだから武者ガンダムやんけ、とツッコむ。
仮面ライダー鎧武 (ガイム) AC01 仮面ライダー鎧武 オレンジアームズ
ガチムチのターバン巻いてる新宿二丁目系のおっさんがドリアンのライダーに変身する。
おっさんはレッドホットってダンスチームのやつからベルトを奪う。
ベルトがあれば誰でもライダーになれるわけだ。


ヒーローは特権がある。
スーパーマンはクリプトン星の宇宙人だし、孫悟空も宇宙人。
X-MENはミュータント。
アイアンマンやバットマンは、人間だが大富豪であり、科学技術によって特殊なスーツを作り出す。
日本ならタイガー&バニーみたいにスポンサーもついてテレビ中継もされる。



アメリカで金の無い普通の人間がリアルにヒーローやればKICK-ASSやBAD ASSになる。
ホームレスでも一般人でも。
日本ならサムライフラメンコとかになる。


元々仮面ライダー本郷猛はショッカーに攫われ、改造人間にされてその復讐としてショッカーと戦った。
V3も瀕死の重傷を負ったところを改造人間になりデストロンと戦う。
昭和ライダー後半、仮面ライダースーパー1は惑星開発用改造人間だし、仮面ライダーBLACKも改造手術。
昭和ライダー「改造手術」を経て「仮面ライダー」に変身する。
S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーBLACK

平成ライダー「仮面ライダー クウガ」
ここで改造人間と言う設定が取り払われる
クウガは古代遺跡から発掘されたベルト状の遺物によって変身。
元々世界を股にかける冒険家であり、体力など運動能力は高く素養があった。

続く仮面ライダーアギト、ギルスも遺物からの変身だが、ここにG3が登場する。
G3は現代の人間が開発した対未確認生命体用強化服で、ここでライダーと言うものが人間で開発できる技術力の延長線上として描かれる。
昭和ライダーの「悪の組織の謎の改造技術」だったものが平成ライダーで「過去の遺物(オーパーツ)/技術」になり、G3で「現代の最新鋭技術」になる。
S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーエクシードギルス

そして2002年の「仮面ライダー龍騎」。
仮面ライダー龍騎には13人のライダーが登場し、それぞれが敵対し戦う。
ネットニュース配信者の新米記者が偶然デッキを見つけライダーバトルの渦中に巻き込まれていくわけだが、ここで主人公は記憶喪失でも無ければ戦闘訓練を受けているわけでもない。
いわゆる「一般人が偶然手に入れたものによってライダーになる」という「ヒーローの特権性」が失われる。


少し話をズラす。
ロボットアニメでの主人公は特権的である。

アムロ・レイは開発者テム・レイの息子で、ニュータイプとしての素養があったためにガンダムを「一番うまく使える」訳で、だからセイラが代わりに出撃してもあくまで代替えにしかなれない。
シャアは
モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを 教えてやる!」
といい、ランバ・ラル
「しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ!そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな」
と言うように、シャア・アズナブルモビルスーツの性能以上に技術を用いてん戦闘能力を高め、アムロ・レイモビルスーツの性能に頼りながらやがて技術(ニュータイプとしての覚醒)がそれを越えて行くためにマグネットコーティングが必要になる。
しかし最終回を迎え、ニュータイプが人の革新であり、ホワイトベースの搭乗員はニュータイプとして覚醒する。


いわゆる特権的な「スーパーロボット」の系譜。
そして1982年「戦闘メカ ザブングル」において物語の前半後半で主役機が交代する。
ザブングル→ウォーカーギャリアで、これはZガンダムでのMkII→Zガンダムや、エルガイムエルガイムMkII、ダンバイン→ビルバインなどにも見られる。
主人公機は特別ではあるが、シリーズ前半で特権的だった主人公機は、主人公の成長に比例せず旧機体にとって代わられ、破壊されるか別の人間が搭乗する。

高橋良輔装甲騎兵ボトムズ」はダグラムからのリアルロボット路線で、主人公の搭乗するスコープドッグは一般機で、カスタムメイドなどを施すがベースは特権的ではない。
主人公の能力こそが普通の機体であれ普通以上に活かし、主人公が特権的な能力者。
レッドショルダーであり神の候補。
装甲騎兵ボトムズ スコープドッグターボカスタム レッドショルダー サンサ戦 キリコ機 AG-V11
1994年、機動武闘伝Gガンダムで世界各国のガンダムが登場しガンダムバトルで宇宙の覇権を争う。
ここには無数のガンダムが登場するが、そこに登場するのは各国の威信をかけた代表であり、特権的な能力者が搭乗している。
「ガンダム」とは固有の名前ではなく各国のガンダムファイトに参戦する機体に付けられる名称になっている。


話を戻す。
かつてアイドルは特権的で一部の美少年美少女が成り得るものだった。
しかし浅ヤンでモーニング娘。を誕生させる際にそのスターシステムを見せる事によって誰もがアイドルになれると知ったように、おニャン子クラブで普通の女の子がアイドルになれたように、オーディションを受ければ普通の女の子がAKB48になれる。


そして今度はベルトを手に入れれば誰でもライダーになれる。
それが仮面ライダーガイム。
ガチムチの二丁目のひとでもベルトを手に入れればライダーになれるし、戦闘訓練を受けていない人間でも戦える。
秘密だったライダーは、作中でテレビ中継され、その戦闘を皆で観る。
「戦いとはエンターテイメント」
とガチムチのおっさんが語ってたが。

ライダースーツは人間の能力を拡大させるが、元々の素養はついて回る。
魔法少女が、宇宙のエントロピーシステムへのエネルギー供給の一環だったように、今回のライダーも何かしらの思惑の一環らしい描写があるし、これから楽しみにしてるんですが、さてあのドリアンは後半まであの感じでずーっと行くんだか...。
スタッズはカッコいいけど、ドリアンの臭いを武器にしたりしないだろうなぁ...。


などと昨日の朝、考えながら飯食ってた、と言うお話。
休みにぼけーっと考えてたのでオチはありません。

脚本を書くにあたって、武部プロデューサーからは、クウガ、アギト、龍騎、555あたりの『平成初期の仮面ライダーに立ち戻りたい』と言われたそうです

そして、複数ライダーによるライダーバトルが設定にある中で、虚淵玄さんはライダーバトルの原点は仮面ライダーBLACKとシャドームーンの戦いにあると考えました

多人数ライダーというコンセプトで龍騎を超えられることはないので、BLACKにいろいろな仮面ライダーがいて、ヨーイドンでみんなでトーナメントをしていく展開がいいと思っている (原文まま)
と語られています


仮面ライダーガイム誕生秘話、虚淵玄さんのインタビューまとめ

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