未熟なのは若さのせいではないし、老いてもひとが成長するとは限らない

「老いる」とはどういうことか (講談社プラスアルファ文庫)
どん底に落ちてみないと見えないものがある - ICHIROYAのブログ
※言及の割に趣旨が違うし(読んでいて連想したってことなのだけれど)当たり前の小ネタなのでnoteに書こうかと思ったが、余計読まれないのでこちらに


映画のモティーフにもなったスタンフォード監獄実験

スタンフォード監獄実験 - Wikipedia

ざっくりいえば、

人を集めてそれぞれに「看守」「囚人」と役割を割り振り刑務所で生活させたところ、

自然とそれぞれがその役割に応じて行動した、という皮肉な結果が出た。

「役割に応じてひとは行動する」のだから

「役割・社会的地位・職業」「経済的状況」「環境」

にも大きく左右される。

部長になれば部長っぽく、社長になれば社長っぽく。


だったら、いいスーツとジャージでも、人間性が変わるかも知れない。

童のときは語るも童の如く、思うも童の如く、
論ずるも童の如くなりしが、人となりては童のことを捨てたり

コリント人への手紙 or GIS攻殻機動隊

美しい蝶は、芋虫だった自分を『醜い』と思うのか。芋虫は、美しい蝶を見て『羨ましい』と感じるのか

LYLICAT

ひとは自らが若ければ若いことを誇り、老いている者を批判する。

いずれ自分も老いるのに「老い」自体を否定的に考える。

しかし自分が老いれば今度は若者の甘さを批判する。

老いるだけではなくひととして成長するのであれば、

そんな若者の甘さもいずれ自覚するだろうと、

なにも言わずに黙認するかもしれない。


自分がどこにでもいるオッサンオバハンになるなんて想像もしてない。

しかし、そこら辺のオッサンオバハンも若いころは皆そう思ってた。


「説教なんてされたくない!」

と叫ぶ人は説教される要因があるからそう思うので、

説教すらされなくなり、

やがてする側になれば説教なんてするものでもないよなと思うし

する側の気持ちもわかる。


もちろん老いても何も学ばない方もゴロゴロしてる。

そういうひとは棺桶に入っても理解できない。


ひとは誰しも老いる。

しかし経年変化と成長・成熟が一致するかは必ずしも一致しない。

若いからといって必ずしも未熟でないように、

老いたからと言って成熟した人になるとも限らない。

「成長・成熟」「変化」「老化」

それらは等しくない。


とはいえ役割を与えられれば、それなりに行動するのが人。

役割を得て、

それなりがそれなりで終わるのか、それ以上になるのか。

そこの分かれ目が資質なのだろうけど。


少なくとも自己肯定と逃避ばかりして、保身をし

「アタシが間違っていると言うお前が間違ってるし、理屈とか関係なく絶対にアタシは悪くない」

と他人を否定ばかりしているひとは、幾ら経っても成長はないだろう。

そんだけ。


詳細な「アタシが間違っていると言うお前が間違ってるし、理屈とか関係なく絶対にアタシは悪くない」に関しては別記事でいずれ。