電子書籍は便利なんだけれども、紙でしか出ていない本も多い。
急に読みたくなって買うのだけれども、電子書籍と同時に持って外出すると重いし不便に感じる。
そこで優先して読むものは、部屋では紙の本。
外出時と就寝前は、電子書籍と決めてる。
電子書籍は突然セールが始まり、ついつい安いからと思ってポチる。
買った勢いで他の本より優先して読み始めたりする(勿論後回しにしてもいいのだけれども)。
これをやると紙の本と電子書籍が複数同時進行で読んでいくことになる。
いわゆる併読、というか乱読の状態。
今だと
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これらを同時に読んでる。
普通、一冊の本をひたすら読めば脳の中に
甲-1
甲-2
甲-3
甲-4
という風に記憶が連なる。
ところがこうやって乱読すると
甲-1
乙-1
丙-1
丙-2
乙-2
丙-3
甲-2
丁-1
丙-4
甲-3
などとゴチャゴチャになって、HDDでいう断片化のようになる。
甲-3
まで読んだわけだけれど、次に乙-3を久々に読もうとするとその前の乙-2の記憶は随分以前に読んだものになる。
しかしここでその記憶をたぐって読み始める、という時になにやら脳が動いている感じがする。
どこまで読んだか、どんな風だったのか。
毎回、前回の記憶を思い出す作業を挟むことになる。
軽い脳トレとでも言うか。
脳のシナプスはアクセスが少ない部分がどんどん劣化していくわけだけれども、こうやって乱読をしてランダムにアクセスさせる事が効果があるのかどうかは知らないけれど、一冊の本をどっぷり読み込むよりも何やら脳を使っている感じがするし、しかも小説などの物語と歴史やITなどジャンルをバラす事で本ごとに読み方(視点の置き方)が変わる。
この「視点の置き方を変える」という事を意識出来るのもこの乱読の面白いところだろう。
小説ばかり読んでいれば「物語の中に視点を置いて読む」のが当たり前だが、歴史やITだと視点を引く事になる。
乱読になれば本を開く度に「この本は……」と毎度調整をするわけで、その感覚や意識を変えることを意識しながら読むというのがとても面白い。
外山滋比古「乱読のセレンディピティ」は数冊読み終わったら購入するつもりなのだけど、こーいう事が書いてあるのかなぁ、と想像した。
違うかも知れないけれど。
それにしても、まるでエッセイみたいな記事だ。