映画『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』(6.28公開)予告【公式】 - YouTube
劇団ひとりがアドリブのみで24時間のキス我慢に挑んだ、「ゴッドタン」の大人気企画「キス我慢選手権」の劇場版。何も知らされないまま撮影に突入し、全く状況の分からない劇団ひとりの前に、セクシー女優や恐怖の傭兵軍団が次々と登場し…。キス我慢選手権THE MOVIE観た。
ゴッドタンは大好きでずーっと観てるし、マジ歌でイベントやったり、キス我慢が映画になったり、深夜バラエティとしては異例の展開で愛されてる番組だなぁ、としみじみ。
ゴッドタンファンのためのボーナストラック映画。
だからテレビを観てるか観てないかで大きく感想が変わる。
キス我慢選手権は「セクシー女優からのキスの誘惑に耐える」のが本来だったのに、劇団ひとりとみひろのアドリブ合戦があまりに見事で、ひとりのパートだけ「アドリブ劇を楽しむ連続シリーズ」になった。
初期のひとりとみひろに成松が乱入、かすみ果穂が裏で糸を引いてる...辺りからストーリーが大きくなり始め、テレビシリーズのファイナルでみひろが実は世界を滅ぼす生物兵器の設定になり(止めるにはキスしないといけない)第5回・キス我慢ファイナルで入江雅人やナイロン100℃のみのすけ氏が出て来て本格的に役者陣が出演を始める。
みひろとのストーリーは一旦終了。
「サー、バルス!」
第六回キス我慢で「秘密結社“赤い闇”の暗殺者 砂漠の死神」設定が登場。
今回の劇場版はそのストーリーに繋がってる。
紗倉まな、葵つかさ、岩井秀人という出演者が第六回と共通してる。
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ゴッドタンの他コーナーの出演者もゲスト出演していてあいな(マジ嫌い1/5)、マキタスポーツ(マジ歌)や東京03、バカリズム(キレ女塾)、杉作J太郎に吉田豪(ゲーセワニュース)などゴッドタンを観てるとニヤニヤ出来る。
ゴッドタンを観てれば当然楽しく観れるし、しかしこの映画だけを急に観れば
言うまでもないが本来「キス我慢選手権」与えられたシチュエーションの中で、事あるごとにしつこい位にセクシー女優からキスをせがまれ、それを我慢する。「劇団ひとりのキス我慢は我慢より、アドリブを観賞するもの」が分かってない勘違いな感想になる。その際にセクシー女優のドキドキするような演技が正に深夜番組って感じで良かったので、そんな「キス我慢選手権」が映画化されるという事で楽しみでしたが・・・
全体を通してセクシー女優が劇団ひとりにキスをせがむのは3回くらいしかありません。
あとは永遠と、とても手の込んだシチュエーションコントを見せられるだけ。もちろん劇団ひとりの芸達者さや、くさーいセリフには爆笑。おぎやはぎとバナナマンにガヤも楽しめます。
が、本来の「キス我慢選手権」を期待しない方がよく、劇団ひとりの才能を存分に堪能できる作品といった感じでしょうか。
決してつまらない訳ではありませんが、キス我慢選手権ではないと思います。
まぁ深夜で放送してるような作品では映論の認可は下りないかもしれませんね【ネタばれ】「キス我慢ではない。」 ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE/ユーザーレビュー - Yahoo!映画
既存のテレビでもひとりのパートは、キスよりもアドリブに主眼を置いてる。
劇場でこれを観ているならきっとドラマ映画的な印象があるのに、レギュラーメンバーら(おぎやはぎ、バナナマン、松丸アナ)がロケバスからひとりのアドリブ芝居をモニターで観ているいつもの番組構成なのだけど、今回は同時進行の刑事パート(渡部いっけい、斎藤工)があり、そちらはアドリブでは無く脚本ありの本格芝居で、完全フィクションとアドリブのフィクションとそれを見るメタ視点が劇中にあることで、メタフィクションの構造になってるから余計ややこしい。
このごちゃまぜ感はやはりバラエティならではなのだろうけれど。
隅々の作りの雑さ(特に「赤い闇本部」のパート)はいつものバラエティ感。
あの雑でチープな罠を「どうやって本格的なモノに見せるか」というところにもアドリブ芝居が問われていて、ひとりは肩の関節を抜くというリーサルウェポンネタで突破。渡部いっけいのアンデッドブレード作成にいきなりひとりの腹を刺すのはさすがにやりすぎだろと思ったら当然刺された経緯はどこかで無くなる。
岩井秀人とみひろの熱演はさすがで、とはいえみひろの存在はなかなか難しく、テレビ版で一度終了している亡霊だから背景にストーリーはあるのだけれど、葵つかさとひとりの関係性は曲げられないので、みひろがキスを迫るのはストーリーを積み上げた最後の最後になる。
かつての恋人を生かすためのキスか、今の恋人を殺すためのキスか。
ところが両方としちゃう 笑
まぁ、この展開はテレビ版の4回で静止を聞かず長澤つぐみ、みひろ二人とキスし続けるって事件があったので範疇でしょうが。
「五賢者」としてモニターの五人が出て来て、確かにそう言えば番組当初神さまって設定だったよなと思いだしたが、あの五人を「五賢者」にする事で急にアドリブ芝居に巻きこもうとした展開は面白いが、さすがに急に観客の五人がそれっぽい芝居を出来るわけもなく設楽がそれなりに頑張ってたけど。
東京03の扱いの雑さはいい感じ。
蹴り一発で倒される雑魚役に三時間待ってたのにはウケた。