コメディ・ミステリー映画「名探偵ゴッド・アイ」

名探偵ゴッド・アイ (字幕版)

捜査中に視力を失いながらも、天才的な直感と卓越した想像力で多くの迷宮事件を解決に導いてきた名探偵ジョンストン。“神の目(ゴッド・アイ)"を持つ彼の才能に憧れを抱く女性刑事ホーは、行方不明になっている同級生の捜索を彼に依頼し、二人三脚で捜査を開始する。そして未解決の女性連続失踪事件との接点に近づいた瞬間、事態は思わぬ方向へと転がり始める…。

監督ジョニー・トー
主演アンディ・ラウと言うことで観てみた。
とはいえ同じジョニー・トー監督作品でも「エレクション」みたいにヒリヒリしたクライムサスペンスを期待すると方向が違う。


アンディ・ラウは視力はないけれど推理力で難事件を解決する名探偵。
そこへ頭はよくないけれど運動神経抜群な女刑事サミー・チェンが自身の幼いころの事件解決を依頼。
サミー・チェンは休暇をとりアンディ・ラウのアシスタントとして共に事件解決のために活動する、といった具合。
頭脳派&肉体派という明快なバディもので、とはいえ相棒とは違い一方が視力が無いわけで、犯人に襲われたりしても肉体派独りで戦わなきゃならないわけでなかなかつらい。

Blind Detective (盲探) Official Trailer HD 2013 - YouTube
おまけにこのアンディ・ラウ扮する名探偵ジョンストンは憑依型、と言うか事件が起こったシチュエーションを再現して推理を行う。なので「被害者は失恋してやけ酒を浴びるように飲み、公園の噴水でずぶ濡れで暴れた」となればアシスタントのサミー・チェンにやらせて(自分はやらない)、「夫婦喧嘩の果てに階段から突き落とした」となればサミー・チェンにやらせて(一度落とすがダメージ軽減のクッションが多すぎると外してもう一度落とす)、「被害者は恋人の名前を入れ墨で入れていた」となればこれまたサミー・チェンにやらせて(いや、それ消えないだろ)しかも拒否するかと思えばそういう指示に唯々諾々従うマゾなサミー・チェン。うーん。
惚れた弱みと言うかなんというか。
事件を忠実に再現するにしろ、自分が体験してなんぼだろうになぜか痛いことは全部やらせる都合のよさ 笑

サミー・チェンはお馬鹿で肉体派の刑事役をがんばってるけど、そこはかと見える美女感。
そりゃあもともとの造りがモデル体型ですから。
コメディエンヌも大変。

もちろん名作「エレクション」辺りと比べてしまうと落ちるけど、コメディ・ミステリーとしては面白い佳作。
ミステリーと言うほど入り組んだ謎があるわけではないけれども、映画の主眼は盲目探偵とそのアシスタントの関係とやりとりなので。
なかなかでした。
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